相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20210808-OYT8T50042/
・40代女性会社員、姉には子供が2人
・姉はお金に困るたびに母や姉の夫の親に援助してもらっている
・姉の子供の1人が結婚することになり、母が自分の所有地の一箇所を結婚祝いとしてあげるつもりのよう
・いずれその子に近くに住んで欲しいと思っているよう
・私の家庭はお金に余裕があるため母から全く援助してもらっていない
・母が築き上げた財産なのでこれまでの姉への援助には目をつぶってきた
・しかし姉の子に土地をあげるなら私の子供達にも同じようにして欲しい
・姉の家庭は経済的に厳しいので、今回の援助にも目をつぶるべきか
兄弟姉妹がらみのご相談が続きますね。骨肉の争い、という言葉が頭をよぎります。
お姉さんの夫さんはどうしてるんでしょうか?
お姉さんは双方の親に頼ることばかりするんじゃなくて、自分とこの経済状況について夫さんとちゃんと話し合って何らかの解決策を講じるべきなのに、万策尽きてしまっているのか。
おっと、お題は目をつぶるか否か、ですね。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「ハートブレイク」
・では、どうするか「真実」
・得られるもの「平和」
・現状「皇帝の逆位置」
兄弟姉妹間で能力差があると、親としては全員を同じように扱うというのは難しいようですね。
持てる力がある方を贔屓する
持てる力が少ない方を援助する
持てる力がある方を「あんたは大丈夫でしょ」と放置する
持てる力が少ない方を「お姉ちゃんと比べてあんたはダメね」と腐す
どのケースも自分とは違う扱いをされている相手に平常心ではいられませんね。
お姉さんと扱いが違うということは今に始まったことではないのでしょう。
しっかりものの妹という役割、それはお母様にとってはせめてもの安心の縁(よすが)だったことでしょう。
しっかりものの妹でなければ本当はどうしていたか。
本当は何がしたかったか。
どうして欲しかったか。
その未完了部分の見極めがまず必要。
姉妹が公平に扱われなかったという思いは、例え子供たちが同じように土地を貰っても解消されないからです。
お母様が姪御さんを近くに住まわせるというのは老後のケアをアテにされているとこもあるでしょう。
ひょっとすると、これまで散々してあげたんだから、という思いがあるやもしれません。
しっかりものの妹でいたことのメリットとデメリット、それと公平に扱われなかったという痛み、これを分けてください。
しっかりものの妹という役割を手放し、その有能な力を自分自身のために使えば、お母様から貰う以上のものを手にすることができるのでは?
回答です。
親孝行したんだ、と言い聞かせるわけです。それで気が済めばいいですが。
滝詣連続362日目(2021/08/09現在)
雨のあとは苔の緑がキレイ