アイデア出しが苦手です。今日は朝からアイデア出しについて賢人にzoomで教えを乞うておりました。
本の話になって、ちょうど今読んでる本、バッグに入ってるのを紹介したんですよ。
これが6月の時点で今年のベスト本の可能性。
アートのこと、絵で食っていくということ、女であること、出産すること、ご自身の履歴をさまざまなベクトルから分析開示されているのですが、何が印象に残ってるかといって、この方は親というか育った環境に恵まれていたなあ、ということ。
読み出した当初はこれを、好きなことで食っていくにはどうしたらいいかというお悩みの参考図書にしようかなと思ったのだけど、読了後残ったのは全く違うことで。
著者田中みずきさんは、理解のあるご両親のもとで育ち、思慮深くやりたい道へと進むことができた。今風の言い方をするなら親ガチャ勝者ですよ(ノーテンキに好きなことをされている訳ではなく、難病があったりとか苦労も散りばめられている)。
コネクトロンにお越しくださる方って、ほぼほぼ親ガチャ敗者じゃないですか(失礼な言い方をすまん。
親から良きものを受け継いだ方の体験を、それがない方にどうやってオススメすればいいかなあと思いあぐねました。
ということを、賢人に伝えたのですよ。
それって鋭い視点だね、仕事の方向性にリンクしてるんじゃないの?
ふむふむ。
みなさんご存知のように(知らんか)コネクトロンがお役に立ちたいなと思っているのはどんな方かというと
生育過程において自尊心を育むことができず、何でもかんでも自分が悪いんだと思っちゃう人
そして、そういう方々に何をするかというと
あなたは悪くない、と言い続けること
です。
これにブレはないのですが、その先の展開にどうも行き詰まっておりまして。半年ばかり(悩みすぎ。
なんか伝わりやすい表現はないかなーと悩み続け、それもあってのアイデア出し訓練だったのです。
ナビゲーターが居てくれたらできるんですが、一人だとすぐに行き詰まります、とぼやきました。
そこで教えていただいたのはエリアス法なるもの。
ミシンを発明したとされるエリアス・ハウさん、どうにも考えが行き詰まった時に、針の穴を下にすればいいってのを夢で見たんですって。
以来、夢見法(そのまんまやないかい)というアイデア出しの技法とされているそうなのです。
寝る前に悩んでいることにとことん浸ると、夢でヒントや回答が得られるというもの
夢をほとんど見ないタチなので、都合よく夢を見れるといいんだけどなあと思ったら。
ら。
ドッカーンと落雷のように思い出したことがありました。
滅多に夢を見ない私が唯一と言っていいくらい見る夢。
それは「寝坊する夢」なのです。
夢の中で「寝坊した!」って目が覚めるのです。そして寝坊してしまう行事はいつも山登りなのです。
寝坊した
どうしよう
荷物も全然まとめてないのに
そこから必死で荷造りをし、集合場所へと向かうのです。
同じ夢、もう何十年も続けて見てるのです、年に1〜2回ですけどね。
そういえばその夢を久しく見ていない。
いつからだろう。
母が逝ってからだ。
↑脳内イメージ
気づいた衝撃よ。
遅刻した、どうしよう!と自分を責める夢。
それがなくなった。
夢の意味するもの、夢を見なくなったことの意味、自分に都合よく解釈するならば。
自分を責めるもの(母)から解放された。
視界が一瞬明るくなりました。
そうか、解放されてたんだ。
この1年で一番幸せだったこと、嬉しかったこと
もうすぐ一周忌。
新事務所のオープンは母の誕生日にしました。これぐらいしとかなきゃ、思い出すことないからね。
生まれ育ちのことで気づくこと、思い出すことがあればいつもクドクドと書き連ねますが、これにはちゃんと意味がありましてね。
育つ過程において、自分では選びようもないことで、いかに人は捻れるか、拗れるかというこということの具体例をお伝えしているつもりなのです。
あなたが拗れ(こじれ)ちゃっても、捻れ(よじれ)ちゃってても、それはあなたのせいじゃないよ、ということで。
あなたは悪くない。
丶(・ω・`) ヨシヨシ