まずは復習を。
暴言以外にもあなたを傷つけるものはある
参考事例を2つばかり。
・ダンナさんおって、専業主婦でなにを悩むことあるの
・母と娘が仲悪いとか、意味わからん
これ、同一人物の口から発せられた言葉なんですが、これを聞いたときはなかなか衝撃で。
夫から殴られてないとあかんのですかね。
虐待されてないと親に文句いうたらあかんのですかね。
親を恨める人は幸せです
こんなこと言う人がいるから「私よりもっと大変な人がいくらでもいる、私なんかがしんどいと思っちゃいけない」って自分を責めるループから逃れられなくなる人がなくならないのですよ。
みんな、ジャミラのヨシヨシ塾に入塾するんだ!
というわけで(どういう?)自分のことをかわいそがれないカワイソウな方のために、毒親選手権を開催することといたしました。
栄えある第1回は、タンスママさん♪
タンスママさんたら、娘の家の合鍵勝手に作って、勝手に入ってくるんですって。
そして、勝手にタンスを送りつけてくるんですって。
お母さんがタンス送ってくれるやなんてええやないか、とか言われたらかないませんね。
うっかり家の中を見られたら、ママのお見立てでいろんなものを送りつけられちゃうから、絶対に家には入らせないんですって。
タンスママさんの娘さん、お仕事をなかなか発展させられないのがお悩みだったのだけど、その原因がママからの過干渉だってことはわかってるんだけど、なかなか事態が好転しなかったんですよ。
手強いなあ、とは思っていたのだけど。
ど。
みなさんご存知のように(知らんか)コネクトロンでは因果を明らかにすることに力を入れてます。
そう、古来「風が吹けば桶屋が儲かる」とあるように、原因は風で、現状の問題は儲かった桶屋。風から桶屋のプロセスをクリアにすれば桶屋をさらに儲からせることも、儲からせないようにすることもできるのです。
原因(風)がわからないことが多く、トランスに入っていただくなりして風の正体をはっきりさせれば解決に向かうのですが。
が。
タンスママ娘さんの場合、風がママの過干渉ということはわかっていたのだけど、桶屋がどうなっているかがわかっているようでわかっていなかったようです。
きょうび、ビジネスにネットは不可欠、SNSでの露出も大切ですね。タンスママ娘さんがそれをなさろうとしないのが不思議だったのですよ。
クリエイター系の方でも、自分の作品を出すのがイヤとかなかなか意味わからんですねー。
目立つのが怖い、叩かれるのが怖い、作品を露出させずにどうやって知ってもらうのか、非常に難しいです。
傷つかないように鎧を着込んでいる、それはわかります。傷に触れてはいけないのですよね。
表舞台に出ることより傷つかないことを選んでいるのですよね。
いえ、選んでません(どっちやねん。
タンスママさんは合鍵作って娘の家に乗り込んでくるような方です。
自分と娘の境界線がはっきりとしていないそうです。どんどん娘の領域に侵入してこられるのだそうです。
それがもしもSNS上で行われたらどうなるか。
ママ、娘のアカウントを発見
↓
娘の仕事が何か知る(現在は内緒だそうです
↓
全身全霊で干渉&水差し行動
タンスママ娘さんは、見つからないように、バレないように、ずーっと身を潜めていらっしゃるのです。
まるでナチスから身を隠していたアンネのよう!
このストレスは半端ないですよ。
えー、私の拙い文章で伝わっていますでしょうか、タンスママ娘さんのストレス。
タンスママさんは娘に手をあげたりしませんし、お腹を空かせたりもしません。側から見たら娘思いのいいお母さんです。
が。
合鍵を作って勝手に家に入ってきてタンスを送りつけて徹底的な水差し行動により娘のやる気を削ぐのです。
時には、世間体が悪い、などと言って。
やりたいことをやれば水を差される。やりたいことをやるにはバレないように身を隠さねばならない。
お仕事がうまくいってしまったら、バレるかもしれない。
そんな怯えがあって、お仕事を頑張れるものでしょうか。
タンスママ娘さんのブレーキの正体がやっと分かりました。
タンスママ娘さんの「桶屋が儲かる」状態は、「ママに見つからないように身を隠している」だったのです。
これを毒親っていうんだなあ、と改めて。殴らない毒親の支配の強烈さよ。
タンスママ娘さんは、動けないダメな私、と自分を責めていらっしゃいました。
悪くない、悪くない、タンスママ娘さんは悪くない。
だってママが怖かったのだもの。動けなかったのはママの”せい”だもの。
まずは「私は悪くない」ということをしっかりと腑におとしていただいて、次にうつ手を考えていきましょう。
悪くないと思えたなら、同じ事柄でも感じ方が違ってくるはずです。
さあ、第2回に登場するのはどこの毒親さんか?取りあげてもいいというケースがあれば、お声かけくださいませ。