チヤホヤされたかったのはなぜ?

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さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。
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リーディングの感想を頂戴いたしました、ありがとうございます!

誘導してる、というご意見もちょうだいしました。ま、献血ルームではもっと占いっぽくやることが必要かもしれませんね。あそこでは皮かぶりでは通用しないでしょうから。精進いたします。
参考拙記事:LEADのためのREAD

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20代女性さま(Sさん、とさせていただきます)、セッション内容をブログ記事にまとめさせていただくことご快諾いただけました、ありがとうございます!

現在、介護のお仕事をされています。この仕事は自分には向かないのではないかと悩んでいらっしゃいました。しかしあと1年続ければケアマネの資格がとれるので、それまでは頑張ろうと思っている。しかし身体が悲鳴をあげてしまって職場で倒れてしまい、心療内科でお薬もらっていらっしゃいます。

現在はご家族と同居ですが、早く自立しなくては、早く結婚して子どもを生まなくては、そのために貯金をしなくては、それが人として果たさなくてはならないことだ、という強いものをお持ちでした。

が。

言われるほど切り詰めて貯金をされてるわけでもないのですね。なぜ自立が結婚することにつながるのだろう、どうしてそうもお金がないことへの不安があるのだろう、ちょっと不思議でした。

出たカードはこちら:

1:イヤーカード「悪魔」
参考拙記事:ジャミロット「悪魔」
2:ブロックしているもの「隠れた自己」
本音と建前のせめぎ合いです。Sさんの本音とは何なのか、を探らなくてはなりません。
3では、どうするか「選択」
参考拙記事:セラピーカード「選択」
本音の部分を選択していただきたいですね。
4:得られるもの「成功」
参考拙記事:セラピーカード「成功」
Sさんが引き上げてあげなくてはいけない人とはいったい誰でしょうか。
5:現状「運命の輪の逆位置」
参考拙記事:ジャミロット「運命の輪」
逆位置なので、動けていない、となります。

まず本音を探ってみましょう。本当にやりたい仕事とは何なのか。

ちやほやされたい、とおっしゃいました。
華のある仕事がしたい、とおっしゃいました。
まー、つまりは芸能関連のようなものです。

で。

めっちゃ美人さんでした。
美人ですよね。
ありがとうございます。
美人ってよく言われますよね。
はい、言われます。

これなんですよねー。自分が美人であることが当たり前なので、その事実に対してそれ以上のこともそれ以下のこともないんですよ。チューリップは赤い、と同じ意味しかないんですよ。美人なんですよ。美人であるというリソースを活用すればいいのです。美人であることが武器であるところで勝負すればいいのです。

では、なぜそれが出来ていないのか。

介護の仕事に進まれたのはたまたまでした。何の必然もありません。そしてSさんに働かなくてはいけない、と思わせてしまったのはおかあさまでした。

働かなくてはいけない、はわかります。貯金しなくてはいけない、もわかります。それがなぜ早く結婚しなくてはいけないになるのかが、イマイチフルイチわからないのです。

出て来たのはおとうさんでした。おとうさんは家に帰ってこないのです。大人になるまでそれが普通だと思ってました。大人になって、よその家ではおとうさんというのは家に帰ってくるものなのだ、ということがわかりました。なんだ、おとうさんが居なくて淋しいのは普通じゃなかったんだ。

たまにおとうさんが帰ってきてごはんを一緒に食べてる時に言いました、おとうさん、オウチに帰ってきてよ、おとうさんが居ないと淋しいよ、と。

黙ってメシ喰えや!

おとうさんから返ってきた言葉でした。自分の淋しいという気持ちは受けとめて貰えないのだ、というあきらめになりました。

Sさんが早く結婚したいのは、家庭を持ちたいからでした。おとうさんがちゃんとオウチに帰ってくる「普通のオウチ」が欲しいからでした。相手は誰でもいいのです、お外でお仕事して普通にオウチに帰ってきてくれるおとうさんなら、自分が好きな人じゃなくてもいいんです。おとうさんが居なくて淋しかった、その淋しさを埋めてくれる人が欲しかったのです。

早く結婚したい、と思わせていたものの正体はわかりました。しかし、なぜチヤホヤして貰える仕事をしたいのか、それをしてはいけないのか、がわかりません。

もう一度お尋ねしました、好きな仕事をするなら何をしたいか?と。

エステや美容関係のお仕事をしたい、とおっしゃいました。自らも美しくなって、人も美しくする。まさにこれがセラピーカード「成功」の意味するところのものです。

好きな仕事をすることと対立しているものは急いで結婚する、でした。淋しさを埋めるため、とにかく早く結婚したいのです。でもそれはやりたい仕事をするということとは両立しないことでした。

急いで結婚することで得られるのは赤の「しあわせ」、
好きな仕事をすることで得られるのはオレンジの「これでいい」になりました。
2つを統合すると、紫の水分がいっぱいのものになりました。
そしてそれは要らない、とおっしゃいます。
水分が邪魔だ、じゃあその水分とってください、と言いましたが
とった水分をどうしたらいいのかわからない、と。

ほー、これは初めてのパターンです。フィットしないものへの、ものすごい抵抗がありますね。

キレイになりたい、チヤホヤされたい、ということが繰り返し出てきます。チヤホヤされることによって何が得られますか?自分のレベルがわかる、と。

ほー、これまた不思議なことをおっしゃる。

人がキレイ、と言ってくれても、それはその人の価値観の中でのキレイだ。キレイをよく知らない人にキレイと言われても嬉しくない、と。

ほー、ごもっともであります。こうも自分のキレイというリソースを認められないということは、自信を持たせてもらえなかったということですよね。おとうさんやおかあさんは、あなたのことを可愛い、キレイ、って言ってくれませんでしたか?

