60代の女性。車いす生活の母と2人暮らしです。子どもは独立しています。10年以上前に離婚。仕事は介護とコロナをきっかけに辞めました。
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残り少ない人生、こんなことでよいのかと思いながら、毎日過去に思いをはせています。振り返ったら、ひとりぼっち。私の人生、失敗で終わりなんだな、と思うと悲しくてしかたありません。(神奈川・I子)
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https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221126-OYT8T50053/
>風の匂いや幸せだった過去の風景が見えてしまいます
これ、すごくない?こんなことサラッと書ける感受性、すごいなー。「書く」ことを超オススメします。
書くことで、ご自分の人生がいかに豊であったかと気付けるのではないでしょうか。
過去に思いを馳せるということは、現在にはないキラメキがあるからなのでしょうけれど、そのキラメキの積み重ねが今の相談者さんがあるのですから。過去のご自分と今が別人なわけではありません。
その過去をふまえて、これからどうするか。どんな資源を持っていらっしゃるか、それをどう活かしていくか。
過去は資源です。振り返ることにネガなものがあるとするなら、それを活用できていないことへのもったいない感かもしれませんよ。
今日はカードにお伺いをたててみます。
・ブロックしているもの「無価値感」
・では、どうするか「つながり」
・得られるもの「インスピレーション」
・現状「文鳥、もとい、塔」
お母さまの介護という選択、それ以外の選択肢で得られたはずのものに心が向くことを止められない状態ではないですか?
何かを得たということは代わりに何かを得られていないということ、あるものに感謝するだけでは埋められないものは当然あります。
ほんとはやりたくなかった
あれも欲しかった、これもしたかった
成仏していない思いがいっぱいです。
成仏させるためにはどうすればいいか。
その存在を認めてあげること。
ああ、こんな気持ちがあったんだ、と。
そして。
たとえそれと全く同じではなくても、その存在が今の相談者さんの中で生きながらえているのではと探してみる。
自分の中を。
自分の思いはなくなってなどいないことに気づけたら、どうぞ枯れずにいてくれたものに水をあげてください。お世話をしてください。
思い出せるものがいっぱいあることでしょう。相談者さんの力になるものを。
回答は増田明美(スポーツ解説者)さんです。
私も母を自宅で介護中ですが、その日の母の体調で一喜一憂してしまいます。でも趣味の俳句を作っている時間はワクワクします。お互いよい旅を続けましょうね。
個人的には、相談者さんには「書く」ことをほんっとにオススメします。習い事に文章講座のようなものを加えられてはいかがでしょうか。
今日は人生3度目の文楽。勧進帳は花道ありで見応えありあり。弁慶はイケメンだった。もっと詳しくなりたいな。 pic.twitter.com/zGjrKtqmYt
— 今庄ヨシヨシする人ヨシヨシスト@神戸元町コネクトロン/マチカドホケン室 (@connectronkobe) November 27, 2022