60代の女性。10年前に母がなくなり、アパートで30代の子どもと2人で暮らしていましたが、今年、50代の弟が自身の住まいを追い出されて転がり込んできました。
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警察に通報したいのですが、子どもは「無視しとけ」と言います。ただ、事故を起こしてしまったら、どうしていいか分かりません。本当につらく、殺してしまいたいと思うほどに悩んでいます。(茨城・O子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221201-OYT8T50096/
弟さんが来られてたいへんですね。しかし弟さんが来られる以前にも不安要素はあったのではないでしょうか。
お子さんに迷惑をかけたくないというのはもっともですが、お子さんとの関係は大人同士の対等なものですか?
アパート住まいはお母さまが亡くなる前からなのか、亡くなられた後からなのか、離婚か死別か、生活の不安定さと気を遣っていらっしゃる様子が垣間見えてしまいます。
不安を感じる状態は継続的にあって、そこに弟さんがさらに火種を放り込んでくれた。弱っている相談者さんに弟さんがつけ込んでいる。シャキっとしている時ならば、相談者さんの言葉もちゃんと弟さんに届いているのではないかと思ってしまう私を許してください。
今日はサイコロです。
雷水解の初爻、改善すべきことを改めたら責められることはなくなる
未来を示す之卦は雷沢帰妹、正夫人の座は求めない
解決策を示す互卦は水火既済、本来はすでに整っているものである
サイコロの結果から、いまぷ ならこう答える
例えばお仕事のご相談でこられたのに、本当の問題は家庭だ、そっちを先に解決すれば自ずと仕事の問題も解決する、ということが大変多いです。
目の前の問題は、その奥にあるものを炙り出すためのきっかけにすぎなかったということです。
相談者さんの生活環境、ステージはこの10年で度々変化があったことでしょう。息子さんもかつては庇護や保護が必要だったでしょうけれど、現在と10年前では大きく異なると思います。
息子さんとの間で、こうしたらいいのにな、と思いながら手付かずになっていることはないでしょうか。息子さんに言いたいのに言えてないことはないでしょうか。
自分の子どもではなく大人同士の関係と思えば、改めなくてはいけないことがあるのでは。
そこの解決に着手することで、弟さんの問題は自然と解決していくはずです。それは、相談者さんが顔色をうかがったたりせずにやるべきことをやれるようになるからです。
回答は藤原智美(作家)さんです。
まずは、DV被害者のための行政の窓口や、支援組織のサポートを受けられるようにしてください。こうしたケースに対応できるプロがいます。その際は、被害の状況を、具体的にしっかり伝えることです。メモや音声などの記録があるといいでしょう。無免許運転は違法行為です。見過ごすことはできません。当局にしっかり伝えてください。そして何より、つらい心の叫びを、隠さず言葉で訴えることが重要です。
理不尽な怖い思い、それを封じ込めさせられてきたんやないかな。弟さんのことのずっと前から。