人との距離がうまくはかれない、というお悩みも多いです。
近づきすぎたり、近づけなかったり。
私がよくする失敗は近づきすぎ。なかなか一定の距離を保つってことができないです。
うっかり距離を縮めてしまって、ああ、近寄らなければよかった、と思うこと多々。
近づけない、ってお悩みはつまり、いろんな人と仲良くできない、ですよね。
ここには、いろんな人と仲良くしなくてはいけないビリーフがあるわけですが、
そうしなくてはいけない、できない自分はダメだ、と思わせてしまった
この歌の罪は重いと思いますわー。
できるかっ、100人もっっ。いらんわ、100人もっっ。
手元に集まった名刺の数を自慢するみたいなこと、小学生のうちからさせてどうするっっ。
おっと、脱線。
その人の正体がわからないと、人は不安になります、近づきにくくなります。
だったら、正体を見せればいいのです。向こうが見せてくれるのを待つのではありません。
自分から見せるのです。自己開示です。
じゃあ「自分」ってなによ?となりますよね。
常々いってオリますように、人を構成するのはその人の好きなものとキライなものだと思ってます。
私って〜が好きなんだ、あなたは?
オレって〜がキライなんだ、君は?
ポイント、まずは自分のことから述べることです。
相手に先に尋ねてはいけません、なんでオレがそんなこと言わなあかんねん、となりますから。
私は自分がキライなものを好きと勘違いされたり、逆に好きな物を嫌いと誤解されることには耐えられません。
なので、好き嫌いはかなりしつこく訴えているつもりです。
コレクターズ好きなんだ
赤ワイン好きなんだ
鶏軟骨唐揚げ好きなんだ
◯崎◯と◯渕◯キライなんだ(自粛伏せ字)
ビール飲めないんだ
納豆とかネバネバだめなんだ
等々。
自分の好きなものとキライなもの、30個ずつすぐにあげられますか?
もし出て来なければ、1回紙に書いてみることをおすすめ。
自分の棚卸しができて、ああ、私ってこうなのか、と再認識ができれば
どういう自分をアピールしたいのかってことが見えてきますよ。
そうすれば、自己開示のハードルが低くなっていきます。
こちらが先に自己開示すれば、向こうもしてくれます。
互いの距離を縮めることができます。
でも、100人もいらないですよ。
自分に無理のない範囲で抑えといてください。
付き合いを拡げることに苦痛を伴うなら、それは必要ないんですよ。
人それぞれです。
さ、次は近づきたくない場合、自分のテリトリーに侵入して来て欲しくない場合、
つまり、断れないというケースです。
まあ、普段から趣味嗜好が周囲に知れ渡っているならば、
それにそぐわないものへのお誘いはないわけです。
カラオケ行こうか
じゃあ、いまぷさんも誘おうか
だめだめ、いまぷさんカラオケ嫌いだもの
あ、そうか
じゃあいまぷさん誘うのは飲みだけの時にしようか
と、なるのです。
このためにも、常日頃から好き嫌いを周知させておくことは有効ですよね。
おっと、本題は断り方。
断れない方、これは断る言葉に必要以上の意味づけをされています。
断ったらイヤな奴、と思われるんじゃないか
断ったら、あなたが嫌いだから断った、って思われるんじゃないか
断ったら、付き合いが悪い奴だ、って思われるんじゃないか
等々。
そう、すべて「思われるんじゃないか」がくっついてます。
なぜ、そう思っちゃうのか。
そりはねー。
あなたがそう思ったから。断られた事について、
あ、私のことが嫌いだからなんだ
私の誘いを断るなんてイヤな奴だ
誘いを断るなんて付き合いの悪い奴だ
じゃあ、なんでそう思ってしまったのか。
断られたことに傷ついたからです。
あなたの中にある断られたことによって出来た傷が過剰な鎧となっているのです。
あなたの誘いや希望を断った人、断ることによってあなたを傷つけた人、
相手にあなたを傷つける意思はなかったとしても、
つまりそうもあなたはそれを欲していたということ。
その人と繋がることを求めていたということ。
その傷が、あなたを断れない人にしてしまっているのです。
断ることと傷つく事・傷つける事をしっかりと分離させましょう。
用事があって行けない、気が進まないから行きたくない。
その事実に、それ以上の意味を持たせる必要はないのです。
もしも相手が意味を持ってしまったなら、それは相手の問題です。
そのことにあなたが罪悪感を抱く必要もまったくありません。
ま、ストレートに「好きじゃないから」と言えない場合は
急ぎの用事をでっちあげるくらいの嘘は許されますよね。