- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: コミック
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理不尽なことをほざいておまえに甘えてるんだぞ
隆は子供の時からあなたより大人でしたよ、甘えるなんて
だ・か・ら、それがおかしいんだよ、無理をしてる子は甘えんのだよ
やっと本音が言えるようになったと言うか
子どもに本音出されると親は困るのですね。
◎西條ゆきえさん「答えみっけた」
自分が本音を出すと親が困る、と早々に学習した子は、本音を出さなくなります。
だって子どもは親が大好きだから、親を困らせたくないから。大人になるとね、自分がどれだけ親のことしか見てなかったかを忘れてしまっちゃってますよね。
参考エントリー:子どもから親へのギフト
隆のおかあさんがコネクトロンに来られたとしましょう、息子が言うこと聞かなくて困る、と。いかにご自身が様々な「ねばならない」に捕われているかを示すものが出ると予想されます。
そして息子にもそれを強いてしまっていたということも。息子が自分を出せるようになったのはいいことなのだ、そして、自分を出さないことを美徳としてしまっていた事に対して、ご自身にも「楽になっていいんだよ」と許可を与えていただくことになるでしょう。
隆がコネクトロンに来られたとしましょう、母が自分の意見を押し付けてきて困る、と。いかにご自身が母の意向に沿うことを自分に強いてきたか、ということを示すものが出ると予想されます。
おかあさんのこと大好きだったよね、おかあさんを困らせたくなかったよね、と「まず」は親を思っていた気持ちに寄り添っていただきます(ここ、超・重要!!)。その後でこそ、自分を出していいのだ、と自分に許可を与えることが出来るのですよ。
甘えることが出来なかった人は、人を甘えさせることも苦手です。
もしくは、ひたすら自分を犠牲にして人を甘えさせます。それはその人に自立させる力を持たせないことになります。
甘えるとは依存
依存の時期にしっかりと甘えることが出来ていない方は、依存の時期から脱却できないか、もしくは自立の時期に留まったままで相互依存へと進むことができません。
甘えることは子どもの権利であり義務でもあります。甘えることによって得られるものってガソリンです。そのガソリンを力として人生を切り開いていくことが出来るのです。ガソリンが枯渇した状態、先に進むことが出来なくなった時は自分に何が足りていないのかと向きあう機会です。穴ぼこに気づくべき時です。
私のやり方は甘い、と以前からよく言われています。ヨシヨシするばっかりで先に進む力がつくのか、と。本当にそれで自立できるのか、と。
皆さんご存知のように(知らんか)お尻だって叩くし背中だってどつき倒してますよね!きつい口調で言う時もありますよね。それは大概、目をそらすなよ、って時だと思いますが。厳しくすることが必要な時もあります、持ってる杖を無理矢理とっぱらうようなことをするのが有効な時もあります。でも、そのやり方で問題が解決しなかったのであれば、違うやり方を試みたってバチは当たりませんやんねー。
穴は埋めないと、その上に物を積み上げていくことは出来ないのですよ。積上げたものがグラグラしたなら、それはその下に穴ぼこがあるかも、ってサインなのです。
コネクトロンでは問題解決のために四柱推命や易やNLPを使うのと同じように、「幸せな子ども時代を取りもどすのに、遅すぎることはない」というビジョン心理学の原則を採用しています。この考えは問題解決のためのツールなのです。
厳しくすることは、強くあることを自分に強いるのは、穴ぼこを埋めてからでも遅くはありません。無理矢理すすんで後戻りしなくて済むように、まずは幸せな子ども時代を取り戻してください。お手伝いさせていただきます。
人は必ず誰かの子ども。年齢的には大人になっていても、甘えることが出来るというのは万人にとっての権利であり義務です。