↓これの続き
2)こわいらしい
8時間でいろんなものが出てきました。
いえ、出てきません(どっちやねん。
みなさんご存知のように(知らんか)、原因にまったく心当たりがないよりも、ある方が、わかっている方が重症なのです。
なぜなら、わかっているのに対処できず放置されているということですから。
身に覚えのない原因が目の前に現れて、「どっひゃー!」となるほうが一発でビリーフを変えていただきやすいのですよ。
何が害を及ぼしているかがわかっていながら、策を講じることができていない。
その抑圧に甘んじ続けている、子どもの頃からずっと。
それは、その抑圧のデメリットよりメリットのほうが大きいから。
ハニーさんの人生は、お母さんが敷いたレールから絶対に外れないように、とご自身を縛り上げるものでした。
まるで孫悟空の頭の輪っか、緊箍児(きんこじ)のように。
学校も仕事も着る服も結婚相手も子どもの育て方も、あらゆるものを選ぶ基準が「お母さんが喜ぶもの」「お母さんが認めてくれるもの」となっていました。
その目的もはっきりしています、ブレがありません。
お母さんに愛して欲しいから。
求めるというのは、持っていないから欲する場合と、持っているものを失わないように、もしくは、さらに求める場合があります。
ハニーさんは、残念ながらお母さんから欲しいものが貰えてはいませんでした。
貰えていなかったから、ちょーだい!ちょーだい!とおねだりをされていたのです。
ほら、私こんなにお母さんの望む通りの子をやっているよ。
ねえ、ねえ、私の欲しいもの、ちょうだいよ。
ハニーさんがお母さんから欲しかったもの、それは「条件つきではない」愛でした。
お母さんが望む「いい子」をすれば愛してもらえる。
いえ、愛してもらえません(どっちやねん。
条件つきの愛など、愛ではありませんよね。
ということは。
条件つきの愛しか貰ったことがないってことは。
話は変わりますが(なに、それ。
ハニーさんのセッションのために、私はとあるものが大量に必要になりました。
それはね。
塩。
傷口に塗るための塩。
ハニーさんは長く緊箍児に耐えてきた強者。
そう簡単にコネクトロンのやり方に乗っかってくださらないのですよ。
コネクトロンのやり方
↓
あなたは悪くない
自分以外のところに問題の原因を見出すことを、頑なに拒まれました。
そのため私は、いかにハニーさんが被害者であるかということをわかっていただくために、ハニーさんの傷口に塩を塗って、塗って、塗りこんで、と、塩がいくらあっても足りないではないですか!
自分以外に原因を見出さないとどうなるか、つまり悪いのは自分です。
私の何が悪いのか、私はどう変わればいいのか、ハニーさんは自問を続けられます。
みなさんご存知のように(知らんか)、問題とは理想と現実のギャップ。
ハニーさんの問題とは、お子さんがハニーさんの敷いたレールを思ったように歩んでくれないこと。
お子さんがハニーさんの望むレールを歩んでくれる「いい子」ではなくなってしまったこと。
ご存知ですよね、いい子とは親が望んだとおりの「都合のいい子」。
子どもがいい子でなくなった時の痛み、それは「子どもとは親の都合のいい子でいなくてはならない」というビリーフに抵触したものです。
いい子をやっていた、やらされていた自分の痛みが出てきたということです。
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4)こわいらしい