2月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:5985
ナイス数:686
料理人のための1分間マネジメントの感想
柴田書店の書籍というといかにも業界本って感じでいいのですが、うーん、これが「月刊専門料理」に連載されていたとは。のっけに、料理人はマネジメントがなってない職人だ、ってあったけど、あまりに初歩的であまりに当たり前な内容ばかりで、料理人やフードビジネスに携わる人ってこんなのかなあ、と意外。
読了日:02月28日 著者:力石 寛夫
音楽が好きだ! (1)の感想
近田春夫氏のこれ https://bookmeter.com/books/1235869 はたまたま手に取ったのだけど、このシリーズやゔぁい!!ポプ社ってプシコでこけた以来いいイメージがなかったけど、最近すごいアグレッシブじゃないですか。そうか、この頃からそうだったのだな。パール兄弟がなぜできたのかがわかる。たまたまかすった短いフレーズからいかにもっと長文のものに作り上げて行くかの工程がわかる。そして、歌詞の先の曲にまで。サエキケンゾウ氏に文章術の本を書いて欲しいですね!!
読了日:02月28日 著者:サエキ けんぞう
タコは海のスーパーインテリジェンス: 海底の賢者が見せる驚異の知性 (DOJIN選書)の感想
コロナが終息して居酒屋に気兼ねなく行けるようになったら私はイカとタコを注文してこの本で得た知識をこれでもかと披露することだろう。いや、できない(どっちやねん)。タコ、食べれないよ。イルカやクジラを過激に保護するクラスタと同じだよ、こんな賢くてカワイイもの食べれないよ!ナマコを人類史上初めて食べた人は偉大だと思うのだけど、タコが絵を見分けるかどうかというテストをしようとか思いつく人がすごくね?不本意にイカ専門家と目された著者が、じゃあタコでも、と研究を始められたようで、チャーミングな文体でページをめくる手が
読了日:02月28日 著者:池田 譲
だから私は、神を信じるの感想
いかに信仰が強いか、そのおかげでどんないいことがあるか、を語った書籍は多いのだけど、私が知りたいのは、なぜその宗教だったのか、何がきっかけでそこまで信じることができたのか、なんですが、それを納得させて貰えるものにいまだ出会っていない。残念ながらこれもそうでした。
読了日:02月27日 著者:加藤一二三
あてなよる 大原千鶴の簡単・絶品おつまみ帖の感想
著者に似てると言われて読んでみましたw これはまさに”あて”。お酒も一緒に紹介されてるのがいいですね。とんでもない高級食材ばっかりということもなく、試してみたいレシピがいくつかありました。美しい写真集ですね。
読了日:02月26日 著者:大原 千鶴
ひらめきはスキルであるの感想
”直感で”と選択の根拠を口にする人に一様に”ドヤ”感があるのはなぜだろう。再現性がないのに。単に言語化できてないだけでは?とずっと思っていました。ゆえに、”ひらめきはスキルである”というのは膝の皿を割るタイトルだったけど、60ページで挫折した私を許してください。ひらめくためにはどうするか、ではなく、ひらめいたものをどう処理するかについて触れられたものでした。ノート術とか。
読了日:02月26日 著者:瀬田 崇仁
季刊Ministry vol.45(2020)―次世代の教会をゲンキにする応援ムック コロナ禍と向き合う「新しい教会様式」の模索
読了日:02月26日 著者:
オレンジページ Sサイズ 2021年3/2号の感想
シュウマイをキャベツで包むロールキャベツが衝撃でした。
読了日:02月26日 著者:
女たちの事件簿 超合本版 11巻の感想
またもや残り少ない人生の無駄遣いをしてしまいました。コンビニ本のオムニバス、合本1冊に平均3冊分5話前後が収録。それを11冊全部読みました。5x3x11=165話 ひとつひとつのお話は火サスみたい。たまにホロっとくる話もあり。ぶんか社のシリーズと違うのは画力の高い作家が多いこと。読者体験ものではなさそうだから、これだけの設定やトリックをよく考え、限りあるページ数でまとまられるもんだな、と。日本の漫画界の層の厚さを感じました。しかしこのアンリミの合本シリーズはお得です!
