60代の男性。定年で長い単身赴任を終え、妻と2人暮らしです。一緒にいる時間が長くなり、互いの性格や行動パターンの違いから、けんかが増えてきました。
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このままでは、将来は暗いです。針のムシロの生活から脱却する方法はありませんか?(大阪・K男)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221006-OYT8T50096/
吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
単身赴任、ご苦労さんやったなあ。
単身赴任でありがちなんは夫の「俺は家族のためにひとり頑張ってるのに」と妻の「私だけに家のことを押し付けて」やなあ。
どっちの言い分もわかるけど、離れて暮らす故に互の思いをとことん折り合いつけるいうことがどうしても足りひんですれ違いになるんやろな。
妻さんが復讐するまでいうんは、いくら相談者はんが自分なりにやってきたつもりでも、妻はんには届いてへんもんがあったいうことやろ。
今日はカードにお伺いを立ててみるわな。
・ブロックしているもの「犠牲」
・では、どうするか「真実」
・得られるもの「平和」
・現状「オカメインコ・スズメ、もとい、愚者」
しんどいんは自分だけやって思ってはりませんでしたか?
男は、夫は、父親は、こうあらねばいけないという縛りがなかったでっか?
そんな思い込みで妻はんの言葉を封じ込めてしまっていたかもしれまへんで。
棚卸しせなあかんのは資産やのうて妻はんの積もり積もったもんとちゃうか。
心当たりがないいうんが一番の問題かもしれへんで。
回答は久田恵(作家)はんや。
一度、妻の言いたいこと、夫に復讐したい根拠を、とことん黙って聞くことです。それを抜きにしては前へは進めないと思います。
言ったつもり、聞いたつもり、話し合ったつもり、つもりつもりが積もり積もった結果やろうな。話が伝えたいように伝わっとるかどうか、確認は大切やなあ。アメリカがマニュアル社会なんは、言葉の通じない移民が多いから言葉で伝えんでも伝わるようにする必要があったからだそうで、日本は同じ日本語しゃべっとるからって主語やらなんやら略し放題やもんな。そら伝わらんわ。と自戒を込めて。