赤ちゃんが来ないのはなぜ？

2015-02-18

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みなさんご存知のように（知らんか）赤ちゃんってのはおとうさんとおかあさんの間にやってきます。おとうさんとおとうさん、おかあさんとおかあさん、おとうさんとおばあちゃん、医学が発達した現在ではいろんな組み合わせが可能なのかもしれませんが、基本はおとうさんとおかあさんです。おとうさんと娘なんてもってのほかですよね。おかあさんと息子だってそうですよね。

日本の法律では結婚が許されるのは男子は１８歳、女子は１６歳となってます。明治時代に民法で設定されたものが起源となっています。なんで女子のほうが早いかというと、男子より女子のほうが成熟が早いから。で、１６歳なら子供産んでも大丈夫だろ、ってことです。女性の身体を思い遣っての法律ではないとは思いますが、早すぎる出産は身体に負担となりますしね。それこそ、子供に子供産ませてどうすんだ、って話ですよね。

子供に子供は産めないんですよ。産んで大人になる、ってのはまた別のことで。

さて、いただいてイヤなお題というと、結婚できますか／彼氏できますか、子供が幸せになりますように（それはお題じゃなくてただの願望！）、金運健康運などの「運」を尋ねられるもの、そして、赤ちゃんできますか、です。

これらのお題に共通しているのは、どうなりたいか、どうしたいか、そしてそのためには何をすべきか、って視点が欠落していることです。
参考エントリー：占いの三禁

特に命に関わることは神さまの領域なので、軽々しく扱ってはいけないのですよねー。

赤ちゃんがやってこないということは、赤ちゃんがやって来れる場所がない、ということ。場所が用意されていない、ということ。それは赤ちゃんが来ないことを選択ている、ということ。来て欲しくない、ってこと。赤ちゃんより大切なことがある、ってこと。

※とは言いながらですね、こうも不妊問題が増えてるのは、これはもう神の見えざる手が何かしてるとしか思えないですよ。人間にはどうにもできない人口調整のような力が働いているとしか。認知症だってそうですよね。なんでこんなに増えちゃったのか。原因追求はそこそこにして、対処法を提供するサービスだけが儲ってるのが現状じゃないですか。生の始まりの箇所と終わりの箇所がえらいこと滞ってる。

脱線しすぎました。

赤ちゃんより大切なものが役割である場合、役割を果たすことによるご褒美な場合、そのご褒美を求め続けている場合、赤ちゃんはやってきません。

子供は子供を産めない、と前述いたしました。つまり、子供の役割をやっていると赤ちゃんんは来ないのですよ。

子供とは、単に年齢で区切られるだけのものではありません。親にとっての子供。自分の存在意義を「親のために」としていると、何歳になっても子供のままです。子供なので、たとえ姿形は大人になっても、中身が子供なので赤ちゃんはやってきてくれません。だってその人の目はずっと自分の親に向けられたままなのですから。

ターゲット、ロックオン！！

つまり、結婚はしたものの、実家にずーっとひきずられている、というものです。

結婚して新たに世帯を持ったなら、それがあなたの家族です。実家の人々は家族ではないのです（家族の法的な定義ってのが、ひとつ屋根の下に住む雇用関係にない間柄。だからホームステイしてる外国人も家族になる、ってのをたしか宮本輝の小説で読んだ記憶があるのですが）。いわば、遠くの親戚より近くの他人、ってカンジですかね。

実家の親にひきずられてる人は、結婚しても妻や夫になれてないのです、娘や息子のままなのです。娘、息子という役割を背負い続けているのです。

もちろん目の前の配偶者より実家を優先するということは、そっちにメリットがあるわけですけど、この場合は穴ぼこが関与していることがほとんどです。埋められていない穴ぼこがあるから、埋まるまで役割を演じ続けているのです。子供という役割を卒業することができないのです。

なので、夫婦になれないのです。おとうさんやおかあさんになれないのです。だから赤ちゃんがやってこれないのです。

孫の顔を見せてやりたい、とかってのも歓迎できない動機ですよ。

人は２人以上いると関係ができます。関係ができると役割ができます。役割はやっているとラクチンなので、ついそればっかり一生懸命にやってしまいます。でも役割は所詮本来の自分ではないので、役割をすることによって成果が得られたとしてもそれは達成感や充実感にはつながりません。

役割とは、本来は穴ぼこを埋めるためにやるものですから。

あなたにはどんな役割がありますか？そして、どんな穴ぼこがありますか？その穴ぼこを埋めたなら、広くなったスペースに赤ちゃんがやってきてくれるかも、ですよ（断言はできません。だってこうのとりの派遣元は神さまだから。

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