10月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:6516
ナイス数:764
まんが経穴入門―ツボの名前の由来、作用、主治がよくわかるの感想
久々に引っ張り出したら、WHO臭が全くない経穴の解説にうっとりした。「科学的」なツボはツボじゃないんですよ。
読了日:10月31日 著者:周 春才
メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問 PHPビジネス新書の感想
メタと細分化と抽象化、この3次元のベクトルで発想できる枠を広げていこうというもの。例題は参考になった。
読了日:10月30日 著者:細谷 功
[まとめ買い] 愛されない私を救ってください~スピリチュアル女子の末路~の感想
既視感満載。最終巻で教祖がいかに策略を練って信者を集めたかのネタバラシ。バラシでも何でもなく、こんな手法はネットのオンラインサロンとか情報商材に溢れかえっている。教訓、「つけこまれるな」。池田ユキオの「ゴミ屋敷とトイプードルと私」がつけ込まれる女子の生態を描いているの秀逸。子宮系の皆様、すっからかんにならんとわからんのか。
読了日:10月30日 著者:ポレポレ美
思いがけず利他の感想
ミシマ社の本にハズレなし!帯にある「It’s automatic!? 誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやって来る」何のこっちゃと思ったけれどこのフレーズで利他の全てが説明されていた。落語の文七元結から始まり、利他という言葉を使わずに親鸞や九鬼周造の言葉を借りてその本質が明らかにされていくのに興奮!不勉強ながら与格というものを知らず、いらんエゴを取っ払い利他に近づくための与格の概念は必須。若松さんとの偶然の出会いは鳥肌もんだったけど、そういうことって気づいてないだけできっといっぱいあるんだ。
読了日:10月30日 著者:中島岳志
山本昌知の臨床作法 こころの科学増刊 (こころの科学 HUMAN MIND SPECIAL ISSU)の感想
いただきもの。高宜良先生のテキストに「あれこれと理論や制度を振りかざさずに、ただシンプルに、眼の前の患者さんが何を望み、そのために何ができるのか、何を取り除けばよいのかを考えよう、ということでしょうか」とありました。心と心理、”理”という文字がつくだけで似て非なるものになると感じています。心は理(ことわり)で触れてはいけないものと思います。
読了日:10月30日 著者:
アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】
読了日:10月29日 著者:アトゥール ガワンデ
幸福論 (角川文庫)
読了日:10月29日 著者:寺山 修司
ざんねんな努力
読了日:10月29日 著者:川下和彦,たむらようこ
バウムクーヘンとヒロシマ: ドイツ人捕虜ユーハイムの物語
読了日:10月29日 著者:巣山ひろみ
BEASTARS ビースターズ コミック 全22巻セットの感想
薦められて読みました。大円団に向けてちょっとはしょった感はあったけど、込み入った設定が破綻しないのとフルアナログの画力に圧倒。肉食動物に食べられる諦めが前提の草食動物と、草食動物を食べてしまうかもしれない本能と戦う肉食動物の葛藤。強いものの存在意義は弱いものを守ること、弱いものの存在意義は強いものを労ること、それぞれの役割を納得できれば共存できる、というユートピアを保とうという熱い思いにに酔いました。食べることが前提でない草食動物が体躯を武器とした攻撃の方が肉食のそれより過激という。
読了日:10月29日 著者:板垣巴留
犬と、走るの感想
人はなぜ山に登るのか、そこに山があるからだ。では人はなぜ犬ぞりを走らせるのか。犬ぞりに魅せられカナダでマッシャーをされてる本多さん。その表情に溢れるハッピーさが全てを表している。過酷な犬ぞりレースの描写とともに、関わる人々との熱く篤い交流の様子に読む側の心の温度も上がる。本多さんと関わる人たちの心の温度もさぞかし上がっているのだろう。お金がないからと自転車で氷点下の道を移動中の「こんな無駄なことでも、あとで何かの役に立つと信じよう」と不安を抱きながらペダルを漕ぐ描写が印象的でした。
