20代の男性。人生につまずき続け、女性を憎んでしまう自分に悩んでいます。
・両親はケンカが絶えず私が小4の時に別居
・中学ではいじめに遭い、母に転校を申し出るも聞き入れられず
・旧女子校の公立高校では男子というだけでいじめられ部活を辞める
・大学受験は失敗し地方の国立大学に進学
・就職は希望した企業の内定を得られず地方公務員に
・中学から私立の女子校で育った妹は私の経歴を見下す
・結婚間近だった恋人は浮気、結局その浮気相手と結婚
女性を中傷する発言を聞くと、いいぞと思う反面、後ろ向きな行為で社会的に許されないこともわかっています。精神的につらく通院していますが、それも女性のせいだと思ってしまいます。私はどうしたらいいでしょうか。(M男)
あなたの罪悪感を粉砕!
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
こういう弱り切ったところに「先祖の因縁が」とかって言われたらツボを買っちゃうんだろうなあ。
コネクトロン的「風が吹けば桶屋がもうかる」で原因を求めるなら、一番古いのはご両親の不仲、それにお母さんと妹さんの対応が上書きをしてきた、つまりはお母さんの”せい”となります。
女性のせいではなく、”お母さんのせい”です。
さらに言うなら、お母さんの裏にはお父さんがいる。
憎まれ役はやっぱりおかあさん
相談者さんが憎むべきはお父様かもしれませんよ。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「個人の神話」
・では、どうするか「リーダーシップ」
・得られるもの「流れ」
・現状「月の逆位置」
お兄ちゃんなんだから
お母さんはひとりで大変なんだから
このフレーズを一度もお母さまから投げかけられたことがない、ということはないのでは?
それは真綿で首を絞めるように、相談者さんが気づかないうちに縮こまらせてしまっていたことでしょう。
縮こまるとどうなるか
ほんと自分でも気づかない程度に腰が引けるんです。
するとどうなるか。
チャンスを掴み損ねる
思ったことが言えない
言ったことが伝わらない
本来だったら主張できてるはずの権利が主張できないのです。
「お父さんとお母さんの不仲の”せい”」で相談者さんはどうなってしまったか、そのことによってどんなデメリットを被ってしまったか、それがなければどのような自分でいられたか、心置きなく力を発揮できていたならなにを掴むことができているか
この棚卸しをすることで、ルサンチマンに覆い隠されて見えていない、女性の本当の魅力に気づくことができるでしょう。
回答は大野裕(精神科医)さんです。
思うようにいかないことがあったと思いますが、人生はそうしたものです。「女性が」「公務員が」とひとまとめにして考えるのではなく、あなたを含めたそれぞれの人の良いところ、良くないところに目を向けるようにすると、見える景色が変わってくるはずです。
人生って思い通りにならない、それを納得できたらどれだけ楽か。