6月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:3138
ナイス数:755
お前の親になったる 被害者と加害者のドキュメント (ShoPro Books)の感想
テレビで著者を知る。映画の公開が近いよう。人は人を憎む自分を責める、許せないと責める。そうお悩みの方の参考になるかと類書を手に取ることが多いのだけど、本書でひとつの結論を得ました。「ごめんなさい」が「ありがとう」に変わると、罪悪感は手放せる。同時に、自分を責めるきっかけになった相手を恨む気持ちも昇華できる、と。修羅の道を歩むと、川の流れで石が丸くなるように、心のイガイガトゲトゲも滑らかになっていくのなら、苦しんだ甲斐があるというもの。
読了日:06月30日 著者:草刈 健太郎
よしよし (講談社の幼児えほん)の感想
仕事のために購入。著者の後書きで、「よしよし」のなんたるかを再認識。やっぱ必要です、「よしよし」。
読了日:06月26日 著者:三浦 太郎
コーダ: きこえない親の通訳を担う子どもたちの感想
ヤングケアラーの最たるものであるコーダ。親のために生きる役割を背負わされたコーダ、その重荷は無意識のうちに自身の生き方に制限をかけてしまっているのでは、と思わされました。逃げ出せないもんね。
読了日:06月26日 著者:中津真美
うろおぼえ一家のパーティーの感想
シリーズ一冊読んで勝手がわかりました。前作は「欲せよ、さらば与えられん」、今回のテーマは「祝福せよ」です。祝福すれば、己も祝福の対象となる。世界はすべて祝福の対象である。なんと尊いことか!!
読了日:06月23日 著者:出口かずみ
やみつき掃除術 市販洗剤4本で感動的に汚れが落ちて家じゅう試したくなる!の感想
市販洗剤4種でいいというところに惹かれ手に取る。メーカーの売らんかなに唆され、つい何種類も手を出してしまうけど、ほんっと最小限でいいのだな。もう一人の人気お掃除人の方より、洗剤も道具も最小限で済んでます。
読了日:06月23日 著者:お掃除職人きよきよ
ギター・マガジン 2024年7月号 (特集:実録 にっぽんブルース史 / 小冊子[にっぽんのブルース名演選&日本ブルース名盤60選]付き)の感想
「実録にっぽんブルース史」って、なんてションベンちびる特集ですか!!私はギリギリでリアルに体験できた世代かと。「ブルース聖地巡礼、ブームの発信地、京都大阪を旅する」、そう、今も関西はブルースどっぷりのお店がたくさん。付録の日本ブルース60選、①関西ブルースの幕開け②関西ブルース/ソウル③関西から東へ波及④関東での隆盛、という構成の的を得た度ときたら。こうやって関西からブルースは広がって行ったのだなあ。
読了日:06月22日 著者:
PHP (ピーエイチピー) 2014年 07月号 [雑誌]の感想
電車に乗る時の暇つぶしに買いました。意外な執筆陣。そしてヤングな投稿者。いったいどういうおウチに育ったら、この若さでこんな雑誌を手に取るのかしら。堤未果さんの父上は、俺が父親だと一切言及するなとおっしゃったそう。親ガチャとまでは言わないけど、育った環境で得るものってあるよねー、といじましいことを。荻上チキさんのテキストを参考にブログを書きました。「○○学を勉強している人が苦手なワケがわかった」 https://connectron.jp/2024/06/psycho/38372/
読了日:06月22日 著者:
BIRDER 2024年 07 月号 [雑誌]の感想
特集:人生を変える鳥の本 ▶︎私の鳥見人生を変えた一冊〜意外なことに絵本の類はほとんど無かった。なんらかの研究に足突っ込んだら鳥に目がいっちゃったってケースが多いよう ▶︎ヒットする本の作り方〜売れっ子鳥類学者の川上和人さんによる執筆のポイント紹介。ほんと、売れっ子だもんな! ▶︎君たちはどう生きるか〜そうか、あれも鳥の映画なのか、だったら見なくては ▶︎鳥の都会暮らし〜ハシボソとハシブトで巣の作り方も違うとは!今度から電柱を見上げながら歩こうっと
読了日:06月22日 著者:
THE BIG ISSUE JAPAN481号の感想
▶︎まちに座る〜神戸でもシャレオツな無料休憩スポットが増えているけど、ちょっと見回すと排除アートがあるのはどういうことですか。特別な場所を作らなくても急な雨に雨宿りできる軒先があるといいな ▶︎探査レポート/ふくしまから〜ともすれば忘れがちなPFOAと処理汚染水の海洋放出、定期的にレポートしてくれるのはありがたい ▶︎決算公告〜販売者が減るのはいいことなのだろうけど、雑誌の売り上げが減って寄付による営業外収益が頼りとなるのは痛し痒し。
読了日:06月22日 著者:ビッグイシュー日本
復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼の感想
面白かった、速攻YouTube登録した。長い年月をかけて、言葉のニュアンスを使い分けた法則が文法となっているということがよくわかった。母国語など、小さい子が習わなくてもできているというのは、言語のシャワーを浴びているからに他ならないと思うのだけど、その辺はあまり拘っていらっしゃらないよう。で、是非ともご紹介したいウチでの事例。喋ってて、どうにもイラつく人がいたんですよ。なんでこんなイライラするのかなと検証してみたら、なんと!その方、尊敬語と謙譲語を全て逆に使われていた。ものの見事に。何を喋っていてもウエ→