読了日:10月27日 著者:本多 有香
ホットクックで毎日ごはん (オレンジページブックス)の感想
知人がホットクックに熱狂している姿を見て、そんな便利なものなら私も使ってみたい、でも何が便利なのかどうもわからない。本を読んでもわからなかった。使ってみないとわからないのか。
読了日:10月25日 著者:髙山 かづえ
百姓貴族(7)手ぬぐい付き特装版 (ウィングス・コミックス)の感想
百姓貴族の単行本が出るたび、WINGSってまだあるんだ、と思う私を許してください。ご実家は牛をやめたというのに丑年だからか牛ネタが多い今回。一番印象的だったエピソードは、牛をやめたら花火ができるようになったというもの。花火大会の後は近隣で野鳥がいっぱい死んでるってのを知ったときの悲しみよ(音や衝撃のため。
読了日:10月24日 著者:荒川 弘
これは水ですの感想
なんで読もうと思ったのか忘れてしまったけど、タイトルに騙されたことは間違いない。夭逝した作家が死の3年前に行った大学卒業式でのスピーチ。生まれたばかりの知性がない状態を初期設定と定義、将来頭を打ち抜かなくて済むように知性が重要、ということかと。自分の意思でもって設定&選択をし続けるということの象徴に、水とわかり切ったものに対して「これは水です」と言い切ることの覚悟とか、エスキモーの下りとかわからんかった。作者の死がなければこのスピーチへの評価は違っていたのでは、というのは意地悪ですか、そうですか。
読了日:10月24日 著者:デヴィット・フォスター・ウォレス
木嶋佳苗 危険な愛の奥義の感想
法廷のやりとりが結構なボリュームで読むのに時間がかかった。なぜこの人が?という誰もが抱く疑問に対してはっきりとした答えはなかったけれど、裁判長の熱さに正義感というものは必要なのだな、と今更ながら思わされた。東電OL事件には共感を抱く女性が多かったけれど、カナエギャルってのはカナエのようにうまいことやりたいって邪な意識があるのではと穿った見方をしてスイマセン、スイマセン。
読了日:10月23日 著者:高橋 ユキ
私はどうして販売外交に成功したかの感想
勧められて読みました。人の良心に訴える事柄は時代を問わず普遍的で頷くことが多いけど、この時代のアメリカならではということは、同じことを今の日本でやっても通用しないだろうなあ。ごく一部の成功者を事例として、まるで誰もが同じように成功できるように幻を見させているのが自己啓発系なのだな。
読了日:10月22日 著者:F.ベトガー
アンダーズ〈里奈の物語〉 1 (文春e-book)の感想
893やアウトサイダーもの、裏世界でのし上がっていく人物の頭の良さとか魅力を描く定番なんだろうけど、女の子が援デリする羽目になるとこには触れられていず、一体この先どういう救いがあるのかと疑問。
読了日:10月22日 著者:山崎紗也夏・作画,鈴木大介・原作
ハリ・灸はどうしてこんなに効くのかの感想
どうして効くのか、ということを説明できるようになるかな、と期待して読んだけど。鍼灸学校の1年1学期で習うようなこと。どうして効くのか、というより、こうやって効かせている、という内容。
読了日:10月20日 著者:胡 伊拉
見るだけでうまくなるまほうのひらがな練習帳の感想
悪筆をなんとかせんといかん、とこれまでいろんな教則本に手を出したけど、これがテキメン度ベスト!お手本の字が大きいのがいいように思います。そのイメージが頭にしっかりインプットされて、脳内お手本を自然と真似て手が動きました。
読了日:10月20日 著者:永田紗戀
中沢啓治平和マンガ作品集 第3巻 はだしのゲン 第3巻
読了日:10月19日 著者:中沢 啓治
THE BIG ISSUE 417号の感想
映画が公開されていたことを知らなかった私はバカなの!大丈夫(何が?)、トップ記事がジギー・スターダストだったのは衝撃だったけど、続く特集記事「土と微生物と」はこれぞビッグ・イシューって感じだったから。環境問題に通じる科学記事は毎度のこと全方向からの掘り下げで理解を深めさせる。今回の枝元さんの一口海苔巻きは美味しそうだったなあ!
