50代の女性。19歳の娘は幼い頃から自分でやりたいと始めた習い事や塾、部活などを短期間で辞めてしまう「辞め癖」があります。学校だけは辞めずにきたのですが、先日、この春に入学した保育士の専門学校を辞めたいと言ってきました。
・自分に務まるか不安になったとのこと
・頑固な性格なので説得しても意志は変わらない
・テレビ関係の仕事をしたい
・アルバイトでお金を貯めて東京の専門学校に行くという
主人は、学校を辞めることは認めつつ、これ以上親として金銭的な援助はしないと本人に伝えました。ただ、アルバイト代をすべて好きなアイドルグッズにつぎ込んでいるような娘です。すべて自己責任で、と突き放していいものでしょうか? 1人暮らしで借金まみれにならないかも心配です。(北海道・I子)
あなたの罪悪感を粉砕!
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
これは辞め癖ではなく、やりたいことが明確になっていないだけだな、と思いながら読んでいたのですが、アイドルグッズにつぎ込んでいる、で印象が変わりました。
お金のリテラシー的なものを身につけられることが急務ではないかと。
自分が中途半端に辞めてきたものに、ご両親がどれだけのお金を費やしてくれているか、そのお金を稼ぐことがどれだけ大変か、そこをまずわかっていただく必要がありませんか。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「隠れた自己」
・では、どうするか「つながり」
・得られるもの「自由」
・現状「運命の輪」
母としてだけでなく、ひとりの女性として積み上げてきたものへの自負がおありだと思います。
正しいと思われること
これは絶対に譲れないと思われること
それを娘さんに伝えること、躊躇なさらないでください。
娘さんが必要な知識を獲得してそれを行使できるようになるまでは、親元での修行が必要であること、お伝えください。
忖度なしで。
回答は大日向雅美(大学学長)さんです。
他者の意見はあまり聞かない娘さんのかたくなな心を少しでも和らげるためには、否定するだけでなく、娘さんを認める言葉も添えてあげられたらと思います。娘さんの「辞め癖」は、次にチャレンジする何かを追い求め続けているからだとも考えられます。そのエネルギーの使い道を一緒に考えることで、突き放すだけではない話し合いができたらと願っております。
そ、辞めぐせじゃなくて、「やりたいことがわからない」病だと思います。