言ってくれます、でも、信用できません。親から言われても、信用できません。

はい、ここでもっかいビジュアルスクワッシュしました。

親の言うことを信用しないことで得られるのはうすいピンクの「うれしい」、
親の言うことを信用することで得られるのはピンクの「ほっとする」、
2つを統合すると赤の「タヌキ」になりました。

タヌキちゃんが来てくれたらどうなれますか?

入ってこない、タヌキちゃんは私の中にやってきてくれない、と涙を流されます。

タヌキちゃんが来てくれないってどんな気持ちですか?

苦しい

この「苦しい」を扱うことにしました。
参考拙記事:4:ターゲットとする感情の見極め

出て来たのは6歳ちゃん、教室でみんなにバカにされてます、へんなこと言ってる、って。

自分の考えを分かって貰えなくて辛かったです。友だちや先生にわかって欲しかった。

私はこんなふうに思ってる、ってちゃんと言えて、それが伝わればよかった。それが出来たら自信が持てる。

自信を持っているなら、現在華のある仕事ができる、美容の仕事ができる、そして36歳になってダンナさんも子どももいて幸せになっている。

36歳から現在の自分には、介護の仕事しなくていいよ、と。
だってあと1年でケアマネとれるんだよ。
そんなの後からでもいいじゃない。
わかった、介護の仕事やめて美容の仕事する。

そう言えた現在の自分から6歳ちゃんには、
あなたはへんじゃないよ、と。
6歳ちゃんは、笑われてイヤだった、と。

周囲と迎合できない、キャラが立っているゆえの衝突だったのでしょうね。

自分の感覚は受け入れてもらえない、言ってもしゃーない、という強いあきらめがここでも出てきました。

言ってもしゃーないという黒いあきらめが胸の中にありました。そこから出て来たのは14歳ちゃん。

アトピーがひどかったそうです。そのことで周囲から心ない対応をされた。それがすごいダメージになっていました。ネガティブな感情にまつわることは「痒い」という現象になっていました。

アトピーが辛かったこと、おかあさんにも言えなかった。だっておかあさんも治そうと一生懸命になってくれていたのもの。

アトピーは小さい頃からでした。ちっちゃい時、痒い、と言うとおかあさんから怒られました。痒いって言っちゃダメなんだ、痒いって言っても仕方ないんだ、とここでもあきらめが入ってしまっていました。

では、笑われてイヤだった、ということはどこから出て来ているのでしょうか。はい、これが今回のキモとなるところです。

Sさんは美人だった。で、叩かれていたわけです。人が苛められるのは、出る杭は打たれる状態なわけです。打たれる杭は、出切ってしまうことが必要です。突出してしまうのです。
参考拙記事:掃きだめに鶴

幼い頃から出る杭であったSさん、それが笑われる、バカにされる、という現象となっていました。

そしてそれをデメリットではなくリソースであるとご両親は思わせてあげることが出来なかったのです。ご両親の「Sはかわいいね」という言葉を受け取ることが出来なかったのです。受け取ることが出来ていたなら、周囲から叩かれてもそれが自己卑下につながることはなかったでしょう。

ではなぜご両親からの「かわいいね」を受け取ることが出来なかったのか。

おとうさんは帰ってきてくれなかった、家族のことほったらかしだった。自分たちがおとうさんにとって大切な存在であると思えなかった。

おかあさんは留守を守ってたいへんそうだった、アトピーが痒いと言ったら怒られた、自分を出しちゃダメなんだ、と思ってしまった。

おとうさんとおかあさんの間に溝を作ってしまった、そのために、おとうさんとおかあさんからの本来は嬉しいはずの言葉も素直に受けとめられなくなってしまった。

そしてクラスメートからの批難に対して、自分はダメなんだ、人前に出る華やかなことなどしてはいけないのだ、と思ってしまったのです。

やりたい仕事ができれば、焦って結婚なんてしなくてもいい、もっと人生を楽しめる。

ケアマネ取得にこだわらず、介護の仕事はやめて美容の仕事に進んでいただけます。ご自身も美しくなって、周囲の人も美しくすることができます。

介護の仕事もイヤではない、とおっしゃいましたが、Sさまの美貌をより活かすのは介護の現場ではなく美容の世界です。

おとうさまに文句を言うなら、15歳の時に「もっとオウチに帰ってきてよ、一緒にいてよ」と言えたらよかった。

早く家庭を持つために候補となる男性がいらっしゃいましたが、好きだから結婚するのではなく、淋しさを埋めるための結婚です、間違いなくおとうさまにされたことと同じ思いを味わうことになるでしょう。だって淋しさの穴ぼこが埋まっていないのですから。

まずはやりたいお仕事をなさってください。そしてご自身への肯定感を強めてください。そうなれた上で繋げた縁ならば、Sさまにとって本当に安心のできる家庭となることでしょう。

おとうさまが居なくて淋しかった

早く家庭を持ちたかった

そのためには好きな仕事なんてしてる場合じゃない

容姿がすぐれているため周囲から叩かれた

自信を持たせてもらえなかった

ホントはやりたい華やかな仕事をしちゃいけないと思った

Sさまがやりたい仕事をできない原因はこの2つでした。

チヤホヤされたい、というのは、見て欲しいという欲求の現れかな、と思ったのですが、衆目を集めることができる、人前に立つ華やかなお仕事ということでしたね。

Sさまが持たれているものは、それを持っていない人にとっては欲しくても手に入らないものです。それをご自身の最大のリソースとして、思う存分に発揮なさってください。

あなたはチヤホヤされていいのです、周囲の人はあなたをチヤホヤしたいのです、美しいね、かわいいね、素敵だね、と眼福させてあげてください。それこそがあなたのミッションです。美しくなって、美しくしてあげてください。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております <(_ _)>

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