誰のための孫?

ご紹介したいなと思っていた事例と新聞記事がありました。

なかなか書けずにいたのですが、今日の人生案内でまとめることができました。

友人が孫の話ばかりで苦痛[読売新聞人生案内]

いつぞやの献血ルームで、悩みはない、これまでの人生すべて思い通りになってきた、と胸を張られる50代女性さま。

日干が丙(ひのえ)、丙の特性を説明したところ、私そのまんまだ、とおっしゃいました。

じゃあ悩みなんてないんじゃないですか?どうしてこちらに?

娘がねえ

嫁いだ娘さんがまだ妊娠しないそうなのです。

結婚して1年っていったかな、まだそんな気にする時じゃないですよね。

上の娘はもう二人も子供がいるのに、あ、まだか、なんて催促してないよ、私かって結婚してすぐに4人も産んだのに、私だって5人兄弟姉妹やのに、なんでかなあ、って思って。

娘はな、私まだでけへん、って心配してんねん

でたカードはこちら

隠れた自己〜本音と建前のせめぎ合い、自負するものがあるのにそれを隠している

ではこの丙ウーマンさんが隠している、自負するものとはなんでしょうか。

何人もポンポン産めたって自慢なんですよ。

産んだ私えらい、って思ってるんですよ。

自分の母もえらかった、長女もえらかった。

でも、それを果たせていない娘がいる。

ポンポン産める私らえらい!ってやりたいんですよ。

ポンポン祭り、上等!

いえ、上等ではありません(どっちやねん。

産むという、いわば当たり前(当たり前じゃないけどね)のことを自慢せざるを得ないくらい、他のことでは認められなかったということなのです。

せめて産まなくては

せめて産んでいれば、他のことにはお目こぼしがある

そんなお気持ちがあったことに、気づいていただけました。

人ってね、人生うまいことやってきた、って思いたいんですよ。

思い通りになってきた、って思いたいんですよ。

思い通りの人生を送れない自分はダメなんだ、って思っちゃうんですよ。

人がコントロールできない命、やってきてくれたら「ありがとう」じゃないですか。

やってきてくれることではなく、来ないことの方にフォーカスしてしまっている。

子供がいたからこそなんとか認められてきたけど、もしも産めていなかったらどうなっていたことか

そんな恐れがあるからこそ。

なので、赤ちゃんが来ても来なくてもいいじゃないか、とは思えない。

その不安はすでに娘さんに伝染してしまっている。

産めないとダメなんじゃないか、と。

娘さんの不安を解消すべく、口先だけではない「産んでも産まなくてもかまわない、あなたさえ幸せであれば」と伝えていただきたい。

そのためにはもちろん、産まなくてはいけないというプレッシャーに苦しんだご自分を労っていただかなくては。

丶(・ω・`) ヨシヨシ

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