適職はなにか、というご質問が相変わらず多いのですが、基本的にやりたいことやればいいと思います。やりたいことがわからない人が、私に向いてる職業はなに?って探しちゃうんですよね。
適職と同じく、異性との相性を気にされる方も多いですけど、つまりこれですよね。
相性がいいとか悪いとか、そんな打算で人と付き合うことしか考えてないような人で幸せそうな人はいない
失敗のリスクを恐れているだけというか、ショートカットを望んでいるだけというか。
いずれにしても自分が感じていることは二の次です。
で、占い師に向いてますか?というご相談も相変わらず多いのですが、同じご質問にも2つのケースがあります。それは、すでに占いをやっていらっしゃっていて向いてるかどうかと尋ねられる場合と、まったく未着手で他所で向いてるって言われたからほんまですか?と尋ねられる場合です。
前者の場合は、好きでやってるんだったらやればいいと思うんですよ。で、占いが好き!でやってらっしゃる方で向いてるかどうかわざわざ尋ねて来られる方もありません。尋ねられるということはなんか不安要素があるからですよね。っつか、自分で見ろよ、ってカンジですがwww
で、後者の場合ですが、まあ私も占い師が天職と言われたわけですが、私に占い師になることをすすめたNさんは西洋占星術の方でしたので、何をもってそう判断されたのか私には皆目わかりません(ちなみに愛人が天職ってのも教祖が天職ってのも)。
四柱推命では、印綬を多く持ってらっしゃる方に占い師が向いてるよ、と言われる事が多いようですね。ま、よそで占い師が向いてるよ、と言われたという方の命式を見させていただいたらだいたいそうです。ちなみに私も印綬格ですし印綬が多いです。
超ちなみに、里見先生のところで占い師が向いてるよ、と言われたM本N子さん(見てますかー?M本さんっ)、彼女の命式を見てもですね、私だったら占い師になることはおすすめしません、もっと他に向いてるというか適性を発揮できる分野がありますもん。占いはあくまでも多芸な彼女の一部分ですね。
でも。
印綬が多けりゃ占い師に向いてるのか、というとそんな単純なものではありません。
占いはあくまでもツールです。そのツールを使って何をするか、ということが重要なわけです。
たとえば家を建てるとしましょう。ゼロから家を建てるためには何をすればいいか。
んーと、まずは土地を探しますかね、で、そこにどんな家を建てるかを考えますかね、で、設計事務所を決めますかね、建築業者も決めて資材を調達して作業をすすめていきますかね、内装やらエクステリアとかいろいろありますよね、完成して月日がたてば改装とか修理も発生しますよね。
家をたててそこで生活をする、という一連の工程の中でどの段階の作業をするかということで任せる業者が違ってきますよね。
占いも同じです。占いで何をするか、によって適性が違ってくるわけですよ。
断易では株価を見るということに特化した方がいらっしゃいます。まー、名付けとか家相とかもそうですよね。名付けをするための占いと家相を見るための占いでは全然やることが違います。タロットで株価を見ることは可能でしょうけど、占いの技術以上に株価に対するセンスが必要ですよね。
あ、そうそう、どっかで書いたけど、私の感覚では占い師ってSEなんですよね。
印綬の『い』の字もないのにバリバリの占い師さんがいらっしゃいます。たしかに占いは使ってるけど、やってることといえば事業なんですよ。1対1で悩み相談ってカンジじゃないんですよね。
あ、そうそう、アメブロでもともとは一介の占い師やセラピストだったのにあっというまにセミナー講師みたいになってる人いるじゃないですか。そういう方ってきっと、印綬じゃなくて建禄とか正官とかだと思うんですよね。たまたま占いやセラピーに携わったけど、最終的には会社や組織、システムを作り上げて行く事に多いに適性を発揮された、ってカンジですね。
私にとっては占いは問題解決、悩み相談のためのツールですけど、占いそのものが好き、楽しい、って方も多いですよね。そういう方は占い師ではなくて占い研究家なんですよ。そんな方は執筆活動に力を発揮されますね。
向いているかどうかはあくまで効率の問題です。やりたいという気持ちを優先していただくほうがそれこそ効率がいいです。私がむいてる、むいてない、ってことを言わせていただく場合って他のことだったらもっと大きな成果が得られるよ、ってケースと、ほかの人にも出来ることをするよりあなたにしか出来ないことをするほうがより恩恵にあやかれる人が多いですよ、って時ですね。ブルドーザーが田植えをしちゃいけません。
まー、何をやりたいかわからないから適職を尋ねられるのでしょうけれど、まずはご自身の好き・嫌いのアンテナをきちんと作動させるようにすることが必要ですね。
錆び付いたアンテナ、磨くお手伝いさせていただきます。