読了日:02月25日 著者:女たちの事件簿編集部
チソン、愛してるよ。の感想
「謝るならいつでもおいで https://bookmeter.com/books/7978326 」で加害者父親が娘に読ませるために購入した本。タイトルの「チソン、愛しているよ」は事故で大火傷を負ったチソン自身の言葉。またしても信仰の圧倒的な力を見せつけられる内容。ご利益型信仰だと「こんなに信仰してるのに何で?」となるところ、非ご利益型は起きた出来事の是非とはなく、ではこれからどうするか、のためにこそ信仰があるという。→
読了日:02月24日 著者:イ チソン
kaze no tanbun 移動図書館の子供たちの感想
なんで予約したのかも忘れてしまっていた。ロキノンみたいだな、と思った私を許してください。
読了日:02月23日 著者:我妻 俊樹,円城 塔,大前 粟生,勝山 海百合,木下 古栗,古谷田 奈月,斎藤 真理子,西崎 憲,乘金 顕斗,伴名 練,藤野 可織,星野 智幸,松永 美穂,水原 涼,宮内 悠介,柳原 孝敦
昆布 (和食のだしは海のめぐみ)の感想
読友さんのレビューから。昆布ロード富山生まれなので、町には昆布屋さんが何軒もありました。これが当たり前だと思っていました。写真がすばらしい。この昆布の生き生きとした様子に昆布屋を目指す子供もいるのではないかと思わされる。写真は対象への愛だということを再認識と共に、昆布を味わえていることの僥倖にも感謝。
読了日:02月23日 著者:
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
読了日:02月23日 著者:岸田 奈美
弱さの研究―弱さで読み解くコロナの時代―の感想
ユートピア「べてる」本。高橋源一郎の異質さが際立った。真に弱いものに寄り添う現場の方々と比べたら、わかったような口をきいてる感が滲み出る。弱さとは自分だけ泥を
かぶらないとこで見ているだけでは決して理解できないものなのかも。これは決して高橋氏をdisっているのではなく、高橋氏は高橋氏の発信というお仕事をそれは真摯になさっている。でも。現場の方の逆にしなやかなことよ。
読了日:02月21日 著者:向谷地 生良,高橋 源一郎,辻 信一,糸川 昌成,向谷地 宣明
THE BIG ISSUE 401号の感想
翻訳記事が多いという印象があったけど、国内でのオリジナル記事の割合の方が多いそうで、今号の特集「アリ、1億5000万年の生き方」も九州大学の村上貴弘氏をメインナビゲーターとしたものだった。専門誌でもないところでこれだけの内容のものが読めるとは。
読了日:02月21日 著者:
しゃべれども しゃべれどもの感想
ブログに書きますた 「言いたいことは誰にでもある」 https://connectron.jp/%e8%a8%80%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%84%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%af%e8%aa%b0%e3%81%ab%e3%81%a7%e3%82%82%e3%81%82%e3%82%8b/
読了日:02月20日 著者:佐藤 多佳子
大宇宙ひとりぼっち 40代独身天国の感想
なんて恐ろしい本。著者のぼっち生活がこんな形で結実しようとは。年齢、性別に関わらず、人との距離方において誰もが思っていて口にできないことを見事に言語化してくれている。そうなんだ、と安心できる箇所もあれば、目をそらしていたことを見せつけられるとこも。自分は勝ち組ではないと思っている方はぜひご一読を。勝ち組の方は共感できないかも。でも、著者にはなんやかんや言って友達いるんだよねー。
読了日:02月20日 著者:よしたに
頭の悪い日本語 (新潮新書)
読了日:02月16日 著者:小谷野 敦
広告マーケティング21の原則
読了日:02月16日 著者:クロード・ホプキンス
オレンジページ Sサイズ 2021年2/17号の感想
ダメだ、コンビニでこのsサイズがあったらつい買ってしまう。このサイズに目が慣れてしまったので、通常版の大きさを受け付けなくなった。今号で役に立ったのはトマト缶のシート冷凍。アルミホイルの便利技って、リュウジお兄さんが言ってたホイルでゴボウの皮を剥くって技がなかったぞ。リュウジお兄さんの勝ち。
読了日:02月15日 著者:
唖娘スバー
読了日:02月15日 著者:ラビンドラナート タゴール
県民バズごはんの感想
アンリミで。著者の著作で唯一重版がかからなかったものとあり興味を持ちました。紹介されている料理の数々は興味深いものであり、作ってみようかなとも思ったけど、他レビューにもあったように確かにレイアウトの微妙さが、もし書店で実物を手に取ったならそっ閉じになるかも。売れないものにはワケがある。
読了日:02月15日 著者:リュウジ
だれかの記憶に生きていくの感想
葬儀とは逝った人ではなく残された人のためではあるけど、逝った人がどのような生き方をしたかを偲ぶことで自分が残された時間をどのように生きるかの参考にするため、という考えはなかった。母が亡くなったら直葬にするつもりだったけど、一晩ぐらいは一緒に過ごそうかと思えるようになった。
読了日:02月15日 著者:木村 光希
しゃべれどもしゃべれども (ジェッツコミックス)
読了日:02月15日 著者:勝田 文
ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(1) (ワイドKC)の感想
カワイイのに気を許せない、モルカーに通じるものあるか。黒いとこもあるけど、基本相手に優しい。物欲を持たせている設定が絶妙。商品名がはっきり出てくるけど、コラボしたら売れるよね。っつか既に食べたくなってしまっています、チャルメラ。
