治して、治して、っていう人と、治ってたまるか、という人がいる、という恐ろしい真理を何気に口にした人がいます。
参考エントリー:病気が治らないのはなぜ?
さ、せつないさんはどっちなんでしょうか?
4)せつないさん の続きです。
ケアやフォローが足りなかった人も病気になりがち。病気の原因を探って行って、トランスでちっちゃいちゃんが「病気の時ほったらかされてて辛かった」と声をあげるケースも珍しくありません。
せつないさんも当然、フォローやケアは全然足りてません。
が。
今回の不調の目的はあくまで有り余ったエネルギーを消費するためです。せつないさんは精力的に(?)いろんな治療に駆けずりまわっていらっしゃいます(違。
治ったら違うことにエネルギーを費やさなくてはならないので、治るはずもありません。
現時点で、せつないさんは未だ「やりたいことがわからない病」なのです。私の力及ばずです。提示できてそれなりに成果のあったこともありますが、エネルギーを費やして達成感、充実感を得る、というところには達していないのです。
当初はおとうさまへの怒りばかりでしたが、実は自分は母に去られて寂しかったのだ、と初めて感じていただけたとき。
はい、せつないさんはいかに自分におかあさまを失った悲しみがあったか、ということにお気持ちが及んでいらっしゃらなかったのですよね!!
おかあさんに置いていかれて、寂しくて悲しくて辛くて当たり前ですやん!!
その「当たり前」を感じることすらできないほど、穴ぼこはでかかったのですよ。容易に想像がつきますよね。
私、おかあさんが居なくて寂しかったんだ、といつもの寂しい笑顔の代わりに涙を流していただけました。
さ、これで丶(・ω・`) ヨシヨシできるか?と期待したのですが、またぱったりと蓋をされてしまいました。
あの手この手で傷口に塩を塗りたくったのですが、蓋がより頑丈になりましてね!!
せつないさん、おとうさんのために家事をさせられたせいでお料理が嫌いです。大学に入り直してハードだった日々は家の食事は100%アウトソーシングだったそうです。ご家族はそれに対して何も言いません。
おかあさんのお弁当が食べたいな、とおっしゃるのです。茶の間の食事ではなくてお弁当。おかあさんと二人で旅行したいな、とおっしゃいます。せつないさんに必要なのは、おかあさんとの時間なのですね。
おかあさまと二人の旅行が実現しました。お弁当を作ってきてくれるようにお願いしたそうです。おかあさんといっぱいお喋りして、気持ちを出していただいて、おかあさんに丶(・ω・`) ヨシヨシしてもらってきてね!!
ね!!
ね!!
ねー。
なんと、旅行の最中(もなか、ではなくて、さいちゅう)せつないさんは喉をやられてロクにお喋りできなかったとのこと!!!!
そうまでして気持ちを出さないようにするのか。すげーな、おい。っつか、悲しすぐる!!
やりたいことがわからないのは、これ好き!これ楽しい!というセンサーが錆び付いているから。錆付かせることのメリットは何か、感じたくないことを感じずに済むこと。
おかあさんと離れ離れになった悲しさを感じずに済むこと。
肉を断つようにおかあさまと引き離されてしまった、その傷がそう簡単に癒えるはずもないですね。
被虐者であった女性がDV夫とつながってしまうことは珍しくありませんが、不幸中の幸いというかせつないさんは伴侶に恵まれました。ご自分の力をトラブル解決に使うのではなくて、心を躍らせる生産的なことに使っていただきたいですね。
穴ぼこが大きすぎる場合、よりそうべきものの存在も大きいです。せつないさんならば、やりたいことがわからない、という現象となっています。誰からも手を差し伸べて貰えなかったちっちゃいちゃん、手をつないで一緒に歩み続けるということ、続けていただくしかありません。
悲しかったよね、寂しかったよね、辛かったよね、と言葉をかけ続けていただくしかありません。それにさえ疲れることもあるでしょう、その時はご自身を労ってあげてください。しんどいよね、と。
せつないさんの物語はいったん終了です。せつないさんに「やりたいこと」を見つけて貰うことができてない情けない状態ですが、どうか続きが書けますように。
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