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5月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:4458
ナイス数:235
すとまんが~がんまんが人工肛門編~ (ぶんか社コミックス)の感想
作家であるとか音楽家であるとかいろんな姿があるだろうけど、これを読んで一番感じたのは母親であること、でした。平穏無事なときは自分がどんな船に乗ってるかわからないけど、嵐になったらその船が沈まないように、一緒に荒波を乗り越えていくしかないのだな。闘病って好きな言葉じゃないけど、生き延びるためには治す手段にくらいついていかないといけないのだな。
読了日:05月29日 著者:内田春菊
母の感想
常々ノンフィクションをその題材についてのみ語ってはいけないと思っておりますが、つまり、小林多喜二の母の凄さについて語るのではなく、小林多喜二の母という人の凄さを知らしめてくれた三浦綾子の筆力こそが凄いと。畳み掛けるように一人称で語るというのは他にもあったように記憶してますが、人の想いを訴えるやり方として筆者には合っているのかな。小林多喜二はその作品以外のことは全く知りませんでしたが、共産主義ってものは本来、貧しい人のためのものだったのだなあ。キリスト教も。私は本田神父の言葉に惹かれて教会に通い出したけど→
読了日:05月28日 著者:三浦 綾子
歯周病は1日で治せる!
読了日:05月28日 著者:清水 智幸
犬に名前をつける日の感想
これは良書。本の内容もさることながら、へんに甘ったるくないルックスがお涙ちょうだいにならず、問題意識をきちんと喚起してくれる。なんでもかんでもゆるふわにしたらあかんね。
読了日:05月28日 著者:山田あかね
橋 (文春文庫)の感想
既読感って再読だから当たり前ですが、姫野カオルコの「彼女は頭が悪いから」が思い出された。自分では選べない生まれ育ちによる理不尽さ、それも女子がひっかぶらないといけないもの、という図式。
読了日:05月28日 著者:橋本 治
獣恋~なぜ人は獣と恋におちるのか~ (MUJIN COMICS)の感想
誌友さんのレビューで取り上げられていて、なんつか、まったく理解外の世界、これは一体なんなんだろう、という素朴な興味で手に取りました。マーケットプレイスで10円だったから!他レビューにもあるように、たしかに巻末の獣姦の歴史はタメになりました(何のタメ?)。目が受け付けない絵柄で、描き込みすぎで何が描写されているのかがパッと見はわからず。人は言葉で感情を表しているけど、獣が人にどんな気持ちを抱いているのかが伝わらなかった。ゆえに異種間の恋の物語として受け取ることはできなかった。
読了日:05月26日 著者:チキコ
たれとソースの早引き便利帳 (SEISHUN SUPER BOOKS)の感想
料理に行き詰まるとつい料理本に手を出し、積ん読となってしまうことばかりだけど、ようやく気がついた、食材をどうするかって焼く、煮る、揚げる、生、しかないのだと。それらにバリエーションを増やすのはたれやソースなのだと!料理本、これを人生最後としたいです。わかりやすーい。
読了日:05月25日 著者:川上 文代
TIROL IS ROCK! チロルチョコはロックだ!の感想
字数は少なくて物足りない感があったのだけど、実に簡潔に会社の歴史がまとめてあり、そのまま会社紹介パンフレットにできそう。若き頃に植えつけられたロックの魂、美意識をそのまま持ち続けて大人になる。年をとったから、とロックから離れる必要はないのだな。
読了日:05月25日 著者:松尾 利彦
経絡治療要綱―脉診によるはり実技の指導書 (1971年)の感想
鍼といえば中国のものと思われるかもしれませんが、経絡治療は鍼が弾圧された明治に確立されたもの。しかしその弾圧の時代に技術を残してくれたのは盲人の方々だったのです。逆に盲人であったこともその後の発展の妨げとはなりました。昨今の東洋医学ブームは、ちょっと違うな、という感じです。カイロプラクティックがアメリカベースであるように、WHO主導の鍼は鍼じゃないよ。
読了日:05月23日 著者:福島 弘道
詩を書くってどんなこと?: こころの声を言葉にする (中学生の質問箱)の感想
詩というか言葉に全幅の信頼がおかれている様がよく伝わりました。詩とは自分と向き合うこと。こころの声を言葉にする、とありますが、言葉を紡ぐことによって正体のわからない感情の姿もはっきりとすることでしょう。「はじめに」にあった詩は永久保存版としてメモしました。詩という形式に限らず、言葉に関わる人は(言葉つかわない人はいないのだからきっとすべての人)言葉の威力を信用すべし。
読了日:05月21日 著者:若松 英輔
ブンガクフリマ 28ヨウの感想
