かねてより不思議に思うことがあったのですが。
頭に浮かんだこと、全部音声化する人っているじゃないですか。
え?意味がわからない?
頭の中に浮かんだ、ってこういう状態で
音声化ってのはこれです。
当然口数は甚だしく多いですが、おしゃべりってのとは違うんですね、ほんま頭の中に湧いたものそのまま口から出してるだけなんですよね。
これまでそういう人(どういう?)何人か遭遇しました。
一緒に歩いてたらですね、あ、電信柱、あ、スズメ、あ、赤い服着た子、とかって延々続くのですよ。
これはいったいどういう現象なんだろうな、とずーっと不思議でした。
さて、「KY」なるものがありますね。意味は「空気を読めない人」ですが、私は最初、空気を読みすぎることへの揶揄かと勘違いして、ほんで、「空気って呼んで当然だろうが!」と思ったのですよ。
読みすぎはダメですけど、空気を感じられなくて、そしてその空気に対して適切な言動をとれないのはそれはそれで困ったことだと思うのですよ。
自分を出してください、というと、好き勝手することと思われる方が少なからず、そして好き勝手することへの抵抗から結果自分を出せるようにはならない、なんですが。
が。
自分を出してない方ってまったく封殺されいるので、まずは出せてないものは何かをしっかりと認識すること、そして、それを出すべきときには出せるようになろうよ、なんですよねー。
つまり、しまいっぱなし、出しっぱなしではなくて、折り合いをつけれるようになろうよ、なんですよ。
参考エントリー:ジャミロット「力」
さて、昨日のお客様(仮に”リードちゃん”としましょう)、お題は「仕事の取りこぼしを無くしたい」でした。
伝達漏れが多いそうなのですよ。聞けていないかも、そして聞けていない原因にもご自覚がありました。
参考エントリー:私ってアホなの?
お仕事の到達目標は「知識をもっと増やして人の話をちゃんと聞けるようになりたい」と。
聞けていない、ということを気にされてますが、どうも出来てることは認めなくて出来てないとこにばっかフォーカスして自分はダメだ沼に沈み込まれているような感触です。
ということは(どういう?)問題は「聞けていない」ではなくて、「自分を認めることができない」です。
ま、自己評価が低い、ってのはコネクトロンにお越しになる方の100%といっていいくらいみなさんが持っていらっしゃる問題ですしね。
聞くのが怖い、って方、貝のように押し黙るか、もしくは逆に饒舌になるか、のどっちかです。饒舌になるのは相手の口を封じるための防御システム。そして不安に蓋をする作用もあります。
リードちゃん、「いらんこと言い」って言われるんですって。
どんな時に言われるんですか?と詳細をお尋ねしましたが、うーむ、これは「空気を読めていない」と紙一重かな?
空気を読まない、とは、周囲に一切の忖度なしに自分を出してる、ってことですよね。
さて、ここで注意していただきたいことがひとつ。
空気を読まずに出しているもの、それほんとに出してる人のほんとのとこなの?なんですよ。
前出の、頭の中に湧いたものすべて音声化してるケース、これはほんま素のその人だと思うんですよ。
では、素じゃないもの、ほんとの自分じゃないものを出してるってどういうことか。
鎧、もしくは着ぐるみです。
素を出されてもそう抵抗はないけど、なんらかの意図のある鎧や着ぐるみに人は実はすごく反応します。それが「空気を読まないこと」への顰蹙となるのです。
昨日のセッションでですね、リードちゃんの鎧が脱げ落ちた瞬間があったのです。その瞬間、空気が変わったんです。リードちゃんの声も顔つきも雰囲気も。
え?私が今まで見ていたリードちゃんって一体なんだったの?私はリードちゃんの鎧しか見てなかったってこと?
鎧を脱いだリードちゃん、実に柔らかでした。鎧ぬげたから弱々しくもあります。でもそれは、そのか弱さは、大切に丁寧に抱きしめたくなるものでした。鎧も着ていなくて武器も持っていない人には、相対するほうも警戒しなくて済みます。
そこで気づいたのです、そっか、空気を読まないって素の自分を出せてるってことか。
そして、出すべき時と抑えるときのコントロールができないのって、出さないことがデフォルトになってるからか。
出してもいいよ、ってなったら、必要なときには引っ込めることが出来るようになるってことか。
リードちゃんの鎧が脱げたのは、ご自分のしんどさを訴えられた時でした。
しんどい、ってぼやくのは誰でもするんですけど、しんどいとわかって欲しいとか、私ばっかりしんどい、とか、そこに自分以外の他者の存在がはいってしまうと気持ちは相手に向かってしまって、自分をかわいそがるってとこと離れてしまうのだな、とわかりました。
これが丶(・ω・`) ヨシヨシです。
ただ、しんどかったのです。しんどいのです。単なる「しんどい」という現象なのです。
しんどいよね
私ってしんどかったよね
他者の存在がないゆえに、自分のほんとのしんどいに寄り添うことが出来たんじゃないかな、と。
だから鎧が脱げたのだな、と。
いえ、脱げません(どっちやねん。
鶏が先か卵が先か、脱げたから寄り添えたのか、寄り添えたから脱げたのか。
いずれにしても、鎧を脱いだリードちゃんは、ほんっとに愛おしい様でした。誰もが抱きしめたくなることでしょう。
鎧を脱いで、降参降参とならざるを得なくなるまで追い詰められてしまったのかもしれません。
でも。
追い詰められなかったら鎧を脱ぐことはできなかったでしょう。
自分を変えるためには、何か別のものを引っ張ってくる必要などないのですよ。出せていない自分を出すだけでいいのですよ。だってあなたはいまだ磨かれていない原石なのだから。
もっと素敵になろうね!あなたのことほんとは宝石だって誰も気づいてないけど、私はあなたが宝石だって知ってるからね!磨いてキレイにしようね!
あなたがほんとはどんな宝石なのか、見つけるお手伝いさせていただきます。鎧を脱ぐ作業もお手伝いさせていただきます。
磨く作業は私にはできません、それはあなたがやるべきことです。あなたにしかできません。
磨く価値のあるものだ、とわかってください。
磨くべきだ、とわかってください。
ほんとの素敵な自分を出せなくて辛かったよね。
丶(・ω・`) ヨシヨシ
占いはするけど占い師じゃない、
カウンセリングはするけどカウンセラーじゃない、
問題の根本解決を目指す「悩みの探偵」です♪
神戸元町コネクトロン https://www.connectronkobe.com/