妹の小説 読者は常に私だけ[読売新聞人生案内/20230910分]

主旨)人生案内をネタに好き勝手を書く

20代の女性。妹のことで相談です。妹は10代の頃から10年以上も趣味で小説を書いています。出来上がるたびに私に読ませます。面倒ではないのですが、いつまでたっても面白くなりません。文章表現に色々とこだわっているようなのですが、一般には読みづらいのではと思っています。

・初めは批評めいたことを言ったり、文章を助言したりしていた
・不機嫌になるのでやめた
・今は無理にいいところを探して褒めている
・私以外に作品を読ませない
・どこかに応募したらというと面倒くさがる
・賞をとりたい気持ちはあるようだ
・長年の読者として面白いものを書いて欲しいと願っている

最近は私のためだけに作品を書き続ける妹をふびんに感じています。この異様なおままごとのようなことがいつまでも続くのでしょうか。(東京・E子)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

これも妹さんからのご相談だったら答えやすいんですけどねえ。

んー、気の利いた回答が思いつかない、サイコロさんに頼ります。

今日は易に尋ねてみます。

・本卦:雷水解の2爻
狩りに出て狐を3匹も得ることができ、放った矢も戻ってくる

・裏卦(自分の本音):風火家人
家族が力を合わせて家を守っていく

・賓卦(相手の本音):水山蹇
有力者の力を借りる

・互卦(解決策):水火既済
すでに出来上がっている、これから得られるものは少ない

・之卦(未来):雷地予の2爻
いつまでもダラダラと楽しんでいない

卦を参考にいまぷ だったらこう答える

馬を水辺に連れていくことはできても水を飲ませることはできない

飼い主は馬に水を飲ませたいです。

飼い主を相談者さん、馬を妹さんとするなら、相談者さんは「面白いものを書いて欲しい」と思ってらっしゃるのですよね。

妹さんがお姉さんに読んでもらうだけで満足されているのなら、何も問題はありません。

相談者さんもそうと割り切ってお付き合いしてあげればいいので。

しかし、相談者さん自身が妹さんの更なる前進を望んでいらっしゃるのだとするなら。

ら。

あれですよ、あれ(どれ。

中川翔子のお父さん、中川勝彦(故人)、美青年でした。お姉さんだったかお母さんがどっかの事務所に写真を送ったそうで。

このように(どの?)本人以外が応募して道が開けたって例は珍しくありません。

妹さんが応募をめんどくさいとおっしゃるなら、相談者さんがそれをしてあげれば?

印刷したものかデータか、妹さんの作品をどのような形態で読まれているのかわかりませんが、それを応募先の形式に合ったものに整えてあげて発送するとこまでしてあげるとか?

嫌と拒まれるやもしれませんが、「いいじゃん、めんどくさいことは私がやってあげるから、一回応募してみようよ、そしてプロに見てもらおうよ、思った以上に褒められたらラッキーだし、厳しい批評が返ってきたらそれはそれで今後に役立つじゃん」とかって。

一歩を踏み出せない妹さんの背中を、軽く押してあげるくらいのことがいいみたいですよ。

回答者は小川仁志(哲学者)さんです。

そうして納得がいけば、おのずと次のステップに進まれるはずです。だからそれまで付き合ってあげたらどうでしょう? 姉として、最初のファンとして、そしておそらく将来の偉大な小説家の育ての親として。

黙って見守るってのが一番難しいことですもんね。どんな美人コンテストも応募した人の中から選ばれるんですから、応募しないことには先に進めないですし、オスシ。

中川勝彦が出てきたので、レコ屋バイトの話でもメルマガに書いちゃおうかな。

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