シャドー

みなさんご存知のように(知らんか、
ハチクロ(正式名称:ハチミツとクローバー)は私のバイブルです。

全10巻を1〜2ケ月に1度は読み返します。
あれを乙女な片恋の物語だと思っているそこのあなた、違う、違います!!
ハチクロのテーマは才能です。
才能ある人がより高みを目指すことへの苦悩、
才能ない人の才能ある人への憧れや自分への無価値感、
そういったものが可愛らしい絵柄に隠されています。

 

ハチクロの内容をまったくご存知ない方には申し訳ないですが、
真山と野宮という2人の男子がですね、
仕事や山田という女子をめぐって、ちょっと複雑な関係にあるのです。
で、この2人の関係こそがシャドーじゃん!!と
昨日読み返していて気付かされたのですよ。

シャドーとは何か、以下、旧アカウントの再録です。

私の実物をご存知の方はよくおわかりでしょうけれど、私は髪が少ないです(涙。
たいへん気にしてます。
宝くじが当たったら、リーブ21に行こうかと思ってます。
人から指摘されるのイヤだから、自分から言います、
私って髪が少ないからさー、髪型の選択肢がなくて困るのよ、と。
えー、そんなことないよ、気にすることないよ、と言ってくれる人と、
ほんまに少ないな、と傷口に塩を塗ってくれる人の2種類がいますが、
その違いは何かおわかりでしょうか?

前者は髪の多い人。
後者は私と同じく髪の少ない人です。

つまり、自分にないものは目に入らないのです。
気にならないのです。

若い頃から嫌いな人、苦手な人が多くて悩みましたが、
ビジョン心理学を学んで、嫌いな人ってのは100%と言っていいくらい自分のシャドーだ、と言われ、
それがなかなか受け入れがたかったです。あの嫌いな人と同じものを私がもっている?そんなバカな!!と。
シャドーというのは自分の中にあって自分で認められないものをこれでもか、と見せつけてくれる存在なのです。

自分の中に同じものがある場合と、それを必要以上に恐れていたり拒んでいたり、というケースもあります。

じゃあ、どうすればいいのか。

自分の中にある、目をそらしていたものと向き合うこと。
そして、それが気にすることはなかった、
そういうネガティブな感情が自分の中にあると思っていたのは幻想にすぎなかった、ということに気づく事です。

気づく事。
これ、ほんとに大切。
気づくだけでいいんです。

端的に言うならシャドーとは、その言動が癇に障る存在です。
見たくないもの、無かったことにしたいものをこれでもか、と見せつけてくれる存在です。
私ってばとっくにそれは克服したのよ、と思っているものとか、
それに苦しめられていた頃の自分はもう思い出したくない、とか、
なんせ無かったことにしたいものを目の前につきつけてくれる存在です。

野宮にとって真山は、青くさい青春スーツで苦しめられていた頃の自分を思い出させられ不愉快。
真山にとって野宮は、スマートに行動できない自分を突きつけられているようで不愉快。

 ♪青春スーツを着ていた頃があるから今の君があるんだよ。

 ♪君だっていつかは思うどおりスマートに行動できるさ。
  行動できない今の自分を責める必要はないだよ。

と、思えたなら、青春スーツは甘酸っぱい思い出に、スマートな言動は嫌みでない、憧れの目標となるのです。

シャドーである存在は決してあなたを責めてはいません。
自分で自分を責めていることが現象化したもの、それがシャドーです。

だと思う。

##再掲部終了##

ということですわ。髪はいっそう少なくなってます。
ヘッダー画像の己の姿を見るのが苦痛でなりません。
だから。私は禿の男性は無問題ですが、デブには厳しいのです。

細くて白くて硬いのが好みのタイプです。

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