イタリア留学中、リカルド先生にダメ出しばっかされて、すっかりしょげかえっていたモエです。
しかし日本に帰国して、みんなからうまくなった、と褒められ、厳しくしてもらったおかげだよ、
と言ってもらえてすっかりご機嫌です。
イタリアに戻ってリカルド先生からまた厳しいレッスンを受けても、
以前のようにダメ出しで凹むことはありません。
叱られても
文句を言われても
それが嬉しいなんて
うそみたいだ
これこそがリフレーミング効果です。
苦痛でしかなかったリカルド先生からのダメ出し、
日本のみんなから、そのダメ出しゆえの上達を評価されて、
ダメ出しが成果につながる指導にと変換されました。
これがですね、日本に行く前に誰かから、
リカルド先生はモエのことを思って厳しくしてくれてるのよ、と言われたとしても、
素直に耳を傾けられないと思うんですよね。
自分で、リカルド先生は私のためを思って言ってくれてるんだ、
と無理矢理に思い込ませようとしても、それもまた難しいことだったでしょう。
日本に行って、第三者からの公正な評価を得たからこそ腑に落ちたことです。
困った時は違った角度から見てみましょう、とかよく言われますが、ひとりではなかなか難しいと思いますわ。
自分では思ってもみなかった角度からの指摘で、目からウロコが落ちるということが多いのではないでしょうか。
もちろん、素直に耳を傾けられる人からの言葉であることは必要ですが。
どんなに行き詰まって打開策がないように思えても、第三者の視線をもちこむことで、
おお、その手があったか、と気づかされる可能性は大きいと思います。
そのことの肯定的意図をあえてひっぱりだす、というやり方でも
リカルド先生のレッスンは厳しくて苦痛だ
↓
リカルド先生の厳しいレッスンを受けることでもしもメリットがあるとすればそれは何?
↓
より上達できる
と、あっという間にネガからポジに変換できちゃいますけどね。
これもひとりでやっていては、
リカルド先生のレッスンが厳しいのはなぜか
↓
私が嫌いだからだ
って、ネガティブループから抜け出せないことになりがちです。
人から問いを投げかけられると、なぜかポジティブに導かれますよ。