父の変化 心配と嫌悪混在[読売新聞人生案内/20230707分]

主旨)人生案内をネタに好き勝手を書く

20代の無職女性。最近、同居する父の様子がおかしくなり、元々は優しかった父のことを思う気持ちと、嫌だという気持ちが混在しています。

・父は会社でパワハラに遭い、金銭的に余裕があったようで定年までの数年間を休職して乗り切った
・その頃から引きこもりがちだったが、最近はお金に執着したり他人のことをバカにする発言が増えたりしている
・話をすると面倒くさそうな態度か、突っかかる態度をとる
・母もそんな父に悩んでいる
・体力も落ちたようで、少し外出しただけですぐに疲れてしまう

私が持病で大変だった時から現在まで、父はいつも味方でいてくれました。父にはいつまでもこんな生活を続けてほしくありません。ボランティアや習い事をすすめてみましたが、「金にならない、時間の無駄」の一点張りです。どうしたらよいですか。(千葉・C子)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

わー、お父さま、おいたわしや。自分を律するためのタガが外れてしまった状態でしょうか。保つ気力も失われてしまったのかもですね。

信頼を寄せていた人が信頼の根拠になっていた部分を失っていくのを見る辛さ、それが親ならなおさらですね。

お父様の場合、年齢的に憂慮される部分もあるのかもしれません。それは受診によって解決できるかも。

周囲の方はもとより、お父さま自身がご自身を制御できないことに不安を感じていらっしゃることでしょう。

家族には気を使わなくていいんだ、と安心していただけるといいですね。

今日は易に尋ねてみます。

本卦:地天泰の上爻
天下泰平を維持するために、もっと早く手を打つべきだった

自分の本音を示す裏卦、相手の本音を示す賓卦:天地否
本来つながるべきものが、天と地ぐらいに隔たってしまっている

解決策を示す互卦:雷沢帰妹
己の欲で動かない、情に流されて徒らに制することのないよう

未来を示す之卦:山天大畜の上爻
修養の時期は終わり、蓄えたものがその力を発揮して大きなことを行うことができる

卦を参考にいまぷならこう答える

お父様は戦略をもって定年までを耐え忍ばれた。

強い意志で。

張り詰めたものがたわんでいるところなのではないでしょうか。

文句も罵詈雑言も発したかったことでしょう。理性で押さえていた疑念などがほとばしっているのです。

出させてあげましょう。出し切ったら、元のお父さまに戻ってくれることと思います。

弱っている方へのサポートの基本は、求められたものに応えること。お父様の「気が済む」状態までどうかお付き合いしてあげてください。

念のため、医療機関の受診はされておく方がより安心できていいかとは思います。

回答は大野裕(精神科医)さんです。

それでも良くない状態が続く時には、高齢でもあるので、問題がないかを医療機関で調べてもらうようにすすめるとよいと思います。

今度は相談者さんがお父様の味方になる番ですね

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