同じ問題が繰り返されるのはなぜか。
それは、問題が解決してないからです(おいっ。
「問題が解決していない」という表現に難があるなら、「穴ぼこが埋まっていない」と言い換えましょうか。
①人は穴があると埋めたくなる
②穴の正体がわかっていないと、フィットしないものを放り込んでしまう
③ちゃうやんけ、とイライラする
穴にモノを放り込むとは手段です。目的は穴を埋めることです。
穴の正体がわからないと「放り込む」ということばかりやってしまうのです。
例)
親に話を聞いてもらえなかった子(仮称:アズキちゃん)がおりました。
穴ぼこを埋めるための手段は、「話を聞いてもらう」です。
いえ、違います(どっちやねん。
「話を聞いてもらう」は目的で、その手段としてアズキちゃんは何をしたかというと、不満を訴えるということをしたのです。
つまり。
自分が不満に感じるような出来事を身の回りに多発させるのです。
不満な出来事発生
↓
文句を言う
↓
解決してもらえる
↓
文句を言わなくて済む
↓
めでたし、めでたし
とは、なりません(どっちやねん。
足りないのです、聞いて貰い足りないのです。
解決してしまっては、話を聞いて貰える機会がなくなってしまうのです。
もっと聞いて!
私の不満にもっと耳を傾けて!
これこそがアズキちゃんの穴ぼこです。
話を聞いてもらえなかった、耳を傾けてもらえなかった、という穴ぼこを埋めるために、アズキちゃんは身の回りに不快な出来事を発生させ、それについて文句をぶつけるという手段を講じたのです。
アズキちゃんが「言い足りた」「聞いてもらえて満足した」とならない限り、不快な現象は無くならないのです。
いえ、なくなります(どっちやねん!!
「不満を訴える」という手段以外のものがあればいいのです。耳を傾けてもらうための。
耳を傾けてもらう手段は、不満や愚痴だけではありません。
でも。
アズキちゃんの穴ぼこができた時は、アズキちゃんが耳を傾けて欲しかったのは自分がイヤだったことなのでしょうね。
「イヤ」を口から出すことができて、それに耳を傾けてもらえてたらよかったですね。
そうすればアズキちゃんは「イヤ」以外のことももっといっぱい出すことができるでしょうに。
そう、お気づきですね。
そう、「イヤ」の代わりに「好き」を出してそれに耳を傾けて貰えばいいのですよ、そうすれば耳を傾けてもらうための手段としてわざわざイヤなことを発生させる必要はなくなります。
もちろん
耳を傾けてもらえなくて寂しかったよね
丶(・ω・`) ヨシヨシ
これを十分にやってからね