心療内科とさよならするために（０２）

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神戸元町コネクトロンのいまぷです。
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みなさんご存知のように（知らんか）、着物生活に割烹着は必須です。だって袂が邪魔だから。なので私はエプロンというものを持っていません、割烹着だけです。

今朝もゴミ出しの際に割烹着を着ていたのですが、通りすがりのおばちゃんから、おっ、割烹着着てるやん、って声かけられて、その発言の意味するところがよーくわかってしまうわけですよ。

割烹着が売れまくってるらしいですね。こういう現象を見ると、これだから日本人は、とつい思ってしまいたくなる私を許してください。流行っているから自分も、という付和雷同、人と同じであることの重要性は日本人の骨の髄まで叩き込まれているのだな。

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◎心療内科とさよならするために（０１）の続き：

まずは僥倖その２について。

持病についてはこれまでもたびたび触れさせていただいてオリましたが、ほんま、私の人生最大の気付きのきっかけとなりましたねー。
参考拙記事：裁き
　　　　　　あきらめる

病名の診断を受けたのは、神◯大学医学部付属病院第◯内科にて。

何が僥倖やったってね、ドクターがアンポンタンやったんですわ。

え？聞こえない？

アンポンタンやったんですわ

多発性硬化症いう病気なんですわー
脊髄の中の神経が炎症起こしてるんですわ
お薬飲んだら治りますよ
飲んだらちょっと太りますけどね

説明はこれだけ。

で、診察中に電話がかかってきて、知り合いの結婚式の打ち合せのようだったのですが、患者の私をほったらかして延々結婚式について電話してるんですよ。

そっかー、お薬飲んだら治るのかー、よかったー、たいしたことなさそうで。でも太るのイヤだなー、ぐらいにしか思っていなかったのですが。

が。

２日で４キロ太りましてね。免疫抑制剤のんで太って皮膚がさけた、って話は大げさじゃないんだな、って思いました。そらー体調悪くてね。こんな薬飲んでられるか！と勝手にやめた私を許してください。受診して調子の悪さを訴えようともしなかったのは、ひとえにドクターからの説明がなかったせいですよ。大変な病気だって認識、まったく無かったんですよ。ま、確認とか調べるとかしなかった私もいけないんですけどね。ネットもない時代でしたし。怠慢な患者だったのかもしれません。もっとドクターに食らいつくべきだったのかもね。

そしてここから、私は代替医療や東洋医学にどっぷりと足を踏み込むことになったのです。

一概に西洋医学や新薬を否定するものではありません。やっぱシステムですよね、待ち時間３時間で診察３分とか、診療報酬のためにいらん検査や薬を出すとか、そういうとこにはなかなか身を委ねられるものではありません。そういうとこにたまたま埋もれている信頼できるお医者さまなどは、それはすごい葛藤があるでしょうね。

この数年で心療内科が雨後の筍のように増えたのは、患者が増えたってのもあるでしょうけど、薬で儲かるからですよ（って言い切っちゃってごめんなさい）。儲かる科は増えるのです（眼科、皮膚科、耳鼻科）、儲からなくてしんどい科は減るのです（小児科、産婦人科）。ビルのテナントクリニックばかりが増えるから、夜中に子どもが熱だしたからって駆け込めるとこがなくなるのです。

そしてそういう割り切りタイプ（？）ではないところには患者さんがすがりにきて、んで、対応しきれなくなって消耗しちゃう、という悪循環。

おっと、脱線。

で、なんでアンポンタンだったことが僥倖かというと、薬から離れられたからです。もちろんこれは、私の症状が薬の厳重なコントロールがなくても済む程度だった、ってこともあるでしょう。東洋医学や代替医療が万能なわけではありません、最新の西洋医学でしか対処できないこともあるでしょう。でも私は、身体のすべてのコントロールを薬に委ねる、ということからは自由になれたと思うのです。

薬を飲み続けていたらどうなったか、それはわかりません。ひょっとすると良くなっていたかもしれません。いずれにしても、私の方向性を変えさせたのはアンポンタンだった、ということです。

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