7月の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:4747
ナイス数:930
ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
読了日:07月31日 著者:平松 洋子
その時あの時の今: 私記テレビドラマ50年 (河出文庫 や 32-2)の感想
映画と連続ドラマではボリュームに決定的な差がある、テレビドラマの方が贅沢に時間を使うことができるというのは目から鱗だった。それが日常をドラマ化できたということか。昨今のジェットコースタードラマでは、人の気持ちの細部まで掬いとることなんてできないね。
読了日:07月31日 著者:山田 太一
60年代ブリティッシュ・ロックの感想
大鷹俊一さんの巻頭文が胸熱!そう、そう、それにやられちゃったんですよ、それで一生を決められちゃったんですよ。ピーター・バラカンさんによれば、「ブリティッシュ・ロック」なる言葉が存在するのは日本だけなんだそうですが、イギリスもんの美意識が日本にぴったりフィットしたんだろうなと思います。巻末の「一度は目にしておきたい歴史的な映像作品」はありがたい。
読了日:07月30日 著者:
続・しごとばの感想
図鑑は写真より絵の方が種の特徴を際立たせると言いますが、このシリーズも、実際に取材した写真など参考にしてるんだろうけど、実に生々しい。目の前にその現場があるように感じさせられるのは作者の手腕か。切り取った仕事場の一部に、その仕事に必須と思われるものがこれでもかと詰め込まれているのに雑多感も乱雑感もない。それぞれの物の必然性が伝わるからなんだろうな。自分の家のもやったら面白いかも。パスワードをメモした付箋ってのがうけた。
読了日:07月29日 著者:鈴木 のりたけ
新装改訂版 ヒモ一本のカラダ革命 健康体を手に入れる! ヒモトレの感想
肩がどうにも治らず、業を煮やした(?)通っていた治療家さんから「今庄さんには向いてるかも」と勧められたら、劇的に効いた!可動域が驚くほど増える。睡眠時のヒモ装着で、よく眠れるようになったのは何よりありがたい。効果のほどはどうも個人差があるようで、ま、ヒモ一本でできることなのでお試しあれ。
読了日:07月27日 著者:小関 勲
超いじわる まちがいさがしの感想
作者の山崎さんのサイン会に行ってきました。マッキーの臭いに酔いそうになりました。
読了日:07月27日 著者:THE ROCKET GOLD STAR
スヌーピーたちの聖書のはなし (KODANSHA SOPHIA BOOKS 魂 16-1)の感想
聖書の理解のためにと手に取る。スヌーピーがいかに聖書をベースにしているかということはわかった。
読了日:07月27日 著者:ロバート・L. ショート
週刊女性 2024年 8/6号[雑誌]の感想
付録の「細川たかし」シールが欲しくて買いました✨
読了日:07月27日 著者:
近衞忠煇 人道に生きる (単行本)の感想
導入部は、世が世ならお殿様のおぼっちゃまの遊学記かと鼻じらむとこもあったけど(性格が悪すぎますか、そうですか)、赤十字マンとして着実に人道主義の種を国の垣根を越えて撒いて実績を積み上げていく様子には、頭を垂れるしかなくなった。究極の親ガチャ、ノブレスオブリージュとは佇まいの美しさを感じさせるものなのだな。政治的にフリーであるが故に、各国の紛争調停に駆り出される赤十字、政治的に偏らないが故に特定の地域への支援に注力しないことを「生温い」と評した医師のグループが「国境なき医師団」を設立したとは。北朝鮮への帰→
読了日:07月26日 著者:近衞 忠煇,沖村 豪
手軽 あっさり 毎日食べたい あたらしい家中華の感想
冒頭の中華茶碗蒸し、ひき肉を蒸すだけ、という簡単さに惹かれて即実践。おお、本当においしい!紹興酒も日本酒で代用できるとあったけど、せっかくなので購入。中華料理ってシンプルなものなんだと思わせてくれるレシピばかり。
読了日:07月22日 著者:酒徒
山の上の家事学校 (単行本)の感想
初作家さん。妻と娘に去られ男やもめに蛆がわくを体現していた主人公、妹から男性専用家事学校への入学を勧められる。「家事とはやらなければ生活の質が下がったり健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事すべてのことをいう」。家事とは生活、生きること。家事にノータッチであることは自分が生きることを粗末にしているということ。ということに気づかされる学校。生徒はそれぞれの事情を抱え、自分が何に向き合っていなかったかを気づかされる。読了後、即掃除開始。
