うちのチビが通ってた小学校って1学年100人くらいのさして規模の大きい学校じゃなかったんですが、20ヵ国以上の国籍の生徒がいて、それぞれのお国自慢みたいな文化祭が年に1回ありました。
今でこそ外国人の比率が日本各地で多くなりましたが、20年くらい前にそうも外国人比率が高かったのは、それも多国籍にわたるのは神戸ならではの現象だったように思います。
外国人の子弟が多いのは学校のみならず、当然放課後の学童保育の現場でも同じでした。PTAでも言葉の壁ゆえに伝達事項を伝えることにたいへん苦労がありました。連絡網がその機能を果たさないのですよ。
聞くとはなしに聞いていたラジオで、外国人のおかあさん向けに学校での連絡に特化した日本語教室のようなものが紹介されていました。
遠足があるとしますやん、持ち物が指示されたプリントが渡されますやん。持ってくるものに「水筒」とあったら、水筒だけを持たせるおかあさんが頻出だったそうです。
そう、空の水筒です。
水筒が何のために必要か、ということがわからないのだそうです。
そこで、遠足で実際にお弁当を食べているところの画像を見てもらったら、水筒とは何のためにあるのか、ということを理解して貰えるそうです。
似たようなことが献血ルームでもありまして(似ているのか?)、タロットをカットしていただく前に上下の向きを決めていただくのですが、どっちが上かを決めてください、と言いましたら、じゃあこっち、と指定してくださいます。
いえ、してくださいません(どっちやねん。
はい、決めました、と言われるだけでどっちかを教えてくださらないのですよ。黙ったままの方も少なからず。
そうですよね、どちらを上にすることにしたのか教えてください、というのが正しい表現ですよね。
どちらが上かを決めてください、という文章には、決めた結果を相手に伝える、という指示はなされていないのです。
飲むものを入れた水筒を持たせてください
どっちが上かを決めたらそれを教えてください
求める答えを得るためには、それをちゃんと伝えることが必要です。しかし悲しいことに、関係というのは期待の上に成り立っていることが多いです。こうしてくれるだろう、という。
期待は失望とセットです。もつべきものは期待ではなく目標です。確固とした到達地点です。
水筒には飲み物を入れることが必要であるとわかってもらうこと
カードのどちらが上かを決めたらそれを伝えてもらうこと
伝えたいことがわかっていないから、わかってくれない、っておもっちゃうのかもね♪
まず、自分は誰に何をどう伝えたいのか、それを明らかにしてから口を開けば、わかってくれない、という失望を味合わずに済むことでしょう。
風邪もその場で治します。
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