家族が口論 仲介役の私[読売新聞人生案内/20230131分]

10代の女子高生。私の双子の片方は、幼少期から母親と仲が悪く、言い合いになるのが日常茶飯事です。


・私は家族と言い合いにならないよう意見を言わなくなった
・言い合いが起きると仲介に入る
・双方の愚痴や不満を聞く役割になった
・言い合いはして欲しくないが、愚痴や不満をぶつけ合えることが対等な関係のように思えて羨ましい
・自分の不満や愚痴も聞いてほしいが、ストッパーがいなくなるのでつい溜め込んでしまう
・これまでは父も私と同じ役割だったが、最近は別室に行くようになり頼りづらくなった

2人がお互いの意見を尊重し、理解し合おうとしてくれれば、言い合いもなくなると思うのですが、変わってくれると思いません。私の心構えなどを教えてほしいです。(東京・F子)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

おいたわしや、「言いたいことが言えない」病、「つい空気を読んでしまう」病、そして業病「何がしたいかわからない」病に一直線です。

言い争う光景を目にするのはつらいもの、自分が犠牲になってでもそれを止めたいと思っちゃいますよね。

お父さまはいち早くトンズラされ、相談者さんは逃げ遅れてしまった。

逃げ遅れるのは、往々にして自分より他者を大切にする人です。

今日はカードにお伺いを立ててみます。

・ブロックしているもの「期待」
・では、どうするか「信頼」
・得られるもの「神の子」
・現状「魔術師」

カードを参考にいまぷならこう答える

どんな事柄にもメリットとデメリットがあります。

それを選択したということは、メリットがデメリットを上回っているからです。

逃げ遅れて仲介役を引き受けることに、相談者さんにどんなメリットがありますか?

>私も不満や愚痴を聞いてほしくなる

この前にもう1段階あります、それは

不満や愚痴を言いたくなる、です。

聞いてもらうためには、まず言わなくてはなりません。

相談者さんは聞いてもらう前に、まず言えるようになることが必要です。

どっちも同じやんけ!とおっしゃるそこのあなた

言えていないということを自覚することが何より大切です。

言えていないことに気づいていない人は、言わなくても聞いてもらえる、わかってもらえると口を開けて待っているのです。

天岩戸に閉じこもった天照大御神を引っ張り出すために、にぎやかしは大きくなります。閉じこもれば閉じこもるほど、誘い出す力は強くなります。

言いたいことを言わずに我慢していると、まだ我慢するか!と口を開けさせようとする力は強くなります。

姉さん?妹さん?とお母様の争いは、ますます激化するのです、相談者さんが我慢すればするほど。

思いのたけを出してみられることをお勧めします。

双子の片割れさんとお母様は、争っているのではなく、双方が言いたいことを言っているだけです。

ストッパーをしたら、出せないものが貯まるだけ。

それも、二人だけではなく三人に。

相談者さんにはこれから高校後の生活が控えています。

進みたい方向に進めるように、自分の気持ちを抑えなくていいように、相談者さんの喉の栓をとっぱらわれることがお勧めです。

回答は大野裕(精神科医)さんです。

進学するにしても就職するにしても、新しい環境で人間関係も広がります。その関係に重点を移すようにするのです。そうすれば、あなたらしい生き方をしながら、ご家族と新しい関係を築けるようになるでしょう。

進学にせよ就職にせよ
人生の大きな選択が控えている今
気持ちに嘘をつかずに済むように
なっておけたらいいですね

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