「わらしべ商人の読書術」ってご存知ですか?
私はつい最近知ったのですが、今朝それでいや〜な汗をかかされましてね、そのレポートです。
わらしべ商人の読書術(以下、ビリ読)のおおまかな流れ
本を1冊選ぶ
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その本を読む目的を設定する
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パラパラめくって目に付くキーワードを8個選ぶ
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8個を3個に絞る
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その3個から先ほど設定した目的達成のために実践することを決める
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実践のためにすぐできるベビーステップを決め、即実行
つまりは目標達成に向けてのベビーステップを決め、それを実行、”一歩踏み出してやったぜ!”感を植え付けるものなのです。
ベビーステップは自転車の最初のひと漕ぎのようなもの、ペダルを踏み込めばあとはスイスイ走ることができます。
ビリ読の読書会なるものがありまして、それに何度か参加しましたがなかなか思ったように考えをまとめたり発言したりすることができず、会に参加することに抵抗が出てきました。
これはどげんかせんといかん。
今朝のビリ読会では本を読む目的を「ビリ読会に慣れること」にしました。
図書館で借りた本何冊かがバッグに入ったままです、そこに手を突っ込んで無作為に1冊を選びました。手にとった本はこちら。
クラっとしました。この本に「ビリ読会に慣れる」キーワードなんかあるのか。
選んだ(目についた)キーワードは
1:最後の1本
2:畢生の作品
3:断酒
ここでイヤな予感がしてきました
4:破天荒
5:現実と理想
6:吸わなくても死なない
イヤな予感が増し増しになってきました
7:一縷の希望
8:理解しあえる
絞った3つは
1:断酒
2:現実と理想
3:吸わなくても死なない
イヤな汗が出てきました、酒か、酒なのか。
実践することは「飲酒をコントロールする」、ベビーステップは冷蔵庫にあるワインを引っ張り出して「飲みすぎないと宣言する」としました(飲まない、ではないことに注目。
冷蔵庫を開けて、ワインを引っ張り出して「飲み過ぎ注意!」と叫んできました。
さて。
みなさんご存知のように(知らんか)私はお酒をコントロールできないことがずっと悩みです。アホほど飲むわけではないですが、今日は飲まんとこ、と思って飲まずにいることができないのです。また飲んでしまった、という罪悪感をずーっと背負っています。
気にせんと飲んだらいいやん、と言われるのですが、飲んでる暇があったら仕事しろ、という神の声がいつも聞こえます。
さて。
飲酒の罪悪感がビリ読会への抵抗にどう繋がるのか。
ビリ読会では「うまくやらなきゃ」という緊張と「うまくできない」という罪悪感でいっぱいなのです。
やらなきゃいけない、でもできない、やっぱりできない
既視感満載のこのパターン、飲酒で毎日のように思わされていることです。
罪悪感を始め不安や緊張、ネガな感情には根っこがあって、その根っこがある限り茎を育てるために必要な水や肥料をせっせとかき集めてきます。
罪悪感の根っこ、人生のごく初期に自分以外のものから植え付けられた種。
芽を出す機会を常にうかがっています。
罪悪感を抱かせる機会を鵜の目鷹の目で探しています。
どうすれば罪悪感にからめとられずに済むのか。
種があることに気づけばいいのです、種を取っ払えばいいのです。
いつ、どこで、誰に、どんな種を植え付けられたのか、それがわかればいいのです。
いえ、よくありません(どっちやねん。
わかるだけでは6割ぐらい、あと必要なのは、種が植え付けられたせいでどうなってしまったか、種がなければどうなれていたか、そこまではっきりさせると9割ですね。
意図せず選んだ本に、手放せずに持て余しているものを探り当てられた衝撃よ。
目的を設定すると脳はそっちに向かっていくといいます、ビリ読会に慣れること=罪悪感を手放すことだったようです。
ロシアのイルクーツク在住のビートルズファン、彼らの活動がウクライナ侵攻でどのような影響を受けたのか、それについて書かれた本でまさか罪悪感を炙り出されるとは!!
わらしべ商人の読書術、続けてみます。
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