いじめに遭っていたこと、親に言えましたか？

2014-10-05

　*ﾟ▽ﾟ)ﾉ　こんにちは！　
　占い（四柱推命・易・タロット）と
　心理学（ＮＬＰ・ビジョン心理学）で
　悩みの根を絶ちあなたと幸せをおつなぎする
　神戸元町コネクトロンのいまぷです。
　ご訪問いただきありがとうございます（＾人＾）　☆無料占いや↑　クリックする前にお題を考えるんやで〜☆

当ブログが初めてという方、
何を探してたどり着いていただけましたか？
常連のみなさま（いつもありがとうございます！）
今日はどんなお気持ちですか？

誰かに聞いて欲しいな、話したいな、ということがありましたら
☆　こちら　↓　で承ります　☆

※回答を確約するものではありませんが、可能な場合はお返事をさせていただきます。
またブログのお題とさせていただくこともあります。

◎トップ　＞家族　＞いじめに遭っていたこと、親に言えましたか？

はい、本日のテキストはこちら

かあちゃん

作者: 重松清
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2009/05/29
メディア: 単行本
購入: 1人クリック: 9回
この商品を含むブログ (17件) を見る

重松清さんの著作数は膨大ですからもちろんすべてを読んだわけではありませんが、ほんとはずれがありませんねー。

いじめられていた、という辛い経験をなさった方、たいへん多いです。それに引き換え、いじめていた、というカミングアウトは少ないですね。罪悪感を抱かされる後者のほうが当事者にとっては辛いことで、それゆえに表に出すことができない、ってとこあるでしょうね。

「かあちゃん」はいじめの被害者と加害者の家族にまつわるものです。被害者の少年は自殺未遂をはかりました。そこから複数の家族のいろんな問題があぶり出されてくるのです。被害者の少年はいじめられていた事を親に言うことはできませんでした。そして気持ちが折れてしまった時にお風呂で手首を切るのです。

でも、僕は知っている。
両親は、僕がいじめに遭っていたこと以上に、自殺を図るまで追い詰められていながら両親に一言も相談しなかったことのほうにショックを受けていた。
どうして黙ってたんだ、とパパはうめくように言った。なんで教えてくれなかったの、とママは泣きながら僕にとりすがって訊いた。
「どうせパパに話してもむだだと思ってたのか？」違う、そうじゃない。
「親に話すなって脅されてたの？」違う、そうじゃない。
「恥ずかしいことじゃないんだ、いじめに遭うのは。自分が悪いわけじゃない。おまえは被害者なんだから。そうだろ？」パパの言うことはわかるけど、僕は恥ずかしくて相談しなかったわけではない。
「パパやママに心配かけたくなかったんでしょ？だから黙ってたのよね？」心配をさせたくなかったのは確かでも、それだけが理由ではなかった。

被害者の少年がなぜ親に言えなかったのか、それは本を読んでいただくとしましてですね。

いじめられているということを親に言えなかった方、その理由としてたいへん多いのが

そんな子だと思われたくなかった

です。

そんな子って？

いじめられるような子

学校で友だちと仲良くやっている、学校生活を楽しめている、うちの子はうまくやれてるんだ、大丈夫だ、そういう親の期待を裏切るようなことをしたくなかった、とおっしゃるのです。

心配かけたくない、とはちょっと違うんですね。

そして、親の期待を裏切ってしまったダメな自分、と自分を責められるのです、学校生活をうまくやれていないダメな自分、と。自分の親に「ウチの子は学校でいじめられるような子ではない、友だちと仲良くうまくやれてる子なんだ」と思わせ続けたいのです。

期待にそうとか、役割を演じるとか、ま、言い方はいろいろありますけど、要は親を喜ばせたいのです。親に笑っていて欲しいのです。

かようにも、子どもは親のことを思っているのです。親が子どもを思う以上に子どもは親を思っているのです。

自分がいじめに遭っていると言えないくらいに、親を大切に思っているのです。親を思う気持ちがあなたの宝物です。
注）親、ではなく、親を思う気持ち、ですよ