読了日:07月22日 著者:近藤 史恵
かけがえのないわたしの感想
一世を風靡した「ビリーズブートキャンプ」、あれで痩せられる人は何をやっても痩せられる、と言われました。それに近しいものを感じますね。ビリーズブートキャンプをやり通せない人には、おすすめできない本。
読了日:07月21日 著者:みやもとてつや
人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い
読了日:07月19日 著者:夏苅郁子
〈精神病〉の発明 クレペリンの光と闇 (講談社選書メチエ)
読了日:07月19日 著者:渡辺 哲夫
伝説の算数教室の授業 (ディスカヴァー携書)の感想
「叱らない」「教えない」「宿題を出さない」塾というとうっかりノンビリしたものをイメージしてしまうが、「叱る・教える・宿題を出す」以上の緊張感が生徒には与えられるよう。電気柵と言っては失礼か。集中してとことん向き合えば、解けるまでやらせてもらえるなら、どんな問題も解けるのだという気になってきた。短時間で正解だけを見つけられるようになる受験教育と真逆といえば真逆。考える習慣をつけることができたら、何にでも立ち向かっていけるのだろうな。
読了日:07月19日 著者:宮本 哲也
キツネくんのひみつ ゆうきをだしてはなそう(子どものトラウマ治療のための絵本シリーズ)の感想
警察で見かけた標語、「話すことは辛い思いを放すこと」ってのが大変秀逸だと思いました。話せば楽になるよ、ってわかる。キツネくんに思いを話すことを勧めたふくろう先生は「わるいひみつ」を話さないと、それはトゲトゲとなっておなかにチクチク刺さるようになる、と。話せば楽になる、と子供にもわかりやすい。子供が性被害を話せないのは、誰にも言ってはいけないと加虐者から脅されることもあるけど、やはり被害に会うのは自分が悪いからなのだ、という自責感がインプットされてるからではないかと。「あなたは悪い子ね!」って呪いだ。
読了日:07月16日 著者:カロリーヌ・リンク
身の丈に合った服で美人になるの感想
恐ろしい書物だった
読了日:07月15日 著者:小山田 早織
いのちへの礼儀 (単行本)の感想
肉食反対、という趣旨のものではなく、命そのものへのまさに礼儀。「国家・資本・家族の変容と動物たち」と副題にあるが、国家における動物、資本における動物、家族における動物とは何か、そもそも動物とは何か、という、いわば人間とは何か、の裏返しであった。動物に礼儀なく相対するということは、畢竟自分たち人間を粗末に扱うことになる。チェルノブイリが野生動物天国になっているというのは、福島で一時期見られた光景と同じであるなあ。著者は釜ヶ崎で労働運動に関わっている方。礼儀、大切。
読了日:07月15日 著者:生田 武志
『エミール』を読むの感想
ブログに書きました 「お子さんの不登校でお悩みの親御さんに激推し本」 https://connectron.jp/2024/07/book/38770/
読了日:07月15日 著者:苫野 一徳
AERA (アエラ) 2024年 7/8 増大号【表紙:THE ALFEE】[雑誌]の感想
アルフィーの記事が読みたくて買ったのに、巻頭内田樹さんの「小田嶋隆がいたら」でまさかの落涙。ああ、まさに、このグダグダの世の中に小田嶋センセがいてくださったなら。ユルフワどもに喝を入れてくださったなら。小田嶋センセのことを思うだけでいまだに涙が出る。 小田嶋センセの教室で書いて講評をいただいたものを貼り付けるという暴挙に走る私を許してください 「推しに押されて:ファイナル〜小田嶋隆センセの講評」 https://connectron.jp/2022/12/identity/24687/
読了日:07月09日 著者:
✨✨今月のベストです✨✨
まるまれアルマジロ!: 卵からはじまる5つの話の感想
図書館本だけど読み終わる前にポチる。卵からはじまる5つの話。卵から生まれたものと、卵が孵る前から見守っていたもの、こんな人生(鳥生?)のはずじゃなかったのに、と頭を垂れるものと、己の小ささには気づきもせずただ高みを目指すもの、なんの卵として生まれるかはその後の生き方に関係ないみたい。ハゲタカの項、創造主はほんとにこんなことを考えてハゲタカを作ったのかもしれないと厳かな気持ちになりましてね!
