タロットも含め、カードは作文だと思っています。出たカードからいかに物語を作るか。
バーナム効果も含め、なぜ当たるのかはわかりません。
作文にものすごい苦労する時もありましてね!
なんでこのお題でこのカードやねん!!と。
今日もやや苦労しました。
↑2020年12月01日分
こんなお題でね、「真実の愛」とか出てくれたら楽でいいんですけどね。
今日のカードはこちら。
ブロックしているもの:執着
では、どうするか:真実
得られるもの:インスピレーション
現状:魔術師の逆位置
正直に言うか、我慢するか、とのことですから、そりゃー「正直に言う」ですよね。
問題は、なぜ苦痛になってきたか、です。
「執着」は、欲しかった時に欲しかった人から欲しかったものが貰えなかったという穴ぼこです。
「真実」は役割を脱ぎ捨てる。
役割のために欲しかったものが手に入らなかった。
相談者さんの役割は「父親」ですけれど、役割を引き受けてしまうという根っこはもっと以前からあるはずです。
自分より役割を優先してしまうというパターンを繰り返してしまっているのでしょう。
そのために自分を出すことができなかった。自分の感情のブレに免疫がないのではないでしょうか。
彼女さんの感情の起伏が激しいのが最近のことなのか、それとも以前からなのかは文面だけではわかりません。
どっちでもいいです(おい。
相談者さんが、つらくなってきたのは最近なわけです。
ということは、変化が起きたのは相談者さんのほうです。
父親業を卒業できて、老後にむけて穏やかな生活を、と思っていましたが、これまでお父さん業を頑張ったがために自分の感覚が後回しになっていた。
長男さんのことがなくても、いずれ彼女さんとぶつかることにはなっていたでしょう。
お二人の距離が近づいて、気をつかわなくてよくなったから。
彼女さんが遠慮なく自分を出すのであれば、相談者さんも自分を出すべきです。
夫婦とは年をとってから縁側で一緒にお茶をすするときのために続けるのだ、って誰かが言ってましたが、そのためにぶつかり合うことが必要。
インスピレーションは自分の感覚を信じること。
ぶつかり合った後でなら、彼女さんが自分にとって本当に必要なパートナーかどうかがわかることでしょう。
現状の「魔術師の逆位置」、役割ばっかりだったのでご自身の本来のリソースが発揮できていない。
ぶつかりあった後ならば、自分が本当にやりたいことが見えてくると思います。
まあ、飽きたというか、こんな人だと思わなかった、ってとこですかね。
あー、難しかった。
カード使わずに私自身の考えだけだったら、もっと傅いて(かしずいて)くれる人がよかったんやろ?って思います。