朝日新聞 7/30 悩みのるつぼ by 岡田斗司夫
この記事がなかなか消化できませんで、読んでから2日も悩んでいたのですが。
タイトルには「コミュニケーションって何?」とあったので、
コミュニケーション論なのかしら、と読み始めました。
しかし。
これってつまり、自己責任とりたくないわ、責任とってくれない上司なんてイヤだわ、って言ってるんですよね?
質問文を鵜呑みにするなら、上司の対応にも問題があったような感じはします。
しかし。
私が一番目についたのは「女性だけの飲み会」って箇所なのですよ。
もともとの依頼文にどこまで手が入れられているかはわかりませんが、
「女性だけの飲み会」って部分が掲載されていることに非常に意図的なものを感じましてですね、
この相談のポイントってつまりここじゃないのかな、と。
これだから女は、というモノの言い方をするものの、
まさに自分こそが「これだから女は」って言われちゃうような人なんじゃないかな、と。
岡田斗司夫が「あんた、使えないよ」と一刀両断して
半年も職を選り好みして決めずにいることの甘さを指摘しています。
私もこの人は、文句言いでやりにくい人なんじゃないかなって印象を持ったのですが、
「コミュニケーションとはなにか、もう十分わかっているはずです。」の部分で多いに悩みましてですね。
ここで岡田氏が言ってるコミュニケーションって一体なんなんだろう?
なんで、生きるチカラを取り戻してください、でまとめられているんだろう?
NLPの前提条件に
相手の反応が自分のコミュニケーションの成果である
というものがあります。
期待した反応がなければ、それは伝え方がまずいのです。
コミュニケーションが成立していないのです。
コミュニケーションブレイクダウンです。
コミュニケーションって折り合いをつけることだと思っています。
自分が望むものと相手が望むものの折り合いポイントを見つけること。
それを見つけるために言葉を尽くして双方が納得できるものを得ること。
相談者の転職がうまくいかないことがコミュニケーションの問題であるとするならば、
この方は折り合いをつけるためにエネルギーを費やすことを厭っていらっしゃるのではないのかな、
その点を岡田氏は甘い、生きるチカラがない、と指摘されてるのではないかな、というのが無理矢理なまとめ。