ナチュラルボーンマウンター

私の持ちネタである「”とりあえず”はやめとこう」や「”3点リーダー”は相手に負担をかける」に対して、うざいオバはんと思っていらっしゃる方はここでブラウザの戻るボタンを押されることをおすすめします。
今日はそういう(どう?)話です。

TODAY’S CONTENTS

1:茶席の会話集
2:ちゃんと話すための敬語の本
3:時代によって言葉は変わるが
4:違和感の正体
5:ひっかかるポイントその1
6:ひっかかるポイントその2
7:言葉にできない

1:茶席の会話集


「一言多い〜言葉ひとつで取り返しのつかない失礼をまねくこともある」という章からの引用です。

ある稽古場で荘り物の稽古をしていた。そのとき、年輩の婦人が、「先生、H先生のお書きになった本には、そこのところの手がちがうのですが、どちらが‥‥」正しいのかと聞こうとしたその瞬間、先生がその方の顔を見ながら、「Hさんの本の方が正しいと思うなら、Hさんのところへ行きなさい」とぴしゃりとおっしゃった。
そのとき、その方がH先生のお名前を出さず、本の手と先生の手がちがうのかということをいわなかったら、お怒りにならなかったかもしれない。
だが、教えている最中にその手は、というのは失礼を通り越して無礼である。
「本にはこう出ておりましたが、何か」とお聞きするとか、本の手を不思議に思うようないい方をすれば、先生はご自分の手とH先生のお手のちがうことについて、古いおもしろいお話をされたと思う。

さ、あなたはこれを読んで、細かいことうるさいな、と、と思われますか?

2:ちゃんと話すための敬語の本


これが目から鱗本というか、膝の皿割り本というか。敬語という道具を使えば、コミュ障対策になるのではないかなと思わされました。

3:時代によって言葉は変わるが

時代によって言葉の使われ方が変わりますよね。たとえば、「役不足」、本来は「役目が軽すぎる」だったのに現在はその逆、「役目が重すぎる」の意で使われることが多いです。
その言葉にどんな意味があるかを共有できていないと、コミュニケーションに齟齬が発生してしまいます。つまりは言葉を共有できるか否か、がコミュニケーション成立のキモなわけです。
何を共有できていて、何が共有できていないか、をしっかりと把握することは重要です。それは言わばルール、赤信号は止まれ、というルールを共有できてないと問題が起きるのと同じ。

4:違和感の正体

ネット上で見かけるとある方のテキスト、いつもひっかかるのです。読んでイラつくのです。
イラつきの正体がわからずいろいろ検索した結果、原因が判明しました!!
とある動詞、このように使い方が説明されています。

自分が主語として使う場合は目上の人に使えません

私は、その言葉は目上の人には使ってはいけない、というルールを知っています。いらつくテキストライターさんはそれをご存知ないのでしょう。
知らないなら知らないでいいのです。いらつくテキストライター(長いのでイライターと略す)さんの世界ではそのルールが必要ないのでしょう。
いえ、知らなくていいことありません(どっちやねん。
ひっかかるポイントが2つ。

5:ひっかかるポイントその1

イライターさんは使い方にルールがあるその言葉をご存知です。知っているからこそ使われているわけです。使い方のルールはご存知ないとしても。
この記事が参考になりました。
「了解しました」失礼説は正しいの? 「承知しました」との使い分けを、敬語のプロが徹底検証【例文あり】

「了解しました=失礼だ」と感じる人がいる以上、かたくなに使い続けることにどれだけのメリットがあるのでしょうか。「了解=失礼だ」と思っている人に対して、「わたしは失礼だと思わないので」という理由や、「『了解』の本来の意味は~」「『了解』の語源は~」という講釈を持ち出しても仕方ありません。

言葉を知った時点で、その言葉がどのように使われているかのニュアンスも感じると思いますが、私が感じたルールとイライターさんのルールが違うということです。
違うんだから私なんか相手にしなくていいのですが、私のように旧態ルールにこだわる層が一定数いるであろうから、そんなルールがあることは頭の隅にちょこっと置いておいて仕事上での損はないかな。

6:ひっかかるポイントその2

イライターさんの誤用のパターン

自分が主語として使う場合は目上の人に使えません

↑こればっかなんですよ。
そう、読んでてハラハラしたのです。あ、あかんて、そこでその言葉使ったら!って老婆心全開。
しかし気づいた瞬間
ナチュラルボーンマウンター
という言葉が思い浮かんでしまった私を許してください。よくぞ見事にその言葉をチョイスするよな、と。
ええ、もちろんブーメランであることは100も承知。他者のマウントの気配を感じるのは、私の中にマウントの種があるからですものね。
でもね。

7:言葉にできない


メラビアンの法則にもありますように、

言語情報(Verbal:7%):話の内容、言葉そのものの意味
聴覚情報(Vocal:38%):声の質・速さ・大きさ・口調
視覚情報(Visual: 55%):見た目・表情・しぐさ・視線

https://connectron.jp/archives/203
言葉で思いのすべては伝わりません。
しかし言語化できていないものを言葉にすることによって、気付けていない自分の中のお宝を発見できる可能性も極大です。
もちろん蓋をしてしまっている穴ぼこにも。見つけることで治すことができますよ。
今回、イライターさんのテキストによって自分の中の根深いマウント精神に改めて気付かされました。

自分をあげるために人を堕としちゃダメだってのにね。生まれついてのマウンターなんかいません。貶められた自分が辛かったよね。大事にしてもらえなくて寂しかったよね。
丶(・ω・`) ヨシヨシ
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