続々々:マツコに占いの何たるかを(ry

結婚できますか?って聞かないでくださいね、結婚するためにはどうしたらいいですか?って聞いてくださいね、といつも言わせていただいているわけですが。ま、それは『あんたなんか結婚でけへんわ』って言われることを回避するためでもありますが、行き先をはっきりさせたいってのもあるんですよねー。

占いってのは占的が必要です。占的がはっきりしてないと吉凶を出せないですよね。結婚したい人には結婚できますよ、ってのは吉ですが、結婚したくない人に結婚しますよ、っていうのは嬉しくない答えなわけですよね。

なので、どうしたいか、ということをお尋ねして、行き先を決めていただくことが必要なんですよ。それが無いのに占いの結果だけを求める方が占いハウスの上客なわけですよね。

提示された質問に単純に答えるのではなく、いったいどういう答えをだせば納得していただけるのか、この方が本当に求めているものは何なのか、頭ひねりますねー。

夢はなんですか?とお尋ねしたら、子どもがいっぱい欲しい、と。子どもが出来るかどうか知りたい、と。ということは家庭もパートナーも必要なわけですが、それは要らないとおっしゃるのですよ。じゃあ人工授精でもいいんですか?とお尋ねしたら、はい、と。

つまりこの方の問題は、家庭というかパートナーシップなわけです。そこに向きあわずに出す答えには意味がないんですよ。人工授精でシングルマザーで子ども作ったっていいんですけど、それが家庭の問題から目をそらした結果であるならそれはその方の本当の幸せにはならないのです。子どもを持つ喜びを得ることは出来ても、家庭で得られる喜びは得られないのです。

もっと重要なのは、自分が育った家庭でできてしまった穴ぼこが埋まらない、ということです。

子どもできますか?というお尋ねに、出来ますよ、と答えたらその方は嬉しいでしょうけど、それが人工授精を前提のものだとしたら多分その方の嬉しい答えは出ないと思うのですよ。これがサイコロやらカードの不思議なとこですが、穴ぼこを埋める前と後では結果がかわるんですよね。

子どもが出来るかどうか、だけと、パートナーシップにきちんと向きあった上で子どもが出来るかどうか、は異なる占的なのですよ。なのでサイコロ振るときの尋ね方は結構神経質になってます。

うん、私の作業の多くを占めているのは、選択肢をひねりだす、ってことなんですよね。カード開く、サイコロ振る、という行為ではなくて、カードやサイコロで何をみるか、何を尋ねるか、という対象を定めることなのですよ。

さーて、次回こそマツコが登場するよ!絶対だよ!!

最後まで読んでくださってありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております <(_ _)>

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