60代後半の主婦です。近年、自分の思考に顕著な変化があり、戸惑っています。それはきれいなものにひかれて、そうではないものを排除する気持ちです。
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露骨に自分の心がシャットアウトして、言動にも表れるのです。これは変化なのでしょうか、それとも、自己中心的な感情が顕在化しただけなのでしょうか。知るのは怖い気もするのですが、私の心に広がるこの気持ちをどうか解き明かしていただきたいのです。(長野・S子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220706-OYT8T50075/
若い頃、歳をとったら丸くなれるのではと期待していましたが、歳をとったら嫌いなものはますます嫌いに、好きなものはますます好きになるだけでした。
ただそれを、おおっぴらにしなくて済む技術を身につけることはできました。
相談文を読んで真っ先に思ったのは「正直な方だなあ」でした。
吐瀉物や排泄物を好き好んで見たい人はいるでしょうか。
見なくてはいけない時、いかにそれに接することへの正当性を考えつくことができるかどうか、その術を手にしているかどうか。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「裁き」
・では、どうするか「許し」
・得られるもの「神聖さ」
・現状「恋人たちの逆位置」
自己中心的な考えとありますが、これまでの考えには自己がなかったのかもですね。
こうしなくてはいけない、こうあらねばいけない、それを遵守するあまり自分が何を感じているのかわからなくなっていた。
これまで視野に入っていなかったものが見えるようになった、そして感じるものがあった、折り合いをつけていけばいいのではないでしょうか。
回答は最相葉月(ライター)さんです。
でも老いは本当に哀れむだけのものなのか。花を愛でるのと同じ心で、あなたは老いの輝きを知っていますね。それを実践したい、言葉にして誰かに伝えたい。そんな思いがあなたをとらえて離さない。近年の変化はそんな葛藤が引き起こしたものでは。お答えになっていればいいのですが。
嫌いな人とは会わずに済ませられますが、吐瀉物や排泄物と無縁にはなれませんものね。
滝詣連続694日目(2022/07/07現在)
日本語検定の3級に合格しました。申し込んだときは「簡単すぎるかな、2級にしたらよかったかな」と思いましたが、結構間違えていてショック!次は万全の準備で2級を目指します。