読了日:10月19日 著者:
生き抜くための小笠原流礼法の感想
形を整えれば中身が整う、ゆえに何があっても動じない心が礼儀と作法により手に入るということだそうで。著者の次期宗家としての自負というか矜恃というかそういったものがスパークしている。その姿勢が圧巻でした。
読了日:10月18日 著者:小笠原清基
自閉症の息子をめぐる大変だけどフツーの日々 (単行本)の感想
大変だけど不幸ではない、とは家族に障害者がある方がよく言われることだけど、その大変さに自分の思いが全く至っていなかったことを猛恥。注射ができない、歯科治療ができない、そうか、そんな「当たり前」のことができないのか。「有難う」とはあり得ないことが起きるからそう表現するのだそうですが、当たり前が当たり前でない環境では全てが「有難う」なんだな、とちょっと目から鱗。頼ることが自立ということもよく言われますが、頼ってもらうことが当たり前という意識を持つことも重要だと思わされました。福祉とは相互支援だ。
読了日:10月17日 著者:梅崎 正直
LSD―兄ケビンのこと 新装版 (世界の青春ノベルズ)の感想
読友さんのレビューより。兄を崇拝する2歳年下の弟による1967年、夏休みの記録。家族のヒーローはドラッグ漬けになって帰省した。1960年代のカウンターカルチャーの臭いがプンプン。長男がヒーローとなる設定はよくあるけど、父親が暴君である場合は子ども達は共闘することになるのに、長男が猿山のトップになった場合は弟は父と兄の両方を仰ぎ見なくてはならなくなりダメージがでかい。兄が父の権力を継承することが多いのにこの物語は兄が密かに背負ってしまったものが、望まれたヒーロー像から脱却のための逸脱行動だった。兄が背負っ→
読了日:10月15日 著者:マヤ ヴォイチェホフスカ
こびとが打ち上げた小さなボール
読了日:10月13日 著者:チョ・セヒ
青少年のための小説入門
読了日:10月13日 著者:久保寺 健彦
なぜ私だけが苦しむのか: 現代のヨブ記 (岩波現代文庫)の感想
同じ言葉を仕事柄投げかけられることが多くなんと答えたらいいのかと悩んで最初に手に取ったのがこちら( https://bookmeter.com/books/5560085 )。これはイスラムにも同じことを感じたけど、つまりは神さえ信じることができればどうとでもなれるのだ。では信じる神がない人はどうすればいいのか。神は万能ではないと本書では言い切られている。神には人を不幸にする意思も力もない。これは天動説に異を唱えるに等しいものがあるのではないか。例えとして相応しくないのは100も承知ですが神であった天皇→
読了日:10月12日 著者:H.S. クシュナー
元カリスマホストが教える時給100万円の会話術の感想
勧められて読みました。至極真っ当なことしか書かれていない。真っ当なことをすることをサボると、人はあっという間に信用を失う。サボるとダメ、肝に命じます。
読了日:10月08日 著者:夕聖
ビジュアル部落史の感想
読友さんのレビューより。これは誰もが読むべき力作。部落の歴史が偏る視点なくまとめられている。部落問題にひっかかとこある人は見方を変えてもらえるだろう。編集元のリバティ大阪を潰した維新の罪深さよ。
読了日:10月07日 著者:大阪人権博物館
飼育員さんのすごいこたえの感想
ブックデザインが素晴らしく辻中浩一という人を検索してしまった。ツボる装丁に定評がある方なのだな。質問者は子どもがほとんどのようだけど、ラジオの科学電話相談といい、回答とはいかに質問者に真摯に向き合うかということなのだな。そしてその対象に対する自分の愛をいかに語るか。質問を受けるとは自分の推しをアピールする貴重な機会なのかもしれない。ニマニマしながら読みました。
読了日:10月07日 著者:淡路ファームパーク イングランドの丘
いのちの ふね (講談社の創作絵本)の感想
鳥クラスタとしては鈴木まもるさんの作品ははずせない。表紙画だけで満足なくらい。コウノトリが赤ちゃんを運んでくるというイメージはなんと幸せなものだろう。生まれ変わるのではなくて、赤ちゃんに戻り次の生を生きる。これはなかなか無い設定だったかも。それぞれの大切なものが途切れずにずっと続いていく、それを輪廻というのか。
読了日:10月07日 著者:鈴木 まもる
イシマル書房編集部 (ハルキ文庫)の感想
倒産にリーチの出版社が生き延びるために小説を売る。活版屋の孫である新人、ロートルの編集者、いったんは息の根を止められた作家、等々がそれぞれの想いを活かすために動く。リアルな絵を写真みたい、と褒めてるのか貶してるのかわからない表現をしてしまうことがあるが、ドラマみたい(褒めてます)、と感じた私を許してください。ハッピーエンドの結末が決まっていて、それにむけていかに読者をハラドキワクワクさせながら引っ張っていくか、見事な展開のお話でした。読書メーターヘビーユーザーが主人公ってのがまた。
読了日:10月06日 著者:平岡 陽明
THE BIG ISSUE 416号の感想
やっぱり巻頭リレーインタビューが好き。貧困パンデミックには稲葉さんが。特別な支援をしなくても、まずは稲葉さんや雨宮さんの意見に耳を傾けるだけでも。
読了日:10月04日 著者:
ADHDの子どもたち (子どものこころの発達を知るシリーズ)の感想
脳の欠損、障害であること、どう対処すればいいか、はよくわかった。なぜそれがこうも増えたか、その疑問には答えてくれていない。
読了日:10月04日 著者:岩坂 英巳
ニワトリ・ファイター(1) (ヒーローズコミックス)
読了日:10月01日 著者:桜谷 シュウ
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