読了日:06月21日 著者:堀元見,水野太貴
【コミック】1122(全7巻)の感想
無料で1巻読んだらとまらなくなり続きを課金。セックスレスがきっかけで妻公認の夫の不倫が始まる。顧みられない日々に体を持て余し、妻は女性用風俗に走る。行きつ戻りつし、最後は落ち着くとこに落ち着くのだけど、なんだかねえ感が拭いきれない。気持ちをモヤらせるものに対して、物わかりのいいフリを続けていると、いつか爆発するぞ、という教訓でした。そのため込んだものの行き先を子供にしてるってとこが嫌だったかな。
読了日:06月21日 著者:渡辺ペコ
昭和を生きて来た: 山田太一エッセイ・コレクション (河出文庫 や 32-3)の感想
恐ろしい本だった。令和の今、既得権と無縁の人々の生活を抑圧するものは昭和に芽吹いていたのだ。邪悪な芽は半世紀をかけてスクスクと育っていたのだ。食べ物を残せない世代、戦争はもちろん不幸なことだけど、戦争の記憶が薄れるにつれて、半世紀をかけてタガが外れてしまったのだなあ。タガって何?とならないうちに、タガを知ってる世代はたとえ嫌がられてもタガの存在を訴えて行かなくてはならない。「小さな体験から大げさなことを言うようだが」人々の小さな体験にこそ、忘れてはならないものがあると思わされた。岸辺のアルバムの取材時の→
読了日:06月17日 著者:山田 太一
ふくのかみになったびんぼうがみ はじめてであう名作絵本の感想
アンリミで。生まれより育ち。いくらでも変われる。
読了日:06月12日 著者:千世 繭子
パンとバラ: ローザとジェイクの物語の感想
大昔のイギリスも同じで、産業革命というのは生きた人間を踏みつけにするものなのだな。生活を豊かにするためではないのだ。と、まず思う。持てる民、資本家だけがその恩恵を被る、貧しい人を踏み台にして。1911年にアメリカで起きたイタリア移民労働者のストライキという史実を元にしたお話。ネイティブ資本主義の奴隷である子ども世代と、生活にはバラが必要という美意識のある親世代とのギャップ、親はバラを求めてストライキに走る。まずはパン、そしてバラ、ではなく、パンとバラを求める気概が社会を変えるためには必要。子どもにバラの→
読了日:06月12日 著者:キャサリン パターソン
川のある街
読了日:06月12日 著者:江國 香織
[図解]病気にならない「白湯(さゆ)」健康法
読了日:06月11日 著者:蓮村 誠
とんび (角川文庫 し 29-7)の感想
前回読んで全く刺さらなかった理由がわかった。テーマを読み違えていた。これは父子鷹の物語などではなく、贖罪と救済がテーマだったのです。ということをブログに書きました。「とんび〜あなたは悪くない」https://connectron.jp/2024/06/yoshiyoshi/38217/
読了日:06月11日 著者:重松 清
奈良 鹿ものがたり (はじめてのノンフィクションシリーズ)の感想
奈良の鹿が野生動物かといわれると正直微妙。人間の手出しが一切なかったら、奈良の街ではやっていけないだろう。奈良に囲い込むための最小限の関与。奈良の街に鹿は有機システムの一部となって組み込まれている。有名な鹿のフン、なんとフンコロガシが分解してるんだって!!街に組み込まれた、街と共に生きている聖獣、無神経な観光客に傷付けられませんように。
読了日:06月10日 著者:中村 文人
うろおぼえ一家のおかいものの感想
読友さんのおすすめ。これ、ヤヴァイ。覚えてるはずのことも、え、これでよかったっけ?となっちゃう。せっかくつながったシナプスをブチブチ切断されちゃう感じ。すべて「ま、ええか」に落とし込まれてしまいそう!!
読了日:06月10日 著者:出口かずみ
季刊[ビィ]Be!155号の感想
ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)発行の機関誌。アルコールはもちろんだけど、ギャンブルその他の依存症についても当事者/専門家の知見が豊富。これはなかなかのオススメです。
読了日:06月10日 著者:
THE BIG ISSUE JAPAN480号の感想
事務所のテーブルの上に置いてると誰もが「このカッコいい人だれ?」と手に取るのが表紙の田中泯さん。「言葉にしてしまうと身体の感じる力が抑制される」「体で感じられると正直に感情を語ることができる」、言葉と体、両方必要。/あなたのそばの植物パワー、ベランダ菜園のようにベランダ漢方薬もできたりして。/ディープフェイクを牽引しているのもちろんAI技術。手放しでありがたがったツケがついにやってきた。/ちゃわんやのはなし〜薩摩焼がこんなものとは全然知らんかったよ(恥)。「民族というものは些末なもので、文化の共有固体に→
読了日:06月10日 著者:ビッグイシュー日本
CREA 2024年夏号(「猫のいる毎日は。」)の感想
コネクトロンを掲載していただいております。見かけたら手にとってみていただけると喜びます。
読了日:06月09日 著者:
教室のゴルディロックスゾーン
読了日:06月08日 著者:こざわ たまこ
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