人身御供

みなさんご存知のように(知らんか)私はKindleのアンリミでコンビニ漫画を日に10冊は読んでます。いわゆるレディースコミック、数ページに1回は必ず交接シーンがあるという金太郎飴状態ですが、何つかこれが人生の縮図みたいな感じでしてね。読売新聞人生案内も真っ青、みたいな。

昨日も半分寝ながら適当に読んでたんですが、眠気が吹っ飛ぶような作品がありまして。

うちは昔、父と祖母が家族を支配していた。
でも今は、兄が家族を支配している――。
妊娠がきっかけで、猛烈な反対を受けながらも格差婚をした父と母。
案の定、結婚生活は祖母によるいびりの日々だった。
子どもが生まれると、さらにその生活に変化が起きて――!?
これは普通なの!?
「言いなり」で暮らす、ゆがんだ家族の関係を描いたコミックエッセイ!

↑というあらすじなんですが、読んでてコネクトロンにお越しくださった数名の方のお顔が思い浮かびました。

おんなじやん、おんなじ人身御供やん、と。

人身御供とは?説明しよう!

家族から切り離されて他世帯のご機嫌伺いのために差し出される役割をいいます。

夫の自堕落が許せないのはなぜ?

↑こちらのように、兄弟姉妹が増えたが故にお母さんの負担を減らすため預けられるという例もあります

時代劇なんかで政略結婚とかありますやん、権力者のもとに嫁に差し出される娘、そんな感じ。

差し出される先は祖父母宅であることが多いです。

おじいちゃん、おばあちゃんのご機嫌取りに孫が差し出されるのです。

するとどうなるか。

例えばこの漫画では家族構成は父、母、兄、主人公の4人です。

しかし主人公だけが祖母から「ウチにおいで」と連れて行かれるのです。

ひとり、切り離されます。残りの3人が共有しているものからハミゴです。

もちろん寂しいし、それが常態化すると「お前なんかばあちゃんちに行っとけ!」となるのです。自分の家に居場所がなくなるのです。

なぜ自分だけ?という疎外感から、私なんか要らない子なんだ、となります。

分断は平和を乱します。

小さい頃の記憶で、祖父母宅にいたことが多かったという方はありませんか?

なぜあなたは父母や兄弟という家族のもとではなく、祖父母のもとにしか居場所がなかったのでしょうか。

あなたが祖父母のもとにいることで、他の家族にどんなメリットがあったのでしょう。

そして、あなたにはどんなデメリットが。

そして。

そのデメリットのせいで、現在のあなたにどのような問題が起きているでしょう。

小さい頃、お父さんお母さんよりおじいちゃんおばあちゃんと一緒に居ることが多かったというあなた、それが現在の自分にどのように影響しているか、振り返ってみるといろんなことに気付けるかもですよ。

最後までお読みくださりありがとうございました✨
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