あなたの罪悪感を粉砕!
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
TODAY'S CONTENTS
⒈なぜ長女はしっかり者になってしまうのか
⒉しっかり者の長女、職場でありがちなお悩み
⒊しっかり者の長女が職場でおかす間違い
⒋職場は家庭の再現
⒌しっかり者の長女をやめることで職場はどのように変わるか
⒍職場でしっかり者の長女をやめるために必要なこと
⒎しっかり者の長女の代わりに職場に現れる最大のメリット
⒈なぜ長女はしっかり者になってしまうのか
責任感と罪悪感は名コンビ。引き受ける責任が大きければ大きいほど、それを思い通りに果たせなかった時の罪悪感も大きいです。
網で魚をひっさらうように「責任」という獲物をかき集める人種が存在していることをご存知ですか?
それは
長女
長女は責任が好きなのです。
いえ、好きではありません(どっちやねん。
責任があればつい手を出してしまう、引き受けてしまう、そんな体質にさせられてしまっているのです。
長女とほぼ同義語として使われるのが「お姉ちゃん」。
お姉ちゃんなんだから我慢しなさい
お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい
この言葉を投げかけられていない長女がこの世に存在するとは思えません。
周囲から一方的に責任を押し付けられ、それが果たせなかった時には一方的に怒られます。
怒られないために責任を果たすための努力を惜しまない。
しっかり者の長女よ、背負わされた責任に押し潰されそうなお姉ちゃんよ。
与えられたお姉ちゃんという「役割」、それに応じた小道具として「我慢」や「しっかりせざるを得ない状況」が用意されるのです。
⒉しっかり者の長女、職場でありがちなお悩み
おウチでは「しっかり者のお姉ちゃん」、職場に行くと「有能な責任者」に変身!
おウチから職場に場所が変わっただけで、構成メンバーに変化はありません。
世話がやける弟や妹は使えない後輩やパートのおばさんとなり、頼りない兄や母の尻に敷かれる父は無能な上司と姿を変え、責任者の手を煩わせるのです。
頼れない、無能な上司
手間を増やすだけの使えないパート
彼らのために自分の作業は増える一方、残業休日出勤は当たり前、たまの休日は弱った体のメンテで終わります。稼いだ残業代はマッサージや健康食品に消えてしまいます。
趣味に費やす時間もお金もありません、気持ちはささくれだっていく一方。
⒊しっかり者の長女が職場でおかす間違い
さて、ここでひとつお断りです。
責任感ありすぎるしっかり者の長女を悩ます上司、これは「使えない上司」であって、モラハラ上司ではないのですよ。
モラハラ上司の存在に人は怯えてしまいますが、使えない上司は怒ることもしないので長女は張り切ります。
滞った(ように見える)作業の片付けに全力を傾けます。
ここで長女が気付いていないこと、無能な上司も使えないパートも、作業が滞っていることに困っていないのです。
滞りを感じているのは、責任感に突き動かされている長女だけ。
困っている人がいない集団の中でひとり張り切る長女が、積極的な改善を好まない事なかれ集団の中では疎まれがちになることは想像に難くありません。
⒋職場は家庭の再現
職場と家庭、登場人物が似通っていることにお気づきではありませんか?
無能な上司は頼りない父親
仕事を増やすばかりの使えないパートは手がかかる弟や妹
なぜ家庭と職場が似通ってしまうのか。
鶏が先か、卵が先か、しっかり者の長女をやってしまうことで、それにふさわしいメンツが集まってしまうのです。
押し付けられた「しっかり者の長女」という役割は、いわばドラマにおける配役。
その役割を際立たせるために、無能な上司と使えないパートは必須の脇役なのです。
⒌しっかり者の長女をやめることで職場はどのように変わるか
はじめに役割ありき。
頼りないお父さんをなめる娘、自分ほど優秀ではない弟妹に手を煩わされる姉、この役割をしている限り父の現し身である上司は頼りないままで、弟妹の現し身であるパートのおばさんは使えないままなのです。
しっかり者の長女という役割をやめることで、頼りない上司や使えないパートという役割も消滅してしまうのです。
てんてこまいさせられていた職場の業務の停滞も、霧散してしまいます。
だってそれは、役割の小道具にしかすぎないのですから。
残業も休日出勤も必要なくなります。
お休みを疲れた体を癒すだけではなく、気力を充実させるための活動に使えるようになることでしょう。
⒍職場でしっかり者の長女をやめるために必要なこと
役割は押し付けられたものであると認めること。
その役割を引き受けていなければできていた、本当にやりたかったことを思い出す。
役割を引き受けたがために被ってしまった被害を認めること。
誰のために役割を引き受けたのか、その人のことがいかに大切であったかを思い出すこと。
長年の役割、お疲れ様。
責任感ありすぎる長女さん、ご苦労様でした。
⒎しっかり者の長女の代わりに職場に現れる最大のメリット
しっかり者の長女は押し付けられた不本意な「役割」。
役割は上司を無能とジャッジして、パートのおばちゃんを使えないとこき下ろすものでした。
役割がなくなることの最大のメリットは、ジャッジする側とされる側の間の不協和音がなくなることなのですよ!
しっかり者の長女は己の有能さをジャッジのために発揮するのではなく、サポートする優しさとして活用することができるようになります。
職場にもたらされるものは、作業の滞りのない、ジャッジの痛みのないすごしやすさ。