ゾンビアイドル「小明」にみる幸せのつかみ方

2016-02-15

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🔴当記事タイトル　：ゾンビアイドル小明にみる幸せのつかみ方

本日は２部構成となっております。

【第１部：ゾンビアイドル小明にみる幸せのつかみ方】

ここんとこ続けて小明さん（珍しく敬称つき）の本を読みました。

アイドル脱落日記 ~ウェディングオブザデッド~

作者: 小明
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2015/12/08
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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【増量版】アイドル墜落日記

作者: 小明
出版社/メーカー: 洋泉社
発売日: 2014/01/25
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まったく知らなかった小明さん、知ったのはNHKのラジオで高橋源一郎が著書をおすすめしていたから。おすすめされていたポイントは「自分が好き」。おお、それは私も大切としているテーマではないですか、それは読まないと、アンモナイト。

自分が好きすぎる小明さんは自分と結婚式をしてしまうのです。高橋源一郎がピックアップしていたのはここだったんですけど、これだけ見ると今流行りのソロウェディングと何が違うんや、って感じですけど、文面からは自分を愛しく思う気持ちが溢れていたのですね。これだよ、これ。自分が愛しいという感じ。これがヨシヨシの後でやってくるものなのです。読者に気持ちが伝わるということ、小明さんは優秀な書き手なのだな、と感じましたdeath。

それは置いといて。

まったく知らなかった（しつこい）小明さん、どんな人かとネットをうろついての感想、サブカル界隈で珍しくないグッドルッキングの賢い女性、でも自分の頭や容姿の良さが自己肯定につながってない、ってありがちなケース。

閉じていた小明さんを外の世界（おおげさな）と繋いだものは一体なんだったのか。ありがちなケースと小明さんをわけたものは何だったのか。

それは「好き」だったのです。自分が「好き」なものだったのです。

サブカル志向の女子が多くやらかす過ち、それは己の志向を隠すことなんですねー。こんなの好きだって知られたら嫌われる、とか、変な奴だと思われる、とか。

バカですか、君たちはバカですか

自分を隠してどうするのですか、偽りの自分を好きになって貰って嬉しいですか。相手がサブカルを好きかどうかってことと、サブカルを好きなあなたを好きになるかどうか、ってのはまったく別の事なんですよ。このあたり、勘違いしてる人が多すぎる。サブカルの話はサブカルを好きな人とすればいいのですよ。あなたを好きな人がサブカルを好きかどうかは別なんですよ。
参考エントリー：あなたがジグソーパズルのピースだとしたら

小明さんは「へんなもの」好きつながりで、しょこたんと仲良しになりました。

そして「へんなもの」好きつながりで、フランス人の伴侶と結ばれました。

友達がいなかった、苛められてばっかだった、という小明さんを人との繋がりの場にひっぱりだしたのは、「へんなもの」が好き、という「好き」だったのです。

常々申しておりますように、人を構成するのはその人の「好き」と「嫌い」だと思ってます。それを隠すということは、表に出せないということは、あなたという人の存在は他者の視野に入らないってことなのですよ。透明人間です。透明人間ならまだしも、相手のフィルターを通してのみ認識されたなら、つまり役割を背負わされてしまったら、自分がないだけじゃなくていらん荷物を背負わされてしまいます。

そして困るのが、何が好きで何が嫌いかがわかんない、って方ですね。これはもう、自分を出せなくなった、出してはいけなくなった、というポイントやそうさせてしまった諸悪の根源がおりますので、それを見つけて自分を出せなかった痛みをヨシヨシしていただければいいのです。

献血ルームで結婚や就職に成功したって方々が口を揃えておっしゃっていた勝因、ベテラン読者さまならご存知ですよね。え？しらない？過去記事さがしてくださいねー（おい、こら。

さて、ありがちなケースと小明さんを分けたもの、それは育った環境ではないかと。アイドルという土俵から降りなかった、ってのが他者と小明さんを分けた最大の要因かと思うのですが、そこに育った環境、特に一足先に芸能界に足を突っ込んだお姉さまの影響が大きいでしょうね。

自己肯定感の低い方の芸風というと自虐ネタになりがちですが、小明さんの自虐がただの痛さに終わらなかったのは、そして人と繋がることで自分を幸せにすることができたのは、やっぱ「自分好き」があったからだと思うのですよ。

常々（ry）、自分のことをほんとに嫌いな人っていません。大事な自分が自分が望むように大事に扱って貰えないから、大事にされないダメな自分、と自己評価が下がってしまうのです。

小明さんが「自分好き」にたどりつけたのは、そんだけ不本意な状態に身を置く期間が長かったからではないかと。痛めつけられた「自分」が声をあげたのですね、私だってもっと大事にされたっていいじゃないの、あなた（自分）こそ私（自分）のこと好きになってよね、大切にしてよね！と。

だからといって、苦労しなくてはいけない、などとは微塵も申しておりません。これはあくまで小明さんのケースです。

あなたが自分を好きになるためには、自分を大切だと思えるようになるためには、自分に手をかけて慈しんであげてくださいね。植木に水や肥料をやるように、自分のよき血肉となるものをご自身に与えてあげてください。ちょっとの手間暇でいいんですよ。好きなものを作る、ってのは最大のご褒美で肥料ですよ。

