↓これの続き
1)お局さまにいじめられたのはなぜ?
モタモタして続きを書かずにいると状況に変化が起きるといういつものパターンで。
ミュゼさん、お局さまにいじめられて会社を辞めることに(円形脱毛症になったそうです。
お局さまにいじめられて辞めるということを繰り返しているので、次の転職活動にも不安、そのタイミングでお越しくださいました。
みなさんご存知のように(知らんか)繰り返すことには意味があります。
いえ、ありません(どっちやねん。
治ってないない傷があるということです。その傷に触ってしまうのです。
何が?
傷をつけたものが。
そして痛みを感じることによって、「まだ治ってないやんか」と知らしめてくれるのです。
さて、ミュゼさんの傷とはどんな傷だったのでしょうか。
そしてお局さまはミュゼさんをどのように虐めるのか。
会社に入りました、新人です、わからないことばかりです、お局さまに質問しても教えてくれません。
わからないので自分で考えてやります。
できるようになります。
めでたし、めでたし。
えらいぞ、ミュゼさん!
では、なくて。
転職や異動のたびにこれを繰り返していらっしゃるのです。
そしてもいっこ謎の現象、お局さまの上の上司はミュゼさんに優しいのですよ。
でも、現場で身近にいていつもすぐに頼れる存在ではない。
通常お局さまとは、ほぼほぼ母親のシャドーです。
母親につけられた傷を、目の前のお局さまという存在が触るのです。
ミュゼさん、虐められていたのにお母さまにスルーされるという過去がありました。
わかりやすいです。
助けてくれなかったお母さまの”せい”で、頼れなくなった、ひとりで何とかしなくてはいけないと思ってしまった。
これがミュゼさんのビリーフです。
頼ってはいけないと思っているから、お局さまは頼らせてくれないし、助けてくれないのです。
しかし謎なのが優しい上司。
わからないことは何でも聞いたらいいよ、と言っておきながら、なんでも聞ける環境はミュゼさんに与えられない。
頼っていいの?ダメなの?どっち?
ミュゼさんの中には不安ばかりが溜め込まれます。
この不安こそが、解消すべきものの正体でした。
そして更なる原則、お母さんの裏にはお父さんがいる。
お母さんをそうさせてしまった原因はお父さん。
子どもの訴えに耳を傾けられないくらい、お母さんから余裕を奪ったのはお父さん。
ミュゼさんのお父さん、典型的な○○家の長男でした。
夫や父親になれていなかったのです。
ミュゼさんのお母さまに夫はいなくて、ミュゼさんに父親はいませんでした。
いたのは○○家の長男だけ。
その長男さまの言動が家族を振り回し、不安だけを募らせ、頼ったり甘えたりすることをさせなくなったのです。
甘えたり頼ったりできるようになること、それがミュゼさんの今後の課題です。
いえ、課題ではありません(どっちry。
お局さまの意地悪のおかげで、ミュゼさんは自分でできるようになるというスキルを身につけられました。
いえ、身につけていません(どっちやねん!!!!
ミュゼさんはもともと優秀なんですよ。できちゃうんですよ。でも、たまたま初めての場でどうしたらいいかわかんなかったら、ちょっと滞っちゃうのですよ。
その滞りだってすぐに克服し、おまけに自分が習得したものをご自分よりさらに経験のない方に教え、わからんことがあればミュゼさんに聞けばいい、という評価まで獲得されているのですよ。
ミュゼさんが一番できていなかったことは、頼ることでも甘えることでもなく、ご自分の優秀さを認めることでした。
頼れない、教えてもらえない、という痛みが勝りすぎて、ご自分のできていることに気づけていなかったようです。
いえ、気づけています(しつこいぞ!
ミュゼさんの教え方、わかりやすい!という声はミュゼさんの耳にも入っています。
しかし、「この程度のことで」と打ち消してしまわれます。自分が評価されるような人間であるはずがない、と。
現職を辞めることが社内に知れ渡った途端、ミュゼさんをいかに頼りにしていたかという声が沸き起こったそうです。
そしてやっと、私も人の役に立てていたのかな、と思えたそうです。
認めることができたんだったら、今の会社でもいいじゃないか、となるとこですが、ご自身のエンジンの馬力のほどが正確にわかったなら、きっと物足りない。
頼ること、甘えることもスキルとして取り入れ、それによってさらに仕事の質を上げることができる。
私ってこんなにできてたんだ、と驚く日々が続くことでしょう。
ミュゼさんの新境地が喜びに満ちたものでありますように。