おすすめ本はなんですか?(06)

おすすめ本は何ですか?(05)の続きです。

オドリさんのオウチには絵本が1000冊以上あるそうなんですよ!絵本だけでこれだけですから、漫画や一般書籍も含めたらどんだけやねん!これで家がつぶれないなんて、なんて頑丈な構造の家なんだ!!(ちなみに私、昔ボロアパート住まいの時に本の重みで床を抜けさせてしまいました)。

オドリさんが初めてコネクトロンにお越し下さった時、とある問題がありました。他にもいろいろあったのですけど、目をひいたのは「右と左がわからない」ということでした。一瞬考えてしまう、なので判断が遅れる、行動も遅れる、これがオドリさんに頻発のパニックの一因でもありました。

右と左がわからない原因は初日にすぐにわかりました。オドリさんはいつもひとりぼっちでした、遊び相手がいません、ちっちゃいオドリちゃんの遊び相手は鏡だけだったのです、オドリちゃんはいつも鏡の中の自分と遊んでいました、鏡は左右が逆です、保育園や学校に行くようになって、リアルのお友達は鏡のお友達とは左右が逆なのです。差し出された手を掴むために逆の手を出してしまうようなもんです、これがオドリちゃんのコミュニケーションギャップの正体でした。

オドリさん、トランスに入るとすごいんです。ほんとフタがパカーっと開いて、中身がブワーっと出てくる、ってカンジなんです。気持ちがそのまんまダイレクトに言葉になっています。頭の中、心の中に溜まりに溜ったものが噴出なんです。非常に豊かな感情表現になってるんです。

えー、失礼を承知で書かせていただくと、オドリさんのブログ、誤字脱字誤変換がものすごい多いです。PCの操作が不得手ということもあるかもしれませんが、タイプしたものを確認していないこと、これはじっくりと作業に向きあえないということ、焦っちゃうというパニック由縁かな、と思います。そしてやはり、頭の中のものがストレートに出せてないんですよね。

トランスに入ったら邪魔なものがなくなるから出てくるんです、出せるんです。なので文章トレーニングとして、喋り言葉をそのまま文字にする、ということをされたらいいかと思います。書き言葉にするんじゃなくてね。クソバイスでした。

サブカルとか小数派の悲哀を味わってる方に多いのですが、話題を共有できる人がまわりに居ないんですよね、なので出さない。うっかり己の趣味嗜好を出したら、かわってるー、とかって言われちゃいますからね。子どもの頃は特に、横並びでいられないことは自分の居場所を作ることができないこととイコールです。オンリーワンとか嘘ですよ。

年をくって行動範囲が広がったら、小数派は小数派なりに同好の士に巡り合う機会を得ることとなります。そう、「わたしも!わたしも同じ!!」という共有を得ることが出来るんですよね。それまでは孤独です。

これはほんと、賢い人の悲劇なんですよ。人よりセンサーが尖ってるために、多数派が目をつけないものを見つけてしまう。これは命式的にもはっきりしています。尖った人が自分の感覚のままに発信をしてしまったらどうなるか、オドリさんが最新のブログにあげてくださってます。
黙っていれば
自分を出すと叩かれるのです、黙ってろ、と言われるのです。自分を出せなくなります、自分は違ってるんだ、変わってるんだ、みんなと同じじゃないからダメなんだ、となります。

命式的に尖ってるのもありますが、環境がそうさせてしまう、ということもありますよね。育った家の文化の影響は大きいです。自分の家が当たり前だと思っていたらそうじゃない。横並び重視の環境では、小数派はとかく叩かれます。

オドリちゃんに、自分は変わってる、と思わせてしまったものがもうひとつありました。保育園の頃、すぐに吐いてしまうのです。ちっちゃい子どもって残酷だから、吐いたらひやかされますよね、そして意地悪言われますよね。心ない言葉が投げかけられ、オドリちゃんはすっかりダメポの沼に沈んでしまいました。吐き癖があるから変わってると言われる、それはいいんですが、なぜ吐くようになったのか、その原因が直近のセッションで出てきました。

おかあさんは料理に一生懸命なのです、出されたものは食べないといけません、食べることが楽しみではなくなってしまいました。オドリさんのまわりには食にまつわることもチラホラ出ていたのですが、おいしかったはずのおかあさんの料理も、実は苦痛だったということはなかなか出て来なかったのです。

そしてオドリさんの最大のブロック、女性性の否定です。まー、この言葉ももう手垢にまみれきってるので使うのイヤなんですが、つまり女性であることにデメリットがある、女性であることにメリットを感じない、ということです。

オドリさんに、女って損だ、と思わせてしまったのは、跡継ぎを産むことを強いられること、女はちゃんとした奥さんしないといけない、もちろんそう思わせてしまったのはおかあさんです。しかし、おかあさんもまたその呪縛に雁字搦めになっている人でした。

だめだ、タイムアウト。献血ルーム、行ってきまーす。もっかい、もっかいだけ続きます!!

(続く)

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