3)好きな漫画をdisられた子の末路〜トンビが鷹を産んだ

マイルドヤンキーの巣窟である故郷(Aさん曰く)で、なぜAさんはマイルドヤンキーにならずに済んだのか。
もとい。
なぜマイルドヤンキーになれなかったのか。

なれてたらよかったのです。故郷のマイルドヤンキー文化に染まれていたなら、Aさんは故郷を離れることもなかったでしょう。
Aさんの命式、従児格なんですよー。Aさんの美意識、才能、まさに持って生まれたものなんですね。紛うことなきギフトです。Aさんは持って生まれたものをちゃんと発揮できているのです。
が。
惜しむらくは理解者が周囲に居なかったこと。特に親。
ご両親にはAさんの値打ちがわからなかったのです。
たとえば古本屋とか骨董屋、その値打ちのわからない店主の店ではどえらいお宝にとんでもない安値がついてることがあるじゃないですか。わからないから、値打ちを知らないから、しゃーないんですよね。買うほうとしては、シメシメ(嬉)ですが。
親のほうが宝の持ち腐れをしているのです。自分たちの子供がどんなに素晴らしいお宝であるかがわからず、その力を発揮させないのです。自分たちの望むベクトルとは異なる方向に子供が力を発揮しようとすると、全身全霊で否定にかかるのです。
子供の値打ちがわかる親なら、とんびが鷹を産んだ、と喜べるところです。喜べない親はどうなるか、我が子を醜いアヒルの子にしてしまうのです。
そして。
子のほうはですね、自分を鷹と思うことよりも、親をとんびだと思うことに抵抗を感じるのですね。
だって子にとって親は創造主だから。
その創造主をdisることなど、本来はしたくないのです。自分の親は、素晴らしい存在であってほしいのです。
自分以上に。
親に素晴らしい存在であって欲しいという期待、それはたやすく失望にと転化します。
親はですね、自分の期待どおりに育たなかった子供をわりとたやすく切り捨てるのですよ。育て方失敗したわ、とかいって。
でも子供にとって、親を否定するということはイコール自分の否定となるのですよ。あんな親から生まれてしまった、あんな親に育てられてしまった、同じ血が流れてるなんて、と親が子を切り捨てるようには切り捨てられないのです。
Aさんでびっくりしたのがですね。
Aさんの故郷出身のとある大詩人、その話題をおとうさまに降ったところ、それについて答えられなかった、バカ親だ、とイキっていらっしゃるのですが、その詩人の話ふってちゃんと答えられる親なんてそういないと思うよ、と申しましたら、おとうさまこそがその詩人のネタをかつてAさんにふったそうなのですよ。

親からふられた餌にAさんは食いついて、それを己の教養として血肉にすべく精進なさってこられたのです。
が。
肝心の親がそれを忘れてしまっている。
なんやねん!!
Aさんの教養レベルは親から撒かれた餌によってレベルアップしました。が、親は現在のAさんのレベルについてこれてないのです。なおかつ、Aさんのレベルアップした部分に価値を見出さないのです。
親にはがっかりさせられるわ、自分は否定されるわ、でAさんのダブルショックときたら!!
小さい頃のAさんにとって親というのは万能の存在だったのです。親から発せられる言葉、求められること、それらすべてに応えるべくAさんは精進なさってこられたのです。
それが自分の本来のアンテナが目指すものとは違っていたとしても。
これが出来てしまう優秀な方の悲劇ですね。
できない子だったら、お前はバカだ、で一蹴されるとこなんですが(それはそれでダメージですけど)。
Aさんの本来のベクトルが右、親から求められるものが左であるなら、Aさんは左に進むことに熱心になることを己に課し、右に進むことに後ろ髪をひかれるようになってしまったのです。
右に進める自分の力を己で認めることができるはずがありません。
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終)好きな漫画をdisられた子の末路 〜 土俵を変えよう

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