布団：その２（コンプレックス編）

2013-01-03

こんにちは (*ﾟ▽ﾟ)ﾉ
神戸元町コネクトロンのいまぷです。
ご訪問いただきありがとうございます。

先ほど諏訪神社いってですね、ものすごいご褒美がありました。
もう幸福感につつまれてオリますよ。
生きてると嬉しいことがあるなあ。

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みなさんご存知のように（知らんか）、私は小学生高学年の頃何年か、
近所の画家さんのとこに絵を習いに行かされていたのです。
当時の母の私の進路に対する第一希望が美大で、
この母の希望ってとこがそもそも間違いなんですけどね。

習いにいったといっても何を教えてもらえるわけでなく、
好きなものの模写をしなさい、と言われて
私はそこにあったシャガールの画集をひたすら模写する、ということを
何年もやっていたのです。

で、中学になってから美大志願者向けの美塾みたいなとこに行ったんですが、
そこで愕然、レベルが違いすぎるんですよ。
そらそうだ、だってデッサンなんて全然やったことないんだもの。
私には無理だ、と即断し、母に無断で美塾はやめてしまいました。
そらー怒られましたけどね。

日比野克彦が高校の時に初めて東京の美塾にいって、
自分とのレベルの違いに愕然として一念発起した、ってのを読みましたが、
一念発起する余地もありませんでした。
サイバラのように何がなんでも絵を描きたい、という熱意もありませんでしたし。

以来私には、絵を描くことを始め、モノ作り、表現者、クリエイターの方への
猛烈なコンプレックスがあるんですよ。

なんで母が私を美大にやりたかったか、ってのがわかったのはかなり後のことで、
画廊をやりたかったそうなのです。
絵を見る目を養うために美大に行かせようということ。
見る目を養うためだけだったら描けなくてよかったじゃん！！
ま、ここでうっかり見る目養うコースに進んでいたら、それはそれでまずかったと思いますけどね。

小学校５年生くらいの時に、将来なりたい職業ってのに美術評論家、
って書いてたんですよ。実話ですよ、実話！！
その頃から、自分には描く才能ないってわかってたんだろな。

で、母が次に私にもとめたのは薬剤師。
手に職つけなさい、ってのが大義名分ですが、
薬学部に行きたかったのに行けなかったそうで、そのリベンジです。
当時、理系の科目の成績がズタボロで、志望を伝えた先生にあきれられて、
悪いこと言わんから文系にすすめ、と合格率をあげるために受けさせられた
文系の大学は受かって、本命の薬学部はかろうじて一番偏差値が低いとこしか
受からなかった、というのは当然の結果でありましょう。

私ねー、学歴コンプレックスもひどいんですよ。
文系だったら『いい学校』行けてたのに、って（いやな奴だなー）。
いやいや大学にいって、そこで元配とくっついて、さっさと中退してしまったというロクデナシです。

大学はつまんなかったのでまったく未練はないんですけど、
理系の科目は苦手だ、ってのがしっかりとインプットされてましてね。
それが覆されたのは働き始めてからでした。

一番最初に勤めたのは家から近いという理由だけで決めた設計事務所。
事務のおねえちゃんするつもりが現場の測量から図面引き、積算までやらされて
それが楽しかったんですよねー！！
設計士の資格をとりなさい、と詰め寄られ、でも私物理が苦手だから無理だわ、と
逃げていたんですが、どうにも逃げられなくなり辞めることにしました。

で、これからはコンピューターだろ、ってんでプログラマーになることにしました。
三ヶ月だけ学校にいって、フォートラン習いました。
初心者、未経験でも可、って会社を見つけてそこに就職。
ここからシステム業界人生の始まりです。

あれー、こんな自分語りになるはずじゃなかったのに。

特定の業務のシステムばかり作る、って人もいるでしょうけど、
私は零細企業を転々としたのでいろんな下請けばっかなんですよね。
仕事なんて選べるはずもなく、まったく知識のない分野に放り込まれることも多々。
学生以来数年ぶりにsin、cosに遭遇したとき、なんの因果でこんなことを、と
嘆きたくなりましたが、仕事だからやらないといけないですよね、
で、必死にやった結果、その楽しさに目覚めてしまったのですよ！！
数学って楽しい！！物理って楽しい！！
どうしてこれが高校の時にわからなかったんだろう、と。
まー、教え方とかの問題もあるでしょうけどね。
教え方ってほんと大切だなと改めて思ったのは、離婚前に塾を始めた時でしたね。

えー、今回のテーマは何だったかというとですね、
苦手意識というのはいかに人の可能性を制限するか、ということです。
あ、もいっこ、親が子供の進路を無理強いしてはならない、ですね。

続く。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております <(_ _)>

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