私たちの魂の旅は、癒しによって「自分は『愛』以外のもの」という幻想から目覚め、「自分の本質は『愛』」ということを認識することです。
by チャック・スペザーノ

セルフ・セラピー・カード

セルフ・セラピー・カード

幻想から目覚め、とあるように、このカードが出る時は「愛」の再認識の場合が多いです。
愛がないのではなくて、愛があったことを思い出す、というものです。

人間性善説ではないですが、人は「良いもの」をモチベーションとして動くのが基本です。
良いもの=愛
しかし、不本意な状態が長く続くと、自分の中にあった「愛」の存在を忘れてしまいます。
自分の中に良いものがない、良いものを動機として動けない、となると自己評価暴落、
一気に負のスパイラルに取り込まれてしまいます。

初心に戻って、当初の気持ちを思い出して、自分の中に良きものがあったことに気づけることでしょう。
再度、気づけることでしょう。なかったのではないのです、あったことを思い出すだけです。
あなたはずっと、良いものを原動力として動いているのです。

やる気をなくしてしまった仕事への当初の熱意を思い出す。
愛が薄れてしまったと感じるパートナーへの当初の気持ちを思い出す。

ま、それがもう必要ない、って場合もありますが、そんときゃ他のカードが出ます。
『愛』のカードが出た場合は、見失った愛を思い出していただく、という作業をしていただくことになりますね。

先日のセッション例、お父様との確執に悩まれていました。
解消すべきはお父様への恨みとかってことになるのかな、と思いながら進めていたのですが、
最終的に出て来たものは、お父様への感謝の気持ちでした。愛してくれてありがとう、でした。
人との関わりのベースになるものってやっぱ愛なんだな、と再認識です。

偽善はよく問題になりますが、偽悪が取り上げられることって少ないですよね。
この偽善者め!って人を罵ることはあっても、この偽悪者め!って言うことはそう無いのでは?
でも、偽善者より偽悪者のほうが困りもんですよー。
だって、たとえ上辺だけであっても偽善者は人に善を提供してるけど、偽悪者は悪を提供してるんだもの。
いりませんよね、悪。

本来もっている愛を素直に表現できない天の邪鬼の偽悪者さん、
愛を認められない不本意な状況が続いていたかもしれませんが、
自分の中に愛があると認めていただく勇気を持っていただくことで、
ありがとう、って言われることや言うことに抵抗がなくなっていきますよ。

愛だよ、愛。
いや、ほんまに。

この記事をシェアする
関連記事はこちら
アーカイブ