あなたにとって「頑張る」とはなんですか?
どうも。業病「気が利かない」に加えて、不治の病「頑張れない病」にもおかされている私です。頑張れない病に罹患した時はしっかりと憶えているのです。あれは離婚直前、某市民病院のカルテたこ部屋に勤務していた時、仕事が早く終わりそうだったからチビを病院に呼び寄せたのです、帰りにどっかでご飯食べて帰ろう、って。仕事が終わるまでロビーで待たせていました。
が。
その日に限って定刻どおりに仕事が終わらなかったのです。携帯で連絡することもできませんでした。結局3時間も人気のない、照明の落とされた暗いロビーでチビをひとり待たせてしまったのです。ああ、思い出しても目から汗が出る!!その時、もう頑張れない、と思ったのでした。ポキン、と折れました。それから頑張れてません。いったい何年おれっぱなしやねんっ。
頑張れない、というお悩みも多いです。頑張れないことに対して、ダメな自分、とダメポ沼に沈まれていらっしゃいます。オナジ、オナジ!!
で、お尋ねします、あなたにごって「頑張る」とはなんですか?何ができていたら頑張れている、と思ますか?と。
ここではっきりとした答えを返してこられる方が、実は少ない。やるべきことがわかってないのに、何が頑張ることになるのかわかってないのに、「頑張ってないダメな自分」と自分を責めていらっしゃいます。
まー、これは「始めに罪悪感ありき」でして、何かをしたから(しないから)罪悪感を持つのではなく、罪悪感の根っこがあるので常に罪悪感を抱かざるを得ないような状況に自らをおくのです。
罪悪感=穴ぼこ、といってもいいでしょう。
さて、頑張る方といえばこの方!
画像はWikipediaより
ROLLYです!!
ROLLYが何をどのように「頑張って」いるか。
参考エントリー:血の滲む練習
完:血の滲む練習
これをやるぞ!と決めて、それに近づいていくための切磋琢磨を怠らないことを「頑張る」というのです。
目的地が定まってない人は、何をすることが頑張ることかってことが定まってない人は、頑張れてない、と思うとこまで達してないのですよ。頑張れてない、と自分を責める必要はまったくないのです。その前にまずやるべきことがあるのです。
ROLLYがどんな人かをご存知ない方も多いかと思いますが、元「すかんち」というバンドのギタリストで、槇原敬之の従兄弟です。
ROLLYが若い人向けに書いたこの本
これ、よかったですよー。少数派の悲哀を味わっている方には是非読んでいただきたいですね。
ほんで、本日のテキストはこちら
この中でROLLYが取り上げられているのですが、その項のタイトルが「コンプレックスがない人間ほど面白くないものはないから」ですってよ、奥さん!!
上記の「みんなとちがっていいんだよ」をさらに突き詰めています。
意識高い系のみなさんの言動が妙に薄っぺらい感じがするのは、理想値に近づくことだけを目標としているからではないですかね。陰となるコンプレックスはあってはならないのですよ。
かつて雑誌MacFanでALFEEの高見沢が「痩せたきゃ食うな!」と書いていたことが忘れられません。あれで高見沢を見る目が変わりました。己の美意識を貫くために、食べながら「痩せられなーい」なんて言ってる人間は言語道断横断歩道なのですよ。
ROLLYも細くなるために脂肪吸引したんですってよ!!
そこらの女子の「痩せたい」とはわけが違うのです。細くないと着れない服、細くないと表現できないもの、そのためです。目指す美しさに近づくために、「頑張って」いるのです。
ああ、「頑張る」という言葉すらすでに安っぽいですね。貫け、美意識!ですよー。
もう、神。私はとにかくへなちょこなので、こういう発言にしびれるのですよ、目指せ、鋼のスピリット!!!!
ダイエットだったら、痩せれない人は、痩せることと食べることだったら食べることを選択しているわけですよ。痩せることより食べることのほうが大切なんです。痩せることでは埋められないものがあるんですよ。そういうことですよ。
まとめ
頑張るってことはそれなりに覚悟の必要なことなので、頑張るのスタートラインにも立ててないのに軽々しく頑張れないとかって罪悪感を持つ必要はない。まずは目的地の設定と、それに至るための手段を考えよう。正体のない「頑張れない」に思い悩みんじゃなくて、とにかく具体的な行動をしよう。
え?私ですか?私の「頑張る」はですねー、しようと決めたことをちゃんとすること、しないと決めたことはしないこと、です。今日は飲まないぞ!と思いながら飲むとか、今日こそ氣鍼医術のサイトを作り直すぞ!と思いながら作業しないとか、こんなん罪悪感の上乗せしてるだけですやんねー。罪悪感を抱かないこと、を頑張りたいと思います!
行き先が決められないという方、これはもう例外なく、アンテナがちゃんと作動してないのですよ。自分の本来の感覚を抑える、ということを長年にわたってなさっているので、まずはリハビリが必要です。自分が何を好ましいと感じ、何を不快と感じるか、まずはそこからですよ。