読了日:07月07日 著者:安東 みきえ
科学がつきとめた疑似科学の感想
疑似科学に引っかかる人をリテラシー低めとする傾向があるけど、読後感、人を騙して金儲けしようとしてる奴ら(奴ら、て!)が多すぎるだけなのでは、となりました。もちろん騙される方も悪いのだけど、売らんかなで理屈を捻じ曲げている。商売のネタが疑似科学畑に豊富にあるってことよね。いかに人は印象操作に弱いかということがテーマかと。
読了日:07月05日 著者:山本 輝太郎,石川 幹人
ぼくはダンサーの感想
著者のイシズさんがバレエに目覚めた息子さんをモデルに描いた。バレエは単なる手段、絵だったりカメラだったり人によってそれぞれ。しかしこと日本ではバレエには「男なのに?」という枕詞がつきがち。たまたまかもしれない、その手段との遭遇、遭遇以前にあった伝えたい、表現したい、という気持ち。失敗する怖さより、表現できないことの方が悔しい。失敗が怖い人にお伝えしたいフレーズ。紹介記事 https://www.sankei.com/article/20240225-DDHHWPOU45KXZPQPLJBCZP5WIA/
読了日:07月04日 著者:イシズ マサシ
南北アルプス通説の感想
朝活 南北アルプスということで、北アルプスと南アルプスの共通点、相違点について描かれています。北は「雪をもって誇りとする」、南は「到るところに誇るべき森林を有している」、そんなん知らんかったよ。南の伐採が進むんでいることに「特色が失われて真に惜しい」なんて自然破壊に悠長なのは、テキストがしたためられたのが昭和5年だからか。
読了日:07月04日 著者:木暮 理太郎
キミは、幸せな「お金持ち」になる方法を知らないだけなんだの感想
この手の本(どの手?)は金太郎飴的なものがほとんどだけど、ちょっと目を引くとこがありました。ブログに書きました「お金持ちになる方法」 https://connectron.jp/2024/07/book/38548/
読了日:07月03日 著者:森瀬 繁智(モゲ)
お珊文身調べ: 銭形平次捕物全集第7話 (銭形倶楽部)の感想
朝活 初めて読みました。面白いなあ、この短さで、このまんまドラマにできそうな仕上がり具合。そりゃ売れるわ。事件って人の心の切なさに触れるものですね。
読了日:07月03日 著者:野村胡堂
THE BIG ISSUE JAPAN482号の感想
私の分岐点〜荻原智子さん/口にすれば夢は現実となる ボリビア〜チョリータ登山家/民族衣装に身を包んだボリビアの女性登山ガイド、女性を抑圧するのは未開だと理解 世界的ブランド茶園の買い戻し〜ケニアのリプトン茶園が売却されようとしている、リプトン紅茶を飲んでいる人たちは、血の紅茶を飲んでいると知るべき。地産地消でないということは、その地の人たちの血を飲むということなのか 探査レポート〜水道水から高濃度のPFOA検出 これ、絶対怖いって!アスベスト以上の害だよ。人目に触れないようにされている。
読了日:07月02日 著者:ビッグイシュー日本
呻きから始まるの感想
なんたるエンパワメントの書!祈りはお願いではない、ということはよく言われるけど、絶対に受け止めてもらえると安心できる場があれば、自分の思考の皺の間にまで入りこんでいる見えないものを出せるようだ。キリスト者に置いてはその場は「神」であり、思考を引きずり出すことを「祈り」というのだなと理解。しかし修道女というものは男性と切り離されているが故に尚更、男性優位を炙り出し臭いものに蓋をすることになっているのではモゴモゴ。
読了日:07月01日 著者:栗田隆子
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