《浅生鴨、末吉宏臣、燃え殻、山本隆博(敬称略・50音順)の四人が、それぞれ短編小説を持ち寄ってつくったコピー本の電子書籍(Kindle)版です。Kindle版のオリジナル特典として、たられば氏による作品解説を追加》ネット上で今をときめくメンツによるアンソロジーとあってつい手にとってしまったけど、想定外のあっさりで似たかよったかの空気感。これは文学フリマを目指す人が増えるわけだなあ。先発コミケの熟成度に追いつくにはまだまだのような。
読了日:05月19日 著者:浅生 鴨その他
平成犬バカ編集部の感想
平成も終わったところで、平成を冠した本を読みました。人生崖っぷち、とあるわりには崖っぷちぶりの描写が少なく、ワンコかわゆす♡という本にそんなの必要ないのだな。ペットを買うものにしてしまったのはテレビ東京のポチタマだったように記憶しています。繁殖業界の闇にも触れられていますが、これもまたかわゆす♡の前にはさほど字数を割くべきものでないようで。かわゆす♡な人ばっかりだったら、闇ができるはずもないのだろうな。そもそも著者が犬バカなのだろうから。エピソードの細切れ感が拭えませんが、言いたいことはただひとつ、→
読了日:05月17日 著者:片野 ゆか
星の子
読了日:05月12日 著者:今村夏子
みぞれ (角川文庫)の感想
私が信者をさせていただいている重松清先生の文庫オリジナル短編集です。登場人物が共通とか、どっかで繋がってる話ってのじゃなくて、個人の日常にありがちなエピソードを切り取ったものでした。あとがきで重松先生(敬称つき)が目指していらっしゃるものが何かということが簡潔に、しかし思いのたけを込めて書かれてあり、先生、一生ついていきます!との思いを改めて強くしたのでありました。
読了日:05月11日 著者:重松 清
みな、やっとの思いで坂をのぼる—水俣病患者相談のいまの感想
患者のお姉さんの動きを真似してしまったがゆえの贖罪というわけではないだろうけど、その出来事があったがゆえに水俣病患者に寄り添い続ける人がいる、というのは患者にとっては僥倖というしかないでしょう。
読了日:05月07日 著者:永野三智
夢を叶える! 引き寄せノート術の感想
卯野たまごという人がどんな作品を描いてるのかみたくて、図書館のオンラインでとりあえず予約したもの。手垢のつきまくったこのテーマで出版できるって、期待されてたのかしら、それとも引き寄せ効果w
読了日:05月07日 著者:卯野たまご
きのう何食べた?(5) (モーニング KC)の感想
味覚ってのはだいたいが育った環境においてインプットされるもので、ケンジだってシロさんの作る料理の評価ポイントははずさないし、たまに作るとしっかりと作る。そしてインプットされた大元ってのはだいたいが母親だから、料理について語る場合は母親に触れないわけにはいかないでしょう。
読了日:05月06日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた?(4) (モーニング KC)の感想
ゲイの志向が意外なほどステレオタイプに描かれているけど、やっぱ昔ってそうだったよね。ゲイという型にはまらないといけない人たちに比べ、シロさんとケンジは自由だな。
読了日:05月06日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた? 3 (モーニング KC)の感想
ブログに書きますた
▶︎きのう何食べた?〜正月に帰省はすべきか否か
– 仮称)コネクトロンのブログです http://connectronkobe.hatenadiary.jp/entry/2019/05/05/070607読了日:05月05日 著者:よしなが ふみ
新しい卵ドリル おうちの卵料理が見違える!の感想
料理の科学的な本ってあるじゃないですか。その工程にどんな必然性があるのか、って解説。それと同じく、理屈をちゃんと説明してもらえれば、料理は上手にできるものだ、ということがよくわかりました。
読了日:05月04日 著者:松浦達也
ロックで独立する方法の感想
図書館の予約待ちしていたのも忘れた頃に順番がきて、手にとったその日は遠藤ミチロウの訃報が。そして今日は清志郎の命日。ちょっとセンチになる。ナビゲーターである山崎浩一の名が控えめすぎるぐらいにしか書かれてないけど、これはあえてなのかしら。独立への覚悟が問われる、自分が手段とするものへの愛の深さが問われている。
読了日:05月02日 著者:忌野清志郎
出口の現代文レベル別問題集 1超基礎編 改訂版 (東進ブックス レベル別問題集シリーズ)
読了日:05月01日 著者:出口 汪
読書メーター
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2019年05月の読書メーター
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