もう久しくママンの顔を見ていません。コロナで面会禁止です。ママンを思い出すのはティッシュなどの消耗品が切れたと連絡があった時と入院費の支払いの時だけといったら冷たいにも程がありますか。
ひとりっ子だと告げると、兄弟姉妹がいなくて寂しかったね、と言われることが多いですが、兄弟姉妹がいることを体験してないので寂しいと思ったことがありません。それは親と一緒に住んだことがないというのも同じです。
持っていたものが奪われたのではなく、ハナから持ってないのでわからないのです。
なのに寂しい的な感情を抱くのはなぜか。
他所を見るからですよ。ヨソんちの子にはお父さんやお母さんがいる、でも私にはいない。
つまりは寂しいという気持ちより、人が持っているものを自分は持っていない、という負い目、卑屈でしかなく、ほんとの寂しさって知らないんじゃないかなと思ったり。
ああ、こりゃ、骨の髄まで染み込んだ卑屈は治らんわい、といま思いました。
長い前振りだった(前振りなのか?
本日のお題です。
施設の父(100歳!)に息子が(70歳!)コロナで面会できず、食事介助ができなくなり、そのせいで父が痩せ衰えてしまっている、なぜ食事介助にいけないのか、その理由を父にわかってもらうにはどうしたらいいか、というご相談です。
なぜお父様が痩せたことを自分のせいと直結してしまうのか。ポイントはここですね。
今日はカードです。
ブロックしているもの「執着」
ああ、ここまで書いて気づいた!ほら、これこれ。
長男役の長瀬くんが要介護になった父親の西田敏行に言うんですよ、あんたがしてくれなかったこと、俺がしてやるよ!って。
欲しかったのに貰えなかったものは、人にしてあげることによって貰えたと同じになれるのですよ。
相談者さんは、お父さんから欲しかったのに貰えなかったものがあって、それを介護をすることによって得られてたんじゃないかなあ。
では、どうするか「真実」
役割を脱ぎ捨てて、真実の自分を生きる、です。そう、お父様と一緒にいると息子になっちゃう。息子という役割を手放せば、本来の自分のリソースを発揮できる、です。
得られるもの「インスピレーション」
自分の感覚を信じて進むことができる、です。
現状「魔術師の逆位置」
魔術師は自分の技能、才能を生かすことによって可能性が広がっていく、ですが、逆位置なのでそれができていない、となります。
まさに、リソースを活かせてない状態のようです。
ということは。
逆にですね。
リソースを活用することによって、お父様への気持ちも変わるということです。
今はお父様のことが気になってリソースを活かせていない。
これが解決したらそれをするのにな、ということは、先に”それ”をすることによって問題は解決するのですよ。これが未来の先取りです。
コロナで面会禁止であるなら、お父様の食事介助のために費やしていた時間やエネルギーをご自身のためだけに使われることがおすすめです。
回答です。
手紙出したらいいやん、というなんとも具体的なアドバイス。返事は求めないこと、と念押し付きで。
そう、自分の気が済んだらいいんですもんね。
滝詣連続173日目(2021/02/01)
緊急事態宣言の間、私がお地蔵様のお世話をさせていただいています。