えらそうにしやがって！と思う心理

2015-01-07

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鎧がなぜダメかというと、鎧とは自分を守るための道具です。ということは、鎧を着て人前に立つということは、あなたが私を攻撃しても大丈夫なように鎧でガードしてます、と言ってるのと同じなのです。ということは、相手にとっては「自分は攻撃をするような人だと思われているのだ」と思わせるわけです。攻撃するつもりないのに攻撃するかも、と思われたらイヤですよね。

攻撃する人とされる人、という関係、役割を作ってしまうわけです。

鎧にはいろんな種類があります。犬がひっくり返ってお腹をさらすように、あえて弱く見せる、という鎧もあれば、実物以上に強く大きく見せる、という鎧もあります。たしかに鎧は効果的な時もありますが、なんか装着してたら裸じゃないってわかるじゃないですか。何が隠されてるんだろう、なんのために隠してるんだろう、って思っちゃうじゃないですか。

ばれてないと思っていても、自分では気づいてないと思っていても、そこには言語化されてない何かがあるんですよ、それが違和感です。違和感があってもその正体を見定めるという作業はめんどくさいので、日常ではあがってきた違和感にすぐにフタをしちゃいます。見なかったこと、気づかなかったことにしちゃいます。

そこでフタをしないのが私の鎧センサー、穴ぼこ探知機の優秀さなわけですけどね！！（自慢。

違和感というのは快適な感情ではありません、どちらかというと不快です。それがちょっと強まると、癇に障る、という状態になります。関係というのは相互なので、違和感があるのは受ける側に受容体（レセプタ）があるからです。発するほうをどうにかすることは出来ないので、自分のレセプタを見直すほうが手っ取り早いです。レセプタ＝穴ぼこ　です。

私の鎧センサー、穴ぼこ探知機が優秀なのは、もちろん私の穴ぼこに反応してるからです。穴ぼこなくなっちゃったら仕事できなくなっちゃう！そうか、これか！（と、たった今きづけましたよっ。穴ぼこが埋まってもセンサーはちゃんと稼働する、と統合したらいいのだな。

さて、炎上キング小田嶋センセのツイートですが

癇に障る最たるものひとつに、「上から目線」というものがあると思うのですけど、「上から目線」という表現どんな時に使いますか？「上からモノ言いやがって」という風に、言った相手を批難するために使うことが多くないですか？悪いのは上からメセンナーなのですよ。と、ジャッジしているのですよ。しかし小田嶋センセは「上から目線」という表現を使うこと自体が卑しいことなのだと仰っているようです（と、私には思われました、で、納得しました）。

で、レスの「ブーメラン２連発」ってのが目にはいって、この人もきっと自分にも他者を「上から目線」とジャッジするとこがあると気づけたのだな、それが自分に対するブーメランだと思ったのだなと開いてみたらですね

どうも違うようです。ツイッター上にはこのように勝ち目のない相手に無謀な闘いを挑まれる方が後を絶ちません。オレを尊重しろ、という心理があることを受け入れ難かったのでしょうね。

穴ぼこがあるから。

もちろん、上からメセンナーにも穴ぼこはあります、そう思わせてしまうものを発しているということは、やっぱそれはあるのですよ。でも穴ぼこ（レセプタ）が無い人はそれに反応しません。

以前にも載っけたコマ

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人は尊重されたいです、大切にされたいです。自分が望むように尊重されなかったり大切にされなかった時に自分嫌い病が発症するのです。自分以外の他者をどうにかすることはできません、自分でどうにか出来るのはレセプタとしての自分だけなのです。

尊重されたかったら自分で自分を尊重すればいいのです、それが自尊心です。大切にして欲しかったら、自分で自分を大切にすればいいのです。人を信頼できなければ自分を信頼したらいいのです、それが自信です。自信の根拠となるものを作り上げればいいのです。えらそうに、と思われなくて済むような説得力のあるものを提示できたらいいのです。

え？なんか説教くさいですか？上から目線ですか？自分で書いてて耳から吐血してるから許してくださいね！！

えらそうにしやがって！と思うということは、自分がえらくなりたいのですよ、えらくしたいのですよ。えらくなりたいのになれなかった、という穴ぼこがあるのですよ、えらい自分にふさわしい扱いを受けていない、と傷ついているということなのですよ。

あなたは誰から大切に扱って欲しかったですか？
誰から尊重されたかったですか？
見つけるお手伝い、させていただきます。

＊

というわけで（どういうわけ？）昨日のホテルバイトあまりにキツくて、帰宅後は着替える気力もなくて、バイト仕様の服装のままセッションしてしまった非礼、深くお詫び申し上げます。「えらそうにしやがって！」と私をいつも腹の中で吠えさせる社員さんがいるのですが、先日はまたまたキレさせられて、今度キレさせられたらその場で職場放棄します、とマネージャーに直訴した大人気（おとなげ、です。だいにんき、ではありません）ない５３歳の私を許してください。これを克服するのがホテルバイトでの課題なのか、そうなのか。

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