大切に扱ってもらえた「自分」はあなたを幸せに繋いでくれます。

本日のタイトルが確信犯的な釣りであること、マリアナ海溝より深くお詫び申し上げます。

【第２部：「ねばならない」から自由になれたら】

みなさんご存知のように（知らんか）私は２１時に寝て午前２時に起きるという生活を１０何年に渡って続けていました。なんでそんな生活になっちゃったかというと、チビがまだ小さい頃早い時間に寝かしつけないといけない、寝かしつける時につい一緒に寝てしまう、おまけに元配が帰ってくるのは午前３時とか４時だ、また起きるのしんどい、ということで潔く２１時に寝てしまうようになったのです。よく、２時に起きて何してるんですか？と尋ねられますが、世間のみなさんが２１時から0時までの間にしてることと同じです、と答えています。さすがに飲酒はできませんが。なので私の生活は世間の皆様とはちょっと時差があります。なので世間のみなさまにとっての昼酒は私にとってすでに晩酌なのですよ。

以上、長い前振り。

ということで（どういうこと？）私は何もなくてもいつもかなり早い時間に目が覚めているのですが、次の日にホテルバイトがあったりとかチビが早い時間の出勤のときには目覚ましを一応セットしてます。先日、珍しくバイトもなければチビもお休み、仕事もなんもないって日がありました。寝るときに目覚ましかけなくていいのですよ。起きなくていいんだ、もとい、寝過ごしちゃダメだ、ってのがないともんのすごい楽でしてね。「〜しなくちゃいけない」ってのが無いってこんなに楽なんだ、と思えました。入眠時の至福感ときたら！起きなくてはいけない、ではなくて、寝過ごしてはいけない、ってとこがポイントですね。

以上、前振り第２弾。

さて、一昨日は元配の命日でした。もう何年前だっけ、チビが四年生のときだったから、と指折数えて１０年か。

すっかり忘れてましてね！！

手帳を見てて、明日は１４日かー、今日は１３日かー、１３日って何の日だっけ、誰かの誕生日だっけ、なんかあったよな、と考えていてようやく思い出した次第。

薄情にもほどがありますかっ

初めての命日、ほんと何か出てくるんじゃないかって怖くて、家のまわりに結界はったり塩まいたりしてました（バカ）。死んだとされているその時間を戦々恐々として過ごしていました。２月１３日の午前６時１５分は私にとって長く恐怖の時間だったのです。いつも何かありますね。
・見える花屋さん
・ケガをした意味
・２月１３日午前６時１５分
現在スタジオは所有者がかわり、めでたく音楽スタジオとして利用されています。

忘れてたことに気づいた後（思い出した、とはちょっと違う）、さぞかし罪悪感に襲われるかと思ったらこれがまったくでしてね！自分でもびっくりするくらい何も思わなくてですね。感じなさすぎて怖いくらい。何かフタしてんじゃないの？って。

一生懸命にゴメン、ゴメン、って思おうとしたんですけど、なーんも来ないのですよ。そして肩が軽い。あ、もういいんだ、と思えました。そして自分がどれだけ縛られていたのか、ってことにも気付けました（ここ、前振りに繋がるとこね）。

ほんでね、元配の誕生日って３月の１４日なんですけど、去年のその日に私ってばとんでもないことしてるんですよ。そのことに意味がないとは思えない。

では、どんな意味があるのか。

ビジョン心理学に足を突っ込んだばかりの頃、ヒューマンポテンシャルの郷先生に泣きついて話を聞いて貰ったとき、「あなたの周りって同じような男の人ばかり寄ってきてますよね」と言われました。バイオレントで配偶者に手をあげる男性、祖父、伯父たち、父、元配、等々。自分の弱さを隠すための鎧として強いフリをする、それはバイオレントな現象を伴う。

まさに、まさに。

そしてねー、郷先生がまた嫌なことを言うのですよ、あなたのミッションはそういう男性を救うことです、って。その時は仕事の方向性にも悩んでいたのでそういう言葉を貰ったのだと思うんですけど。

嫌ですよ、救うことがミッションだとしたら、私のまわりにはそういう男性しかやってこないってことじゃないですか。ちょっとウンザリしましたよ。自信に満ち溢れて頼れる男子というのと私は縁を繋げないんですかねっ。

ま、男子か女子かは別にして、自分の弱さを隠すために鎧を背負っている人の痛さが目につく、ってのは穴ぼこ探知機、鎧センサーとしての私の仕事上の武器となっています。そして、それをどうにかしたい、という気持ちになってます。

これまで体験してきたいろんなこと、現時点ではこれが着地点ですね、これからどうなるかはわからんが。

重い鎧を着込んでいる方のための過去記事：
・男らしさってなに？
・女らしさってなに？

期せずして長いエントリーとなってしまいました。読んでくださった方、時間泥棒してしまってスイマセン、スイマセン。

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