永遠に最多のお題です。彼氏できるかしら、彼女できるかな。結婚できるかしら、結婚できるかな。
私の運命の人はどこにいるの?ぼくの運命の人はいつあらわれるの?
テーマは恋愛じゃないですね。パートナーシップですわ。
ご相談いただいた方の幸せを心底願ってやらせていただいてます。
どうすればその方の意に沿う道が見つかるか、意に沿えない場合は、どうすれば少しでも幸せに近づけるか。
ほんと、一生懸命にやらせていただいているのですよ!!
しかし。
そんな私でもご相談をいただいて、知らんがな、と思っちゃうことがあります(スイマセン、スイマセン。
どういう時かと言うと、お題をくださった方にですね
いいから風呂はいれ
それ、いつ洗濯したん?
全身ユニクロでいいから、ちっとはコギレイなカッコしろ
と、言いたくなる時です。ええ、口から出そうになるのをどれだけ必死に抑えているか。
そんな人いるの?と思われるかもしれませんが、ほんとに、ほんっっとに居るのですよ!!
それも少なからず!!!!
そういう人に限って言うのです、自分を変えたくない、ありのままの自分を受け入れて欲しい、って。
無理。
絶対、無理。
このケースについて語られているのが、こちらの記事。
4/9(土)朝日新聞「悩みのるつぼ」岡田斗司夫
はい、もいっこの「知らんがな」のケースはですね。
仕事ももうイヤだから、結婚してしまいたい。子ども産むのタイムリミットだし。
で、始まって、昔ながらの3高レベルの条件を延々とあげられるものです。
そう、自分が何かを与えるのではなくて、受け取ることだけを求めていらっしゃいます。
関係というのは相互なので、相手に与えるものがないと成立しないことが多いですねー。
たとえ成立しても、ハッピーなものとはほど遠いです。
そして自分が求めるものを手に入れられない現状に対して、これまた延々と恨みつらみが続きます。
このケースについて語られているのが、こちらの記事。
「結婚未満」山本貴代 〜 結婚できないアラフォー独身女性。
この記事について語られているブログ等いくつか目にしましたが、いずれも、なにグズグズ言うとんねん的な論調でした。
結婚がいややったからせんかったんとちゃうんかいっ、
何をいまさら、仕事がつまらんから結婚でも、みたいなムシのいいこと言うてんねんっ、って感じです。
現在問題になっているアラフォー独身女性、かつてバブルを体験してしまったがために、自己評価が過大すぎて、
いや、自己評価が高いんじゃないな、生活レベルをさげることへの怖れが高すぎるんだわ。
で、結婚相手に対してエベレストのように高いものを求めてしまう。相手が見つかるはずもない。
もっと現実みましょうよ、って言いたくなることが多いです。
なんでこんなことになっちゃったんだろう、という疑問にタイミングよく答えてくれたのがこちらの記事。
リレーおぴにおん〜ニッポンの男たちへ 麻木久仁子
女性が4年制大学に行くのが当たり前になり、専業主婦願望は急激に希薄になった。
とりわけ東京郊外で育った私たちは、「お嫁さんになれないよ」と叱られることがなかった。
もっぱら「勉強しなさい」ですよ。男子は学業のライバルであり、学園生活の仲間だったんです。
これよ、これ。この世代は不幸なことに、結婚ではなくて仕事を選ばさせられたんですよね。
結婚と仕事、双方のメリット・デメリットをわかったうえのものではなかったので、後になって見えてきた事が多い。
自分の意思で選択したものではないから、どうしても隣の芝生が青く見えてしまう。
結婚は経済の最小単位と言われています。だから愛がなくてもできるんです。
逆に、愛だけではやっていけないんです。市場原理が働きます。
市場価値の低いものが選択されないのは当たり前のこと。
結婚に何を求めているか、ということを正確に把握することも必要ですが、
その条件を満たすために自分にどれだけのリソースがあるか、
己の商品価値、自分の立ち位置を把握しておくことも必要不可欠だと思います。
自分目線ではなくて、外からどのように見えているのか。じゃあ、どのように見えて欲しいのか。
こうありたい、という方向に自分を変えていくことが結婚成立への近道ですよ〜。
いつもは、パートナー獲得のためには自己評価をあげろ、自信を持つべし、と口酸っぱくいってますけど、
現状から目をそむけている方にはシビアな現状認識が必要かと思われます。
悩みのるつぼ系の男性には自己価値をあげるアクションをしていただいて、
結婚未満系の女性には自分の値段をちょっと下げていただくことをしていただけたらよろしいかと。
個人的にはですね、結婚とは「今」を楽しむものではなくて、
いろいろあった後の老後を一緒に過ごすためのものかな、と思ってます。