読了日:02月15日 著者:ナガノ
オレンジページ Sサイズ 2021年2/2号
読了日:02月15日 著者:
謝るなら、いつでもおいでの感想
佐世保の同級生殺害事件、タイトルは被害者の兄の言葉。加害者からの謝罪の言葉を受け取れないという被害者家族も多いけど、それさえ無ければ気持ちの区切りがつかないのだな。葬儀は残された者のためというけれど、なぜどうしてという疑問、そして救えなかった自責、そこから救えるのは加害者だけなのだろう。加害者少女は発達障害だったのでは、とされているけど、彼女が謝罪する気もないくらい罪悪感がないとするなら、それを知ったときの地獄、それを見越しての「謝るならいつでもおいで」なのだろう。なんと優しいことか。
読了日:02月12日 著者:川名 壮志
女たちのサスペンス(全51巻)の感想
アンリミで。全51巻のうち、一体何巻まで無料なんだろ?と読み出したら止まらなくなり、1日2巻ずつぐらい読みました。初出はいつかわからないけど、女性の不幸のパターンというのは昭和の時代から不変なのか。様式美か(違)。これらの作品に需要が有り再生産されている限り、森喜朗みたいな人も途絶えないのだろうな。しかし不思議なのは、物凄い画力の人が少なからずいること。後続の漫画化志望者に希望を持たせるためとしか思えない。逆の物凄い人もいて、これだけ描けても大手からデビューできないそれもまた不思議。
読了日:02月12日 著者:
音楽が好きだ! (3)の感想
図書館本(図書館用特別堅牢製本図書とあった)。これ、いい!!素材は音楽だけど、その物を知らない人、足を踏み入れることに臆している人にどうしてあげればいいかというとても愛情あふるる導入本となっています。こんな風に教えてあげればいいんだ、自分の好きなものはこんな風に紹介したらいいんだ、と。もちろんベースにあるのは”好き”だけど、好きじゃないものは紹介しようと思わないかもしれないけど、少なくとも人に物事の利点を伝えるにはどのような姿勢であればいいかってことがすごくよくわかる。やっぱ近田先生天才!至言名言がいっ→
読了日:02月10日 著者:近田 春夫
豚と共にの感想
図書館でこれ https://bookmeter.com/books/17172498 を借りたつもりが違ったものであることになかなか気づかず(バカ)。序文や後書きに、なんか写真展の図録みたいだなと後付けを見たら自費出版のようでした。被写体である上村さんのパワーがすごい。それを写とる事ができた山地さんもすごいのだろう。図録のコメントらしく、写真そのものよりこういう写真集をリリースできることの意義について触れられていたのが面白かった。畜産農家は基本飼育動物を愛しているというのはよくわかる。それゆえの辛さも。
読了日:02月10日 著者:山地 としてる
書かずに死ねるか 難治がんの記者がそれでも伝えたいこと
読了日:02月09日 著者:野上 祐
おたすけなみだとおじゃまなみだの感想
泣いてはいけない、という内容ではなかったけれど、おじゃまなみだと除け者にすることには違和感が。
読了日:02月09日 著者:イローナ ラメルティンク
飼いならす――世界を変えた10種の動植物の感想
家畜化、作物化の工程はこれでもかというほどあちこちで解説されているけど、なぜそれを家畜化・作物化しようとしたか、そのきっかけに触れたものは珍しいのではないかと。パラダイムシフト的だった記述、1:英国の森林さえも畑になる 2:他の哺乳類の乳腺から乳を絞ってそれを飲むと誰が思いついたか 3:コロンブス以前にアメリカに牛はいなかった 4:ダーウィンの種の起源の次の著作が「家畜・栽培植物の変異」だったこと 5:雌鶏は卵が別の卵を作るための手段にすぎない〜サミュエル・バトラー
読了日:02月06日 著者:アリス ロバーツ
メイド イン 十四歳の感想
ナチュラルボーン優等生の主人公と透明人間になってしまうという持病の転校生の物語。14歳とは発達心理学的にも魔の年齢、厨二病とはまさに。繰り出される脳内言葉に、思ったことを後さき考えずに外に出せるのが厨二病の特権だよな。正体不明の病気に不安と恐れで正気を失うクラスメート、イジメの図式をテンプレに語る物語になっていくのかと思いきや、自分を絶対的に守ってくれる大人への信頼が綴られ、どこに着地するのやと思えば傷ついたまま去ってしまった転校生に真の思いを伝えるための旅にでる。本音は相手にちゃんと伝わるように言語化→
読了日:02月05日 著者:石川 宏千花
THE BIG ISSUE 400号の感想
これはジャケ買いする人多いのでは?巻頭のリレーインタビュー「私の分岐点」、今号は中村航さんからの山崎ナオコーラさん。がんで入院されてたお父様のエピソードに触れられていて、これは私にとっても分岐点となりそうなものでした。
読了日:02月02日 著者:
調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝の感想
チョコボールのCMソングが近田春夫の作と知ってる人は如何程か。小林亜星とキダタローに続くCMソングメイカーだそうで近田春夫の作品を耳にしていない日本人は少ないのでは?CMに足を突っ込んだのが経済的安定のためで、近田の長いキャリアはお金の問題に悩まされることが少なくなかったようだけど、作品を作り続けるためにも稼ぐことは必要、このご時世にこの値段の本を出せるってすごいな!焼け跡から高度成長期に舵をきった以降の日本の音楽史の集大成とも言える内容。ただし、はっぴいえんど的なものは除く。ロックとは非アカデミズムが→
読了日:02月02日 著者:近田 春夫
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