吊るし人

 

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吊るし人は、あえて停滞する、ということの象徴です。

物事がうまく進まないなー、という状況になった場合、それは外に原因があるのではなくて、自分が進もうとしていないだけなのです。なので、進むわ、と気持ちを固めたなら足止めはなくなります。

人は一歩すすむとか変わるということがすごくイヤです。なのでそれをしなくていいようにいっぱい言い訳をひっぱってきます。病気や身内のトラブルなどが言い訳に使われることが多いです。

なんか最近トラブルが多いな、という時は、そのトラブルがまったく無くて、すべてがうまく行っていたら自分は何を得ることができているだろうか、と考えてみてください。それこそが向きあうべきもの、掴むべきものの正体です。

これ、掴みに行くわ、と思えたならもう停滞している必要はなくなるので滞りはなくなります。進むことができます。

人が進めない時って、選べない時です。選ぶことが出来ると一歩を踏出せるのです。

天秤にかけるって普通はいい意味で使いませんけど、どっちが自分にとって大切かを見極めるたいへん重要な作業なので、普段から「天秤にかける」という意識は持っておかれたほうがいいと思います。

天秤にかけたら、重いほうを選びますよね。重いということはメリットがあるのです。人ってメリットないことは絶対に選びません。メリットがあるから選ぶのです。

自分は何をメリットとしてそれを選んだのか、ということがはっきりしていると、選択に迷いやブレは発生しません。

病気などなんのメリットもなさそうなものをあえて選択している場合には、休める、したくないことをしなくて済む、という言い訳に使っていることが多いです。これが2次利得です。

同じ事柄でもその時々で天秤の動きが反対になることもあります。

子どもってテストがイヤな時に熱だしますよね。あれと同じことを大人になってもやっています。子どもの時はテストを受けなくて済むことがメリットですが、大人になったらちゃんとテスト受けて評価を受けることが必要です。テストを休めることと、ちゃんと受けられること、どっちが今の自分にとって大切か、ということがわかると、つまり熱を出すか出さないか、も自分でコントロールできるわけです。

しよう、しようと思いながら出来ないことって、出来ないんじゃなくて「しないこと」を選択しているのです。それをするよりも、しないことのほうに天秤が傾いているのです。

たとえば掃除をしよう、しようと思いながら出来てないとしますよね。じゃあ掃除をする代わりに何をしているか、うん、いつも漫画読んでるよ。じゃあ私にとっては掃除より漫画のほうが大切なんだ、私は漫画を読むという重要な作業をしているのだ、と思えば掃除が出来ていない、という罪悪感から解放されます。

※ここでわざわざ、私はぐーたらだから、といらん理由をひっぱってこないでくださいね。あなたは掃除よりも大切なことを選択しているのですから。自分が選択した行為を尊重なさってください。

漫画よりも掃除のほうが大切になったなら、自然と掃除にとりかかることができるでしょう。

目の前に大きなご褒美が待ってる時はお尻が重くなります。そういう時はお尻たたいて進めてくださいねー。

https://connectron.jp/20120907-1346970018/

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